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HTCがイギリスでViveの分割払いプランを開始

2017/05/18 16:42

    HTC Vive

    HTC Vive

    PCベースのハイエンドVRヘッドセットは、現在販売されているVRヘッドセットの中でも特にクオリティの高いVR体験をもたらしてくれるデバイスだ。

    HTC Viveは解像度やリフレッシュレートが高く、ハンドトラッキングが可能なワンドコントローラーのおかげで非常に没入感が高い。標準でルームスケールVRに対応しているのも長所となっている。

    さらに、最近ではTPCastのワイヤレスアダプタ7invensunのアイトラッキングモジュールなども発表されている。こうしたアクセサリを組み合わせて使える高い拡張性もViveの強みだ。

    反面、本体の価格はハイエンドヘッドセットの中でも高い。動作させるためにはある程度の映像処理性能を持ったパソコンも必要になるため、導入コストの高さが難点となっている。

    HTCの努力

    vive-2017

    こうした問題を解決するために、HTCはViveのイニシャルコスト・ランニングコストを下げる様々な試みを行ってきた。

    セール・セット販売

    最もストレートな方法は、Vive本体の値引きやVRソフトウェアのバンドルだ。

    セールはそのまま購入のハードルを下げることに繋がるし、VRソフトウェアをバンドルすることでもそれに近い効果が得られる。Viveを購入したユーザはVRコンテンツも購入するので、ソフト分を値引きしてもらったのと同様だからだ。

    HTCのライバルとなるOculusは、今年に入ってOculus Riftのヘッドセット本体とOculus Touchハンドトラッキングコントローラーをそれぞれ100ドルずつ値下げしている。HTCはこれに対抗するViveの値下げを行っていないが、ホリデーシーズンに期間限定の割引やVRゲームが付属するバンドルパックは用意していた。

    また、期間限定・地域限定ながらVRアプリケーションのレンダリングに適した高性能なGPUとのお得なセットなども提供している。

    動作要件の緩和

    ハイスペックなゲーム用PCを持っているゲーマーでなければ、Viveを動作させるためには新しくPCを用意するかGPUを強化することになるだろう。その場合には、Vive本体の価格だけでなくPC本体やパーツの値段もVRへの初期投資に含まれることになる。

    HTCはソフトウェア面の改善によって、Viveを動作させられるPCの要件を下げ続けている。処理能力に劣るマシンでも、ソフト側の工夫によって悪くない品質のVR映像を実現できる。

    サブスクリプションプランの提供

    HTCがVRコンテンツの世界に持ち込んだのがサブスクリプションプランだ。HTCのコンテンツマーケットであるViveportでは、月額料金で複数のアプリを利用できるサブスクリプションプランを提供している。

    このプランでは、月に800円で5本のVR作品を選んで利用できる。一度に利用できるのは5タイトルだけだが、翌月には別の5本を選べるので気軽に多くのタイトルを試すことができる。

    普通に購入すると1,000円以上するようなタイトルも対象となっている(サービス開始の初月に最も人気だった『Everest VR』は1,480円)。このプランを上手く利用すれば、コンテンツへの毎月の課金額を圧縮できるだろう。

    Viveファイナンシングプラン

    viveimage

    HTCが行ってきた上記のような試みは、ユーザが支払う金額を下げることで導入してもらいやすくすることを狙ったものだ。だが、今回HTCの開始するファイナンシングプランは少し違う。

    イギリスへの上陸

    これまでにも、アメリカの顧客向けにはViveを分割払いで購入できるプランが用意されていた。アメリカ向けには、最長24回払いのプランが用意されている。また、期間や支払金額は違うが中国のユーザも分割払いが利用可能だ。

    一方で、イギリスのユーザはこれまで分割払いでViveを購入することができなかった。ファイナンシングプランが利用できるようになることで、「Viveがほしいが759ポンドを一括払いできない」というユーザでもViveを購入できるようになる。

    ただし、金利手数料はユーザ負担だ。公式サイトに掲載されている2年払いの場合、24ヶ月間は34.84ポンド(約5,000円)を支払い続けなければならない。支払総額は830ポンド(12万円)を超え、一括払い時に比べると1万円以上高くなってしまう。

    合計の支払額は大きいが、今すぐVRヘッドセットを購入したいというユーザがViveを選ぶ理由の一つにはなるかもしれない。

     

    このファイナンシングプランは、Shawbrook Bank LimitedとDivido Financial Servicesによって提供されている。HTCがあえてイギリスの消費者に分割払いを提供しない理由はないため、パートナーの選定や調整によってプランの開始がこの時期になったのだろう。

    このプランによって、イギリスのViveユーザは増えるのだろうか。

     

    参照元サイト名:Tech Radar
    URL:http://www.techradar.com/news/htc-vive-just-got-more-affordable-but-theres-a-catch

    参照元サイト名:Vive(イギリス)
    URL:https://www.vive.com/uk/financing/


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