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ハリー・ポッターに登場する魔法界の写真を実現するARプリンターがAndroidに対応

2017/05/22 12:16

LifeprintがAndroidスマートフォン用のアプリをリリースし、フォトプリンターをAndroidにも対応させた。これでiOSだけでなくAndroid環境からもARアプリを通して「動く写真」Hyperphotoを印刷できる。

Lifeprint

一見すると何の変哲もないモバイルプリンターにしか見えない

最近では、写真を撮るのにカメラではなくスマートフォンを使う人も多くなった。昔は写真を撮影しても現像するまで何が写っているか分からなかったが、今では撮影直後にディスプレイで中身を確認できる。しかもデータならば場所を取らず、整理しなくても検索機能を使うことができる。

撮影した写真をわざわざ紙に印刷しないで、データとして保存しておくのも写真の楽しみ方の一つだ。だが、印刷した写真を写真立てに入れて飾ったり、アルバムに整理するのも楽しいものだ。

紙に印刷できるのは静止画だけだが、Lifeprintのフォトプリンターを使えば動画をアルバムに整理することすら可能になる。

動く写真の実現

魔法界の写真

近未来を舞台としたSF映画によく登場する小道具では、小型端末の画面に動画や写真が表示される。スマートフォンやタブレット端末の登場によってこれは現実となった。

さらにハイテクな世界を描いた作品では、ホログラムが使われることもある。何もない空間に立体動画が表示されるホログラムは現在の科学技術を持ってしても難しいが、それでも研究は進められている。小型化も進んでおり、そう遠くない未来にはスマートフォンサイズの端末でホログラムが表示できるようになるかもしれない。

ご都合主義も多いとはいえ、科学技術ベースとするSF作品の未来はいつか実現できそうな気がする。だが、ファンタジーに出てくる魔法さえも実現させようと考える開発者がいる。

Lifeprintの写真プリントが目指しているのは、『ハリー・ポッター』シリーズに登場する動く写真だ。ハリー・ポッターでは、魔法使いたちが読む新聞や本に掲載されている絵や写真が当然のように動いている。

あちらの世界の写真は一瞬だけではなく、その前後も切り取ることができるようだ。現実に起きた動画をそのまま印刷しているわけではないと思わせる描写もあるが、とにかく静止画ではない。

Augmented Reality Hypershot

Lifeprintの開発したAugmented Reality Hypershotは、この魔法界の写真のように動く写真だ。

もちろん魔法で作られているわけではないので、紙に印刷された写真は動かない。しかし、ARアプリを通してみると普通の写真にしか見えないそれが動き始める。

この特別な写真には、最大15秒の長さを持つ動画を埋め込むことが可能だという。特別なバーコードの代わりに写真を通して動画を呼び出すことができるのがAugmented Reality Hypershotだ。

ARアプリを通した視点では、印刷された写真が動画の「フレーム」となる。その写真がある場所に動画が表示されるので、まさに写真が動いているとしか表現できないシーンが実現する。

デジタルフォトフレームやディスプレイを使う場合と異なり、もの自体は普通の写真と変わらないのが特徴だ。

Lifeprintフォトプリンター

Lifeprintのフォトプリンターは、一見するとスマートフォンと連動する一般的なモバイルプリンターにしか見えない。実際にこのプリンターはAndroid OS(4.2 Jelly Beanかそれよりも新しいバージョン)を搭載したスマートフォンと互換性があり、Bluetooth接続で使用できるがそれだけではない。

Lifeprintの開発したAR写真Hyperphotoを印刷するためのこのプリンターを使えば、スマートフォンの中に保存した動画やSNS上に掲載されている動画を埋め込んだ特別な写真をプリントできる。

SNSでは現在Facebook、Instagram、Twitter、Vineに対応しており、これらのSNS上の動画や画像を埋め込むことが可能だ。印刷する写真は動画のワンシーンを切り取ったものを使うか、好みの画像を自由に設定することもできる。

Androidスマートフォン用のLifeprintアプリで作成したHyperphotoは、専用のフォトプリンターで印刷するとそのまま飾ったり、シールになっていることを活かして好きな場所に貼り付けたりといった利用法が可能だ。作成したHpyerphotoのデータをそのままシェアすることもできる。

写真の印刷には専用の用紙を使う。ZINK Zero Ink Printing技術を使っているため、インク切れの心配はない。

プリンター本体は18,792円、専用用紙は2,916円(30枚セット時)で日本向けにも販売されている。公式サイトの他、Amazonなどでも取扱がある。

iOSには以前から対応しているため、iOSのユーザもiPhoneやiPadから同じプリンターを利用できる。

 

参照元サイト名:Android Headlines
URL:https://www.androidheadlines.com/2017/05/lifeprint-augmented-reality-printer-service-hits-android.html

参照元サイト名:Lifeprint
URL:http://lifeprintphotos.jp/

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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