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Oculusのアップデート1.13でベータ版ソフトウェアを試せるパブリックテストチャンネルが追加

2017/03/24 12:19

    Oculusのセンサー

    Oculusのセンサー

    3月23日、OculusはOculus Riftのソフトウェアアップデートを発表した。最新版のバージョンは1.13となる。

    このバージョンではトラッキングのさらなる改善やいくつかのバグ修正が含まれる他に、新機能の追加も行われる。アップデートでどのような変更があるのかはコミュニティフォーラムのリリースノートで確認可能だ。

    バージョン1.13の更新内容

    oculus-rift-hmd

    新機能

    バージョン1.13で、ユーザはパブリックテストチャンネルに登録できるようになる。登録したユーザはOculus用ソフトウェアのプレスリリースビルド(ベータ版)を利用することができる。

    RiftとTouchのチュートリアルも改善された。Touchについての解説をスキップして利用を開始できるようになる。また、Touchの基本を学ぶための無料コンテンツ『First Contact』にも新しい要素が追加される。同時にいくつかの小さなバグも修正された。

    バグフィックス

    ・VR空間における高さの問題が修正された
    ・ヘッドセットのトラッキングに関する問題が修正され、トラッキングがよりスムーズになった
    ・PC上で複数のアプリを実行している場合に、VRで表示されるアプリを正しくするための修正

     

    今回のアップデートでも、Oculusはトラッキングの改善を続けている。Touchがリリースされた時点で、Riftのトラッキングには目立った問題がいくつかあった。その問題はバージョン1.11でさらに悪化してしまったが、1.12で大部分が解消されている。

    今回の新バージョン1.13では、さらに細かな部分の修正が行われた形だ。

    トラッキングの品質はVRのコントロールにおける永遠の課題となるだろう。今後も定期的なアップデートでバグの修正や品質向上に繋がる新技術の追加が行われていくとみられる。

    パブリックテストチャンネル

    oculus-rift-pc

    今回のアップデートでは、ベータ版ソフトウェアの利用が可能になるパブリックテストチャンネルが追加された。この機能はユーザにとってもデベロッパーにとっても意味がある。特にデベロッパーにとっては、完成版となるソフトウェアの品質を高める手段として、また開発中のソフトウェアを知ってもらうための手段として活用できるものになりそうだ。

    この機能が特に大きな意味を持つのは、潤沢な予算を投入し、大規模な企業が開発するゲームの場合ではない。小さなグループや企業によって作られるゲームの場合だ。VRゲームは、その多くが小規模なチームによって開発されている。

    小さなチームで開発されるゲームでは、品質管理にコストをかけることができなかったり、品質を保つためのノウハウが不足していたりする。未完成な状態で、あるいはバグが多数残ったままで有料の製品としてリリースされてしまえば、集まるのはユーザからの批判だけだ。

    迅速に修正を行えば再評価されることはあるが、一度完成したものを変更するのは難しい。なるべく多くの問題を開発中に見つけて、発売までに対応できているのが理想である。

    パブリックテストチャンネルでは、製品として販売するのではなくベータ版としてユーザにチェックしてもらうことで、バグの発見やフィードバックに基づいた改善に繋げられる。もちろん更新作業のコストはかかるが、ユーザ目線でのチェックを開発中の段階で受けられる効果は大きい。

    上手く機能すれば最終的な製品の質を向上させることに繋がるだろう。パブリックテストチャンネルで作品のアイデアやコンセプトをユーザに知ってもらえることもデベロッパーにとっての魅力となるはずだ。

    ユーザも、無償でバグ探しに協力しなければならないというわけではない。参加は自由なので、暇つぶしや面白そうな開発中のゲームを探すといった目的で気軽に登録してみると良いだろう。もちろん、VR開発を行うデベロッパーを助けるつもりで積極的にバグを探して報告するのも自由だ。

    ただ、あくまでもベータ版なのでゲームの進行に影響するような致命的なバグが隠れている可能性も高い。ストアで販売されている製品を購入して遊ぶのとは違うと理解できるユーザにとっては、登録する価値のあるプログラムとなりそうだ。

     

    Oculusのソフトウェアアップデートでおなじみとなっているトラッキングの改善に加えて、今回のアップデートではパブリックテストチャンネルの追加とチュートリアル部分の修正が行われた。

    RiftやTouchを初めて触るときには助けとなるチュートリアルだが、新しいPCを買ったときや初期化をしたときに毎回付き合うのも面倒なものだ。これがスキップできるようになったことは歓迎すべきだろう。

    また、無料コンテンツのFirst Contactにも要素が追加されている。既存ユーザだけでなく、新規のTouchユーザに向けた修正もきちんと続けられていることが分かる更新だ。

     

    参照元サイト名:Oculus
    URL:https://forums.oculus.com/community/discussion/50972/oculus-rift-1-13-release-notes/p1

    参照元サイト名:UploadVR
    URL:https://uploadvr.com/oculus-update-1-13/

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