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Kopinの超軽量4K「Elf VR」ヘッドセットがCESイノベーションアワードを獲得

超軽量かつ4K解像度のElf VR
超軽量かつ4K解像度のElf VR

超軽量かつ4K解像度のElf VR

アメリカのテクノロジー企業Kopinが今年デザインを発表したElf VRは、4K(片目2K×2)の高解像度と120Hzの高いリフレッシュレートを実現するVRヘッドセットだ。加えて、ヘッドセット本体が小型・軽量化されており、本体重量は約220gだという。

Kopinは、2018年に発売予定とされているElf VRのリファレンスデザインがCESのイノベーションアワードを獲得したと発表した。

イノベーションアワードの効果

KopinのElf VR

Kopinの創業者でCEOでもあるJohn C.C. Fanは、このイノベーションアワードに選ばれたことが彼らのElf VR開発に向けた努力を後押しするものだと考えている。

同社はゲームや映画、あるいはプロフェッショナル向けアプリケーションといった用途に利用できる小さくて軽い次世代VRヘッドセットの開発を進めており、CESでの受賞はその努力が認められたものと言えそうだ。

Kopinの計画では2018年にElf VRを発売し、2019年までに500万台の製造が可能だと予測しているという。Elf VRに使用される2KのLightningディスプレイよりも高解像度な3K、4Kディスプレイを開発する計画もあるらしく、高性能なVRヘッドセットとしては販売台数の多いPSVRでも200万台しか売れていない現状を考えると随分大胆な製造計画となっている。

今回の受賞によって業界での注目度が高まることで投資を行うパートナーが見つかるなど、彼らの急進的な生産拡大プランを助けることになるかもしれない。

高性能VRヘッドセット

Elf VR小型化の鍵となるディスプレイ

高解像度

Elf VRの特徴は、片目2K(両目で4K)という高解像度のディスプレイを備える点だ。8Kなどのより高解像度なディスプレイを搭載したVRヘッドセットの開発も進められているが、Elf VRの4KでもHTC ViveやOculus Riftといった現在主流となっているVRヘッドセットに比べると画素数が3倍以上になっている。映像細部の美しさが向上し、ピクセルの境目が狭くなることでスクリーンドア効果も気にならないものになるはずだ。

さらに、リフレッシュレートも120Hzで一般的なVRヘッドセットよりも上だ。90HzのVive/Riftに比べて約1.3倍となっており、動きの激しいシーンの滑らかさも増していると思われる。

小型化

Elf VRに高解像度のVR映像をもたらすLightningディスプレイは、本体の小型化・軽量化にも貢献している。Elf VRの本体重量は約300gとされており、これは現在主流となっているVRヘッドセットの半分程度の重量だ。

ディスプレイの小型化に成功したことで光学部品全体を小さくすることができ、本体の大きさ・重さを削減することに繋がった。

製品版の詳細

Pimaxのような低価格を実現できるか?

Pimaxのような低価格を実現できるか?

解像度や重量については、2017年の初めにKopinがElf VRを発表したときのものだ。2018年に発売予定とされているが、発売時期が2018年のいつになるのか、また価格がどの程度になるのかは不明なままとなっている。

こうした詳細は、2018年1月9日から開催されるCES 2018での発表を待つことになりそうだ。CES 2018では、Elf VRのデモが行われることが決まっている。

Pimax 4K

Elf VRの4Kに並ぶ解像度を実現しているVRヘッドセットとしては、2016年に発売された世界初の4K解像度VRを謳うPimax 4Kがある。約4万円と他社のVRヘッドセット(値下げ前なのでHTC Viveが13万円、Oculus Riftでも7万円だった)に比べて安価なデバイスだった。

Elf VRはPimax 4Kから1年以上遅れての4K達成となるが、本体が大幅に小型化されている点がその強みだ。未発表となっている価格次第では、ViveやRiftの代替となる選択肢に入ってくるかもしれない。

高解像度VRヘッドセットの戦い

現時点ではハイエンドVRヘッドセットとされているHTC Viveでも、解像度は2160×1200だ。2016年の末から2017年にかけて、Kopin Elf VRやPimax 4Kなどこうしたデバイスを大きく超えるスペックを持つVRヘッドセットが登場してきている。2018年には、8K解像度のPimax 8Kも発売される予定だ。

VRヘッドセットというカテゴリそのものが新しいので、製品のサイクルがどのくらいになるかが分かっていない。もしスマートフォンのように1年~2年周期での買い替えが一般的となれば、2018年にはViveやRiftを発売直後に購入したVRユーザが初めての買い替えを経験することになる。

既にハイエンドデバイスでのVRを体験している彼らが新たに購入するのは、より高品質なVRを提供してくれる製品になるだろう。2018年には、4Kあるいはそれ以上の解像度を持つVRヘッドセットが市場の中心となっていくのかもしれない。

 

参照元サイト:YiVian

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