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199ドルで来年登場!Oculusの独立型VRヘッドセット「Oculus Go」発表

2017/10/12 09:50

Oculus Connect 4でOculusの独立型VRヘッドセット「Oculus Go」が発表された。来年の初めに199ドルで発売されるこのデバイスでは、Gear VR用のコンテンツをそのまま利用できるという。

Oculus Go

Oculus Connect 4で発表された独立型VRヘッドセット

Oculus RiftのようなハイエンドVRヘッドセットはパソコンとの有線接続が必要になるので、VRシステムを構築するコストが高額なことに加えてケーブルにVR体験を妨げられることがあるのも難点だ。パソコンの代わりにスマートフォンを使うGear VRのようなモバイルVRヘッドセットならばケーブルは不要だが、ゴーグルと別にハイエンドスマートフォンを購入するコストはかかってしまう。

Oculus Connect 4で発表された「Oculus Go」は、ケーブルとコストの問題を一度に解決してしまう独立型のVRヘッドセットだ。出荷時期は来年の初め、価格は199ドル(2.2万円)とされている。

Oculus Go

気軽に使えるVRヘッドセット

新たに発表されたOculus Goの詳細なスペックについては明かされていないが、最大の特徴はスタンドアロンタイプのデバイスであることだろう。Oculus GoはOculus Riftのようにパソコンと接続する必要がなく、Gear VRと違ってスマートフォンも使用せずに独立して動作するVRヘッドセットだ。

そのため面倒なセンサーの設置や複雑なパソコンのセットアップも不要で、IT機器に詳しくないユーザでも気軽に利用できる。

低価格なVRヘッドセット

価格が199ドル(2.2万円)と抑えられている点もポイントだ。

スマートフォンをはめるだけのCardboardゴーグルならば無料で配布されることすらあるが、VRヘッドセットは決して安価なおもちゃではない。比較的安価なモバイルVRでも、スマートフォン本体を含めれば10万円近い導入コストが必要になる。

Oculus Goは本体の価格が199ドルとライバルに比べても安価なデバイスであり、さらにスマートフォンやパソコンも不要だ。

オールインワンデバイス

Oculus Goには、スピーカーまで内蔵されている。

多くのVRヘッドセットでは音声を聞くために適当なヘッドホンを別途用意するか、別売の専用ヘッドホンを購入しなくてはならない。アクセサリ不要で迷うことがなく、VRシステム全体のコストをさらに抑えられるデバイスだ。

また、本体は低価格ながら超軽量に設計され、顔に触れる部分は柔らかく通気性のあるファブリック素材が使用されているという。

高解像度のLCDディスプレイや次世代レンズについても触れられているが、解像度・リフレッシュレートなどの詳細は不明となっている。

第三のVRデバイス

Oculus Connect 3で登壇したMark Zuckerberg

Oculus Connect 3で登壇したMark Zuckerberg

OculusのVRデバイス

スタンドアロンタイプのVRヘッドセットは、モバイルVRとPCベースのVRのちょうど中間に位置するデバイスだ。「モバイルVRではクオリティが物足りない、しかしPCベースのVRは難しそうor高価すぎて手が出しにくい」という消費者の受け皿となる可能性のあるデバイスである。

Oculusが現在販売しているVRヘッドセットとしてはOculus RiftとGear VR(サムスンとOculusのパートナーシップにより開発)が挙げられる。Oculus RiftはPCベースのハイエンドVRヘッドセットであり、Gear VRはサムスンのGalaxyスマートフォンのみに対応するモバイルVRヘッドセットだ。

今回発表されたOculus Goは、この二つのデバイスの間に存在するニッチを埋める存在だと思われる。

対応プラットフォーム

そうなると気になるのが対応プラットフォームだ。

現時点で発表されている情報によれば、Oculus GoはGear VRのアプリをそのまま利用できるという。リモコンが付属するため、リモコンを使うGear VRのコンテンツを同じ操作体系で楽しむこともできるようだ。

Oculus Rift用の高品質なVRゲームを遊べるわけではなく、価格も199ドルと安いOculus Go。Gear VRからOculus Riftへとステップアップする際の踏み石ではなく、サムスン以外のスマートフォンを使う消費者に向けたGear VR代替機のような位置づけになるのかもしれない。

ライバルのHTCは今年中にDaydreamプラットフォームに対応する独立型のVRヘッドセットVive Focusを発売するとされているので、それに対抗するデバイスとなるのだろうか。

 

コアゲーマーやガジェット好き以外でも購入しやすい価格のデバイスであり、正確な発売時期やスペックの発表が待ち遠しい。特にGear VRやDaydreamといったモバイルVRプラットフォームを利用できなかったiPhoneユーザにとっては嬉しいデバイスではないだろうか。

 

参照元サイト:Oculus Blog
参照元サイト:Oculus

 

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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