VR Inside

VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア

マイケル・ジャクソンの最新アルバム、CD特典としてARコンテンツが登場

2017/10/03 16:02

世界的ポップスター、マイケル・ジャクソンの最新アルバム「スクリーム」がリリースされた。本アルバムは彼のホラー/サスペンス調のヒット曲をコンパイルしたアルバムで、「スリラー」、「Somebody's Watching Me」、「Ghost」、「Torture」などのヒット曲が収録されている。

また本作ではアルバム付属のポスターを通してARコンテンツを体験することも可能だ。ARコンテンツは音楽配信アプリであるShazamを通して起動できる。

概要

CDの付録ポスターでAR体験が可能

音楽アルバム「スクリーム」はデジタル配信、CDでの発売を行なっている。このCDには特典としてポスターが付属しており、ユーザーはスマートフォンのカメラを通してARコンテンツを体験できる。

本アルバムは12インチのLP版でもリリースされる予定で、同様にARコンテンツに対応している。LP版は10月27日にリリース予定だ。

Shazamアプリを通してAR機能を使用

ARコンテンツを起動する際、ユーザーはShazamアプリを開いて、アルバムのポスターをカメラでスキャンする。するとスマートフォンのカメラを通して、ポスターの中から黒いカラスが飛び出して現実世界に現れる様子がAR表示される。

この時、本アルバムのボーナストラックである楽曲「Blood on the Dance Floor X Dangerous」がかかるという仕組みだ。この楽曲はマイケル・ジャクソンの5つの楽曲をマッシュアップしたもので、ミュージシャンのThe White Pandaが制作したものだ。

複数の企業が開発に参加

このARコンテンツは複数の企業によって開発されたもので、ShazamのほかにSony Records、またEstate for Michael JacksonはVRコンテンツスタジオであるFlight Schoolと協働してコンテンツ開発に参加している。

「Scream」をテーマにしたAR体験は今後も登場

また、「Scream」をテーマにしたAR体験は今後も登場する予定で、Shazamのロゴが印刷されたビルボードやポスターを通して体験することが可能だ。

「Scream」はデジタル配信とCDでの発売が行われており、CD版は日本では10月4日から発売開始となる。

VR/ARが変える音楽の楽しみ方

現在、VRを用いたミュージックビデオは複数の作品がリリースされている。また音楽ライブをバーチャル空間で共有したり、ARを取り入れた音楽配信サービスも開発が行われている。

VR/ARが音楽業界に浸透するにつれて、従来の音楽の楽しみ方を大きく変えるコンテンツやサービスが登場している。今後の発展に注目できる分野だ。

「Chocolate」

VRを用いたミュージックビデオ「Chocolate」は、サイケデリックでポップな世界観が特徴であり、様々なインタラクション要素を盛り込んでいる。そのため、視聴者は楽曲や映像を楽しむだけでなく、作品の世界観とじかに触れ合うことができる。

プレイヤーはカラフルなバーチャル世界に没入することが可能だ。そこは猫が中心の世界で、プレイヤーはロボットとして周りにある様々なものと触れ合うことができる。バーチャル空間内のオブジェクトは音楽に応じて様々に変化し、万華鏡のような世界を体験することができる。

また、VR振動パック「SubPac」にも対応しており、バーチャル体験に振動を加えることもできる。多感覚による深い没入感をともなう音楽体験が可能だ。

バーチャル空間で音楽ライブを共有

TheWaveVRは、音楽ライブをバーチャル空間で他の参加者と共有できるサービスを運営している。参加者はヘッドセットを装着してバーチャル空間でのライブに参加できると共に、他の参加者とコミュニケーションすることもできる。

同社はこれまでに複数回にわたってバーチャル空間でのライブイベントを開催している。バーチャル空間で音楽ライブを共有できることによって手軽にライブに参加することが可能になる。

TheWaveVRはこれまでにない新しい形での音楽の楽しみ方や、友人や知人とともに音楽を体験できるプラットフォームの提供を目指している。

(TheWaveVRは現在テスト段階での運営を行なっており、米国内での使用に限定されている。日本を含めた海外でのサービス展開予定については今のところ未定)

立体音響とARを融合した音楽配信サービス

韓国のベンチャー企業Nationaluxは、ARと3Dサウンドを活用した音楽配信サービスを開発している。

これは同社が開発する3Dサウンド技術とマイクロソフトのARデバイスHoloLensを組み合わせたものだ。同デバイスのカメラを通してアルバムのカバー、QRコード、ポスターや写真など様々な要素から音楽を認識して、自動的にストリーミングする。

本プラットフォームには「Upmixing」という3Dサウンド技術を使用している。これは現行で流通している2チャンネルの楽曲を5.1、もしくは7.1チャンネルで再生することを可能にするものだ。リスナーは聴いているサウンドに方向性や、深さや、ボリュームを感じ取ることが可能になる。

ライブラリには約500万曲の楽曲が用意されており、ユーザーはスマートフォンやプレイヤーを手動で操作することなく、ジェスチャーや音声操作によって自分の好きな音楽を聴くことができる。

参照元:VRScout Michael Jackson’s ‘Scream’ Features an All-New Track—and Augmented Reality


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

最新ニュースを読む