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OperaブラウザがアップデートでVRヘッドセットを使った360度動画の視聴に対応

2017/09/26 11:35

360度動画をOperaで表示する
360度動画をOperaで表示する

360度動画をOperaで表示する

360度動画は、最もベーシックなVRコンテンツだ。ハンドトラッキングコントローラーを使った操作が可能なVRゲームやユーザの行動によってストーリーが分岐するVR映像ほどではないにしても没入感が高く、2D映像にはない臨場感を味わうことができる。

自分自身が現場に行ったかのような感覚で味わえるドキュメンタリー番組やニュース番組はもちろん観光地のPR映像まで、その用途は幅広い。360度カメラと対応する編集ツールがあれば比較的簡単に作成できることや多くのブラウザが360度動画の再生に対応していることもあり、360度動画を提供するサイト・サービスも増加している。

これまで各ブラウザは2Dディスプレイ上で動画を表示していたが、Operaの最新バージョンではVRヘッドセットを使った360度動画の視聴を外部ツールなしで行うことができるようになる。Chromiumベースのブラウザとしては、Operaが初めてこの機能に対応するという。

360度動画のサポート

初めての機能

9月21日にWindows/Mac/Linux向けに提供が開始されたOperaブラウザのデベロッパー向けバージョンOpera 49はChromium 62.0.3202.18をベースとしており、Chromiumベースのウェブブラウザとしては初めてVRヘッドセットを使った360度動画の視聴を内部機能でサポートしている。

Operaと同じくChromiumベースのブラウザであるGoogle Chromeを始めとして多くのブラウザが2D表示で360度動画を再生できるので意外に感じられるが、「VRヘッドセットを使った360度動画の表示」を内臓機能のみで実行できるブラウザは初めてだという。

VRヘッドセットへの対応

この新しい機能を利用するために、特別な設定は必要ない。VR360プレイヤーはデフォルトで有効になっており、HTC ViveやOculus RiftといったメジャーなVRヘッドセットがコンピュータにインストールされていれば自動的に検出してくれる。

ValveのOpenVR SDKとAPIを利用してVRヘッドセットに対応しているため、今後登場する新しいデバイスであってもOpenVRに対応していれば新しいVR360プレイヤーを利用できるはずだ。

簡単にVR体験を

VRモードで360度動画を視聴したい場合、難しい設定なしにワンクリックでVRモードに入ることができる。対応している360度動画を表示すると「VRで見る」ボタンが表示されるので、そのボタンをクリックするだけでヘッドセットを使って360度動画の視聴が可能だ。

これまでOperaや他のブラウザを使うVRユーザは、ブラウザで表示している360度動画をそのままVRヘッドセットで視聴することができなかった。これは、VRヘッドセットのソフトウェア的なサポートができていなかったためだ。

最新のOperaブラウザを使えば、ブラウザで動画をダウンロードしてから360度動画の再生に対応した他社製のビデオプレーヤーを使う必要はない。ブラウザから直接360度動画を再生することができるのだ。

Operaが実現すること

ワンクリックでVR動画が視聴できる

ワンクリックでVR動画が視聴できる

Operaの最新のアップデートで実現された機能は、多くのVRユーザを悩ませていた問題を解決するものだ。

これまではVRヘッドセットが手元にあっても、360度動画を視聴するたびにダウンロードして別の対応アプリで開くという手間が必要になっていた。この手間を嫌って、せっかくのVRヘッドセットを動画の視聴に利用していなかったというユーザもいるだろう。

シンプルなアップデートではあるが、360度動画の視聴が簡単になる。一手間がなくなることで、VRヘッドセットを使って360度動画を視聴するユーザは増えるはずだ。

スムーズなVRコンテンツの利用

これはGoogle ChromeやSamsung Internetといったスマートフォン向けのブラウザがWebVRで行っていることと同じく、スムーズなVRコンテンツの利用を目指すアップデートと言える。これらのブラウザでは、モバイルVRヘッドセットを使ったウェブブラウジングの最中にそのままWebVRコンテンツが利用できる。

OperaブラウザではモバイルVRではなくパソコンを使っているときに、ブラウジング中に見つけた360度動画をすぐにVRヘッドセットで視聴できる。

高品質なコンテンツを作っても「わざわざヘッドセットを用意してまで見なくても良い」とユーザが離脱してしまっては見てもらえない。ウェブサイトからVRコンテンツへの移動を簡単にすることで、コンテンツの視聴者を増やすことができると思われる。

他ブラウザへの広がり

おそらく、Operaと同様の機能はGoogle ChromeやFirefoxといったブラウザでも採用されていくだろう。どのブラウザもVRへの対応に力を入れているので、この機能を無視することはないはずだ。

後から考えるとなかったことが信じられないような、あって当たり前の機能になっていくのではないだろうか。

 

参照元サイト名:Softpedia
URL:http://news.softpedia.com/news/opera-is-world-s-first-web-browser-to-support-360-degree-videos-in-vr-headsets-517781.shtml

参照元サイト名:VR Room
URL:https://www.vrroom.buzz/vr-news/products/opera-browser-supports-360-videos-vr-headsets

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