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HTCはE3で発表されなかった大型VRタイトルの情報を握っている

2017/06/20 18:06

HTCのVR部門ゼネラルマネージャー、Daniel O'Brienが2017年に発表されるVRの大型タイトルがまだ残っているという発言をしている。Vive対応のVRタイトルはE3で発表されたFallout 4 VRやDoom VFRがあるが、それだけではないようだ。

複数のVRタイトルを発表したベセスダ

2017年にはまだ残された大型タイトルがある?

かねてからVRデバイスの普及を妨げる理由の一つになっている言われてきた、VRコンテンツの不足。

消費者向けのVRデバイスが発売されたばかりの頃は、非常に小粒なコンテンツが多かった。最近でも、大型タイトル・人気シリーズのVR作品が少ないことがVRがゲームの世界に革命を起こせない理由の一つとして挙げられている

もちろんコンテンツの不足だけがVR普及への逆風というわけではなく、VRデバイスの価格や気分が悪くなりやすいユーザの存在も指摘されている。だが、ハードごと購入したくなるような人気タイトルがあればVRデバイスがゲーマーにより広く浸透するのは間違いない。

HTCの話からすると、E3でも出展されていない秘密の大型タイトルが2017年中に発表されるようだ。

VR対応大型タイトルの展示

Fallout 4

先週開催されたE3 2017では、複数の人気タイトルにVRバージョンが登場することが発表された。また、開発が進められている期待のタイトルも会場に出展されていた。

ベセスダ・ソフトワークス作品

以前から情報が出ていたタイトルもあるが、ベセスダ・ソフトワークスが発表した『Fallout 4 VR』、『Doom VFR』、そして『Skyrim VR』はいずれも非VR版で大ヒットしたタイトルのVR対応版だ。

各タイトルを遊んだことがあり、VR版が登場したらそちらも購入しようと考えているゲーマーは多いのではないだろうか。

いずれも、発売は今年中だ。Fallout 4は10月、スカイリムは11月、Doomは今年中と予告されている。

完全新規タイトルではない分、ある程度以上のヒットが約束された作品たちと言えそうだ。あとは、残された時間でどれだけVRに最適化できるかがポイントとなるだろう。

家庭用VRシューターを変えるかもしれない作品

E3よりも少し前に発売されたPSVRのシューターが『Farpoint』だ。

日本では6月22日に発売予定となっているこの作品だが、既に発売されたイギリスではその週の小売店におけるゲーム売上チャートにランクインした。しかも、VRゲームとしては過去最高の2位に入っている。

このFarpointは、DLCがE3に出展されていた。DLCにはチャレンジモードやCo-opモードの追加ステージが含まれ、本編収録コンテンツとは異なるエリアで戦うことができるようだ。

Farpointには、ベセスダの各作品のように過去にヒットした実績があるわけではない。デベロッパーのImpulse Gearにとっても、Farpointが初めての作品だ。

しかし、Farpointには特別な武器がある。PSVR用の新アクセサリ「シューティングコントローラー」だ。

従来ならばロケーションVRの施設でしか体験できなかったようなシューティングスタイルを実現し、PSVRを代表するコンテンツになるだけのポテンシャルを持った作品である。

PS4の限界に挑むレーシングゲームの最新作

PSVRを使ったプレイでは、遊べるモードや選べるコースに制限があることが判明した『グランツーリスモSPORT』。

VRでのプレイを考えるプレイヤーには残念だが、その原因は高すぎるレンダリングの負荷にある。VR映像のレンダリングは負荷が高いため、ただでさえ高画質がウリのこの作品をそのままVR化するとPS4本体が持つ処理能力の限界を超えてしまうようだ。

ゲームとして考えれば、遊べるモードが多いに越したことはない。だが、PS4の限界を超えるほどのハイクオリティなVR映像には興味をそそられる。

まだ終わりではない?

HTCのVR部門ゼネラルマネージャー

先週のE3 2017で、HTCのVR部門におけるゼネラルマネージャー、Daniel O'BrienがRoad To VRに対してVRにおける大型ゲームタイトルについて語っている。

HTCのViveは、ベセスダのFallout 4 VRとDoom VFRを遊べることが発表されたヘッドセットだ。

Doom VFRはPSVRでのプレイも可能と発表されているが、Fallout 4はViveのみが対応ヘッドセットとして挙げられている。このタイトルはViveの売れ行きを後押しするかもしれない。

O'Brienは確かなタイトルを出さなかったが、今年中に他にもViveで動作する大型タイトルが発表されるようだ。

「我々が持っている情報からすると、この発表は今年最後の大型タイトルではありません」

とO'Brienは語っている。

『Star Wars バトルフロント II』の可能性

全く新しいタイトルが登場することもあり得るが、Road To VRではVRへの対応が期待できるタイトルとして『Star Wars バトルフロント II』を挙げている。

11月の発売が予定されているこの作品がVRに対応するという公式の発表は無く、対応プラットフォームもPC、PS4、Xbox Oneとしか表記されていない。

しかし、デベロッパーが作成したPSVR用の『Battlefront VR Mission』の存在やCTOのツイートから、VRコンテンツがあるのではないかと言われている。E3では不思議なことにこの作品の情報が全く出なかった。

Battlefront VR MissionはPSVR専用コンテンツだったが、バトルフロント IIではHTC Viveへの対応が発表されてもおかしくない。

 

いくつかの大型タイトルがE3で発表されたが、O'Brienの発言からするとまだHTCにとっての秘密兵器が残っているようだ。そのタイトルは情報の欠けているバトルフロント IIなのかもしれないし、全く別のタイトルかもしれない。

1本ではなく、複数のタイトルが控えていることも十分考えられる。Viveユーザにとっては、年末に向けた楽しみが増えたと言えるだろう。

 

参照元サイト名:Road To VR
URL:http://www.roadtovr.com/htc-teases-aaa-vr-content-way/

参照元サイト名:Star Wars バトルフロント II
URL:https://www.ea.com/ja-jp/games/starwars/battlefront/battlefront-2

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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