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新型Daydream Viewヘッドセットが登場 装着感が向上、視野角も拡大

2017/10/05 13:59

daydream view

10月5日、グーグルが開催した新製品発表イベントにて、同社の最新型スマートフォンである「Pixel 2」、「Pixel 2 XL」が発表され、話題になっている。本スマートフォンはモバイルAR機能を重視したデバイスであり、同社のARプラットフォームであるARCoreに対応した様々なAndroid対応ARアプリが登場することが予測される。

同時に、グーグルのスマートフォンVRデバイスであるDaydreamのアップデート版が登場した。Daydreamコンテンツを視聴するためのヘッドセット、「Daydream View」は従来のバージョンに比べて機能性、装着性ともに向上し、スマートフォンを用いたVR体験がより高品質なものになる。

概要

従来のバージョンを改良

「Daydream View」の新モデルでは従来のバージョンに比べて様々な改良が加えられた。フレネルレンズを新しく採用することによって映像をより高精細に表示可能になり、また視野角が約10度拡大して100度になった。(HTC Viveの視野角は110度)

新モデルでは装着面においても改善され、取り外し可能なトップ部分のストラップが追加されたほか、顔面に接するクッション部分もアップデート、従来よりも装着感が向上した。

グーグルによると、新型Daydream Viewは子供のような頭部のサイズが小さいユーザーでもきちんと装着できるとのことだ。

3色のカラー展開

Daydream Viewは以前のバージョンにおいても複数のカラー展開がされておりファッション性を持つヘッドセットであったが、新バージョンでも3色のカラー展開を行う。

それぞれFog(薄いグレー)、チャコール(濃いグレー)、朱色がかったピンク色のコーラルの3色から選ぶことが可能だ。

より長時間の使用が可能に

また、Daydreamコンテンツは専用のコントローラーを用いて操作するが、新バージョンのDaydream Viewではコントローラーを使用していない時、ヘッドストラップの後部に収納することが可能になった。

また、スマートフォンを収納する部分にはヒートシンクが搭載され、デバイスの放熱をより効果的に行えるようになった。これによってデバイスのパフォーマンスがピークに達するまでの時間が伸びた。

Daydreamコンテンツを従来よりも長時間、より快適な環境でプレイすることが可能になる。

様々なタイトルをプレイ可能

グーグルによると、2016年にDaydream Viewを最初にリリースした時、プレイできるタイトルは25しかなかったという。しかし現在では250以上のタイトルがプレイ可能とのことだ。

また、同社は今後様々なタイトルをDaydreamに対応させる予定だ。たとえば、Felix & Paul StudiosによるVRコンテンツ「The Confessional」や、IMAX VR映画もPixel 2対応コンテンツとして視聴可能になる予定だ。

Galaxy S8など複数のスマートフォンに対応

Daydreamコンテンツは新型スマートフォンPixelシリーズに対応している他、サムスンのGalaxy S8、S8+、Note 8、Moto Z、Z2などの複数の機種に対応している。

日本で発売されているDaydream対応機種はGalaxy S8シリーズやASUSのZenFone ARなどが挙げられる。対応機種の一覧はGoogele Daydreamの公式サイトから確認できる。

価格、リリース予定

新型Daydream Viewは10月17日に出荷を開始する予定であり、価格は99ドル(約11,000円)。

米国、カナダ、英国、ドイツ、オーストラリア、インド、イタリア、フランス、スペイン、日本、韓国にて発売を予定している。

様々なコンテンツがDaydreamに対応

VRゲーム「Rez Infinite」

PlayStation VR対応ゲーム「Rez Infinite」は世界中で数々のアワードを獲得しているVRゲームの金字塔的タイトルだ。

本作に登場するステージ「Area X」では、精緻なグラフィックと音楽、ゲーム内の効果音が融合することによって深い没入感を伴う世界観を生み出す。

VRゲームのポテンシャルを最大限に発揮する本作は今年8月にPC対応版が発表、つづいてGoogle Daydreamへの対応も予定している。

Daydream版「Rez Infinite」については詳細は未公表だが、Daydreamのスペック上、ゲーム操作はヘッドトラッキングかコントローラー操作によって行うものと考えられる。

参考:「Rez Infinite」PC版に続きGoogle Daydreamにも対応予定

VRアニメーション「So Let Us Melt」

「So Let Us Melt」は1,000万年後の遥か彼方の未来の地球を描くVRアニメーションで、「Custodian 98」というロボットが主人公だ。

Custodian 98には妹と弟がいて、新しい世界を建設する任務に就くという、SFとファンタジーを融合したようなストーリーが特徴だ。

「So Let Us Melt」の開発スタジオによると、本作は「インタラクションが可能なアニメーション映画」とのことで、ユーザーが作品の展開を操作することができる。コントローラー操作によって作品の展開を操作できるようだ。

参考:視聴者がコンテンツを操作できるVRアニメーション「So Let Us Melt」が登場

外国語学習アプリ「MondlyVR」

「MondlyVR」は人気外国語学習アプリ「Mondly」をVRに移植したものだ。「Mondly」はフェイスブックで2017年度アプリ・オブ・ザ・イヤーも獲得しており、2,000万以上ダウンロードされている人気アプリだ。

「MondlyVR」ではリアルでのシチュエーションを使ってバーチャルキャラクターと会話をしながら外国語を学ぶVRアプリで、バーチャル空間で実際に会話しているかのようにバーチャルキャラクターと話しながら外国語を学習する。

また、本アプリではボイスチャットボットやスピーチ認識にVR技術を組み合わせることによって、バーチャルキャラクターとリアルな会話をしながら、楽しみながら言語学習を行うことができる。

参考:VR初!外国語学習アプリ「MondlyVR」がDaydream対応でリリース!

参照元:VRFocus Google’s New Daydream View Launches Later This Year

参照元:UploadVR New Daydream View Significantly Improves Comfort


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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