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Oculusの「最初の社員」がOculusを去る

2017/05/25 15:20

    Oculus最初の一般社員
    Oculusで最初の一般社員

    Chris DycusはOculusの「最初の社員」だった

    IT業界の人材の動きは早く、つい先日まである企業で働いていたエンジニアが(ときにはライバル関係にある)別の企業でチームのリーダーになっていることも珍しくない。だが、Appleやマイクロソフトのような大企業が関わってくると、一人の社員が転職しただけでもニュースになる。

    今回はOculusのハードウェアエンジニア、Chris DycusがOculusを退職したことがUpload VRで紹介されている。

    OculusとChris Dycus

    Oculus Rift

    エンジニアの転職は一般的

    最近は日本でも、転職が以前ほど珍しいものではなくなりつつある。特にIT系のエンジニアなどは技術があれば離れた場所から仕事に参加することもできるため、経験を積んで独立したり同業他社に転職したりという例は多い。

    国によっては、アメリカや中国のようにさらに転職が一般的なところもある。これは社会制度や文化の違いによるものだ。

    一般に、こうした国では年齢や勤続年数よりも個人の能力が評価されると言われている。現状の評価に不満があれば、あるいはより良い条件を提示されれば会社を辞めるという決断になるようだ。

    Oculusの始まりを知る男

    Chris Dycusの退職がこうしてニュースになっているのは、彼がOculusの設立段階から携わった「最初の社員」だからだ。Brendan Iribe、Nate Mitchell、そして先日Oculusを離れたPalmer Luckeyのような創業者を除くと、彼がOculusの初めての社員である。

    彼がOculusに入社したのは、Facebookが同社を買収した2014年よりもずっと早い。2012年、彼はまだ本当のスタートアップ段階だったOculusの最初の従業員として雇われた。

    その後のOculusについては既に知られている通りだ。OculusはKickstarterでの伝説的なキャンペーンによって、VRヘッドセットのために200万ドル(2.2億円)を超える資金を集めることに成功した。

    一時代の終わり

    彼の退職によってOculusの何かが大きく変わってしまうというわけではないが、Palmer Luckeyの退職とともに一つの時代の終わりを象徴する出来事ではある。

    クラウドファンディングで資金を集めていたOculusは、現在ではFacebookの所有となっている。Facebookの資金力を後ろ盾としたことで、Oculus RiftはVRコンテンツデベロッパーに対する大規模な資金援助を行うことができた。

    もしもFacebookがOculusを購入していなければ、今のように多くのVRコンテンツが作られていたかは分からない。Oculus Riftの開発自体が予定通りに進まなかったことも考えられる。

    このような背景の変化に加えて、組織を構成するメンバーも大きく増えた。Facebookでは全社員の5%となる千人以上がVRに関わっているとも言われており、トップ層以外の顔ぶれもかなり入れ替わっているはずだ。

    良くも悪くも、現在のOculusは設立時と大きく異なる組織になっている。

    Oculusを離れる理由

    Palmer-Luckey-Founder-at-Oculus-5-1021x580

    Oculusの創設者であるPalmer Luckeyが同社を離れる理由については、彼の政治的な行動との繋がりなども噂されている。

    政治団体との怪しい関係が噂になったこともあり、長くインターネット上から姿を消していたからだ。OculusがZeniMaxから訴えられたときには法廷での証言に現れたものの、その後も以前のようにSNSでの情報発信を行うことはなかった。

    Dycusの退職について、Luckeyの退職やその他の特別な出来事との関連を伺わせる情報はない。彼はその理由についてFacebookへの書き込み(Redditにキャプチャ画像が投稿された)の中で「見逃すにはもったいないチャンスを見つけたからだ」と説明している。

    「Oculusにもっと居ても良かったけれど、ちょうど他の仕事の話が入ってきたんです。しかもその内容は、私がやりたいことでした」

    また、彼は自分がOculusのことを嫌いになったわけではなく、Oculusで素晴らしい経験ができたとしながらも

    「スピード感があって、誰もがあらゆる仕事に関わるスタートアップに立ち返りたい」

    とも言っている。

    現在OculusのPC用VR部門で代表を務めるBrendan Iribeは、彼の仕事の大部分が組織の管理や新しいメンバーを集める仕事になっていると語っている。

    こうした変化を経験するうちに、Dycusが初期のOculusのような環境で再び働きたいと感じたということは十分に考えられる。彼が今後どうするかについてはまだ説明されていないが、「やりたいこと」だという新しい仕事でエンジニアとしてのキャリアを続けていくのだろう。

    Oculusを通してVRに長く関わってきたDycusは、またVR関連製品のエンジニアリングに携わるのだろうか。

     

    参照元サイト名:Upload VR
    URL:https://uploadvr.com/oculus-first-employee-leaves-company/

    参照元サイト名:Reddit
    URL:https://www.reddit.com/r/oculus/comments/6cxeta/the_first_employee_of_oculus_chris_dycus_on/


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