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【2020最新】Magic Leap Oneまとめ!最新MRデバイスの特徴から価格、購入方法などあらゆる情報を紹介!

2020/04/12 18:00

MRを体験できる新しいデバイスとして注目を集めている「Magic Leap One」。

これまでは日本国内で販売されていないこともあり、

「名前は知ってるけどどんなものかはよく知らない」

という声もあがっていました。

しかし、2020年3月にNTTドコモがMagic Leap Oneの日本国内での販売を開始することを発表しました。

そこで、今回はMagic Leap Oneの特徴やどんなことができるのかなどまとめてみました。

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Magic Leap1の特徴 Magic Leap1で出来ること



Magic Leap Oneとは?

「Magic Leap One」は、ARやMRに特化した米国のスタートアップ企業Magic Leap社が開発したMRヘッドセットです。

現実の風景にホログラフィックイメージを配置し、現実世界とバーチャル世界が融合した空間を体験することができます。

カメラで認識した周囲の環境に、CGで表現したキャラクターなどのデジタルオブジェクトや、PCのホーム画面を重ねて表示することが可能です。

少し大げさなスマートグラスのような外見ですが、MRヘッドセットとして有名なMicrosoftのHoloLens2と同様に、一つのPCとなっています。

HoloLens2と大きく違うのはディスプレイ部分とPC部分が分離され、有線ケーブルで接続されていることです。

開発元のMagic Leap社はスタートアップとしては異例の注目を集め、Googleやアリババ、日本国内だとNTTドコモといった各国の大手企業から多額の資金を調達しています。

このように、2017年に登場しいて以来、Magic Leap Oneは世界各国のxR業界で大きな注目を集めているデバイスの一つです。

他のXRゴーグルとどう違う?Magic Leap Oneの特徴

Magic Leap Oneには、

・シームレスなMR体験を可能にする独自技術のディスプレイ

・ストレスなく装着できるメガネ型ヘッドセット

・自由な操作性のコントローラーが標準搭載

・空間コンピューティングに最適化された独自OS

という4つの特徴があります。

それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。

特徴1:シームレスなMR体験を可能にする独自技術のディスプレイ

シームレスなMR体験を可能にする独自技術のディスプレイ

Magic Leap Oneには独自開発の「デジタルライトフィールド」と呼ばれるディスプレイが採用されています。

このディスプレイは

・130万画素の高精細

・表示色は1,680万以上

という長時間利用していても目が疲れにくい高画質が特徴です。

また、ヘッドセットに搭載されたカメラセンサーによって細かくトラッキングされた空間に、ゲーミングレベルの高品質なCGオブジェクトを配置することができます。

ユーザーの現在位置を正確にトラッキングすることでブレなくCGオブジェクトを配置し、自然光の環境とバーチャルなビジョンがシームレスに融合するMR体験ができるようになります。

さらに、これらに加えて50度の視野角によって、デスクの上からサッカーグラウンドの向こう側まで見渡しても、環境に応じたCGオブジェクトをMR表示することが可能です。

特徴2:ストレスなく装着できるメガネ型ヘッドセット

ストレスなく装着できるメガネ型ヘッドセット

「Lightwear」と呼ばれるMagic Leap Oneのディスプレイ部分はメガネ型のヘッドセットとなっています。

MRデバイスのHoloLens2がヘッドルーペをゴツくしたような外観であるのに比べると、Magic Leap Oneはよりメガネに近いスマートな外観です。

そのため、メガネをかけるように着けることができ、自然でストレスを感じることが少ない装着感となっています。

また、重量も316gとHoloLens2(566g)と比べると軽くできているので、長く利用していても疲れにくいのもメリットです。

特徴3:空間コンピューティングに最適化された独自OS

空間コンピューティングに最適化された独自OS

ディスプレイ部分の軽量化とMR演算の高速化を実現するために、Magic Leap OneはディスプレイとPC部分を分離しています。

「Lightpack」と呼ばれる小型PCは、128GBのROM、8GBのRAMと大容量になっているほか、空間コンピューティングに最適化された独自OSを搭載しているのが特徴です。

「Lumin OS」という名前のこのOSでは、快適な空間コンピューティングのために洗練されたユーザーインターフェイスを実現しています。

また、開発者向けツールとしては「Lumin SDK」が搭載されており、

・Unity

・UnrealEngine

といった各種ゲームエンジンにも対応しているとのことです。

特徴4:自由な操作性のコントローラーが標準搭載

もう一つの特徴は、MRデバイスとしては異例のコントローラーを利用することです。

Magic Leap Oneでも他のMRデバイスと同様にハンドトラッキングを使うこともできますが、ハンドラッキングは指の動きでの操作が難しいという人がどうしても出てきてしまいます。

そこで、コントローラーを採用することで誰でも自由度の高い操作をすることが可能です。

Magic Leap Oneのコントローラーは前後上下左右の6方向の動きに対応し、親指部分のトラックパッドで滑らかで繊細な操作もできるようになります。

Magic Leap Oneではどんなことが出来る?

Magic Leap Oneではどんなことが出来る?

Magic Leap Oneではコントローラーやハンドトラッキングを利用して、現実空間と融合したバーチャル世界でアクションを起こしたり、操作することが可能です。

・空中に浮かぶスクリーンでスポーツ観戦

・海外にいる同僚と目の前にいるかのように会話

・壁をぶち破って現れるモンスターと戦う

・部屋の中を飛び回る宇宙船を操作

・音楽と同期した映像世界を楽しむ

といったことができます。

また、HoloLens2と比べると、MR体験自体を楽しむこと以上にMRを使ったクリエイティブ活動をするのに適しているのも魅力です。

Magic Leap Oneの対応アプリ

Magic Leap Oneの対応アプリを5つご紹介します。

Project Create

Project Create

「Project Creat」は、Magic Laep Oneを使ったペインティングツールです。

さまざまなCGオブジェクトを作り出せるだけではなく、アニメーションで動かすことも可能です。

Avatar Chat

Avatar Chat

「Avatar Chat」では、自分で作成したアバターを通して、遠く離れた他のユーザーと同じ空間にいるような感覚でコミュニケーションができます。

当初は会話を楽しむという簡単な用途のみに対応していましたが、アップデートを重ね、自分が見ているものをチャット相手と共有するなどビジネス用途でも使えるようになりました。

Dr. Grordbort’s Invaders

Dr. Grordbort’s Invaders

「Dr. Grordbort's Invaders」は、「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」シリーズや「アバター」への協力で知られるゲームスタジオWETAワークショップが制作したMRゲームです。

銃やシールドを駆使して、部屋の壁や床から飛び出してくるロボット軍団を撃破していくガンシューティングとなっています。

大作映画のCG製作を多数手がけるスタジオによる、SF映画のようなロボットとの戦いを全身で体験することができます。

NBA App on Magic Leap

NBA App for Magic Leap

部屋の中に同時に複数のディスプレイを呼び出して、NBAの試合を観戦することができるアプリです。

・ライブ中継

・リプレイシーン

・試合のハイライト

を同時に見ることができます。

選手のスタッツを確認したり、お気に入りの選手だけのプレイを見ることも可能です。

Tónandi

Tónandi

アイスランドのバンドSigur Rosの音楽とインタラクティブに同期した映像を楽しむことができるアプリです。

単に映像を見て楽しむだけでなく、映像に触れながら音楽の世界観に入り込むことができます。



どこで買える?Magic Leapの購入と価格

Magic Leap Oneは2018年に2,299ドル(25万円程度)という価格でアメリカで発売開始されましたが、日本国内での販売が今まではありませんでした。

しかし、Magic Leap社と業務提携しているNTTドコモが、Magic Leap Oneを日本国内でも正規販売することを発表しました。

販売価格は未定ですが、2020年5月以降にドコモオンラインショップおよび全国のドコモ法人営業部門で販売されることが明らかにされています。

また、正式な発売開始を前に全国のドコモショップ120店舗でMagic Leap oneが展示される予定です。

関連記事:NTTドコモがMRヘッドセット「Magic Leap 1」を2020年5月以降に発売

Magic Leapは身売りを検討?

このように魅力的なMRデバイスMagic Leap Oneですが、開発元のMagic Leap社が身売りを検討中という報道が2020年3月にされました。

最初に報じたブルームバーグの報道によると、リリースされたMagic Leap Oneが知名度不足等で販売が振るわず、リストラなども行われたが結局会社売却を検討しているとのことです。

身売り先としてはFacebook、Apple、Google、Johnson&Johnsonの名前が挙がっていたものの話し合いは不調になったと伝えられています。

また、Magic Leap社が希望する身売り額が100億ドル(1兆円以上)という情報もリークされ、他のテック系メディアも続々と同様の報道をするようになりました。

ただし、身売り額のリークに関してはより有利に会社の売却を行うための戦略的なリークと見る向きもあるようです。

報道の真偽はさておき、実際に事業売却となると先進的なMRデバイスのMagic Leap Oneが今後どうなるのか、動向に注目が集まっています。

参考:AR新興企業のMagic Leap、身売りを検討か[CNET Japan]

Magic Leap One概要

Magic Laep Oneのそれぞれのパーツのスペックをまとめました。

Lightwear

Lightwear

・解像度:片目当たり130万画素

・視野角:50度

・リフレッシュレート:120Hz

・表示色:1680万色以上に対応

・オーディオ:3.5mmステレオミニジャック

・重量:316g

Lightpack

Lightpack

・OS:Lumin OS

・RAM:8GB

・ROM:128GB

・CPU:NVIDIA製64ビットコア「Denver 2.0」2基、ARM製64ビットコア「Cortex-A57」4基

・GPU:CUDAコア256基搭載したNVIDIA製GPU「Pascal」

・連続使用:3.5時間

・重量:415g

コントローラー

コントローラー

・ハプティクス:触覚フィードバック機能あり

・トラッキング:6DoF

・連続使用:7.5時間

まとめ

Magic Leap社のMRデバイス「Magic Leap One」。

快適に高品質なMR体験ができるデバイスとして評価は高いものの、これまで日本国内では知名度がありませんでした。

しかし、Magic Leap社と提携しているNTTドコモが5Gサービスの開始とともに、Magic Leap Oneの国内販売を開始することを発表したことから、NTTドコモの5G戦略を担う象徴的なデバイスとして一気に注目を集めています。

もしかすると、日本国内でMagic Leap OneがMRの定番デバイスとして独自の進化を遂げて行くかもしれませんね。

今後の展開が楽しみです。

関連サイト:Magic Leap公式サイト








XRマッチョ


筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。

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