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ファーウェイが開発するVRヘッドセットのリリースが近い?

ファーウェイのVRリモコン

ファーウェイのVRリモコン

今年の1月、Googleがブログで発表したファーウェイ(Huawei)の手がけるDaydreamヘッドセット。現在販売されているDaydreamプラットフォームのVRヘッドセットはGoogleオリジナルのDaydream Viewだけなので、ファーウェイが開発するこのヘッドセットが初めてのサードパーティによるDaydreamプラットフォーム用ヘッドセットとなる。

ファーウェイ製Daydream Viewに関する続報がない状態が続いていたが、アメリカではこのVRヘッドセットの発売が近づいているのかもしれない。

ファーウェイ製VRヘッドセット

1月に発表されたHuawei VR

1月に発表されたHuawei VR

昨年12月にGoogleが発売したオリジナルのDaydream Viewに続き、今年1月に発表されたファーウェイ製のDaydream対応VRヘッドセット「Huawei VR」。対応プラットフォームがDaydreamであることから機能面ではほぼDaydream Viewと同じだと思われるが、異なる点もある。

デザインの変更

3色展開されるDaydream View

3色展開されるDaydream View

Google Daydream Viewの特徴となっているのが、他のVRヘッドセットとは異なるファブリックなデザインだ。本体には柔らかさが感じられるファブリック素材が使われており、メジャーなVRヘッドセットの中では安価な存在でありながらチープさを感じさせないデザインとなっている。

布が使われていることから、温かみのあるカラーが展開されていることも特徴だ。

対して、Huawei VRは全体がプラスチック、ベルト部分は革または皮革風の素材でまとめられている。本体カラーも相まって清潔感のある印象だ。デザインについては好みもあるが、どちらもハイエンドVRヘッドセットと比べると手に取りやすい外観になっていると言えるだろう。

確認されたリモコン

Daydream View(右)とHuawei VR(左)のリモコン

Daydream View(右)とHuawei VR(左)のリモコン

Huawei VRとDaydream Viewに共通する要素としては、リモコンを備えていることが挙げられる。Daydream Viewは2016年の登場時からリモコンを備えており、サムスンのGear VRも数ヶ月遅れて2017年モデルで本体から独立したワイヤレスリモコンを採用した。

トリガーが存在

発表から11ヶ月が経った今になってHuawei VRの発売が近いとされている理由は、FCC(アメリカ連邦通信委員会)の文書にファーウェイのVRリモコンが掲載されたためだ。

この文書に記載されたコントローラーの形状はGoogle Daydream Viewのものとよく似ているが、異なる点もある。ファーウェイのリモコンには、Daydream Viewのリモコンに存在しないトリガーボタンが搭載されているのだ。

トリガーを使って音量を調整したり、VR体験中の着信に応答・拒否したりすることができるという。また、ホームボタンと合わせて使うことでVR体験中にスクリーンショットを保存することもできる。

発売時期

Huawei VRリモコン下部

リモコンの下部にはトリガーが見える

Huawei VRの発売時期やその他の情報は発表されておらず、FCCの文書で確認できる内容が現在の全てだ。ここに情報が出てきたことから発売は近いのではないかと思われるが、海外メディアDigital Trendsは2017年中に発売される可能性は低いとしている。

12月に入っても公式の発表が行われていないことがそう推測する理由だ。11月後半から12月にかけて、最もVRヘッドセットが売れる。もし発売が間に合うならば、この時期までに十分なプロモーションを行ってから市場に投入する可能性が高い。

ファーウェイがVRヘッドセットに関する発表を行っていないため、12月の発売はなく来年以降の発売になると考えられている。

Daydream Viewと並ぶ選択肢に?

モバイルVRプラットフォームの二大巨頭と言えば、Gear VRとDaydreamだ。

Gear VRはサムスンのGalaxyスマートフォンでのみ利用できるプラットフォームだが、DaydreamはGoogle Pixelだけでなく他社のスマートフォンでも対応するものがある。しかし、専用のVRヘッドセットはGoogleオリジナルのDaydream Viewしか存在していなかった。

Huawei VRがこのプラットフォームに対応するのであれば、さらにDaydreamを利用可能なデバイスの組み合わせが広がることになる。価格やデザインの好みなどでDaydream ViewではなくHuawei VRを選ぶという消費者も出てきそうだ。

また、ファーウェイがサムスンのように自社スマートフォン購入者に対してHuawei VRを提供するキャンペーンを行うかもしれない。

 

参照元サイト:Digital Trends
参照元サイト:Road To VR
参照元サイト:FCC

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ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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