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予想通り?ヨーロッパのPSVR所有者は大半がPS Plusに登録している

2017/09/01 15:15

PS Plusの無料ゲームが更新

PS Plus特典のフリーゲームが更新された

専用のVRヘッドセットを使ったVRゲームは高い没入感で話題となっているが、実際にVRゲームを体験したことがある、VRヘッドセットを所有しているというゲーマーはまだ少ないのが実情だ。その大きな要因となっているのがVRゲームをプレイできる環境を整えるためにかかるコストの大きさである。

VRヘッドセットそのものも、ゲームに適したハイエンドデバイスならば5万円以上する。加えて、PS4(PSVR)またはグラフィック性能に優れたゲーミングPC(HTC ViveやOculus Rift)が必要だ。さらにVRゲームも購入することを考えると、気軽に買うのは難しい金額になってしまう。

ゲームに関してそれだけの出費を許容できるPSVRの所有者は、やはりPS Plusに登録している割合が大きいようだ。

VRゲームのコスト

PSVR

ソニーはアメリカとカナダでPSVRのPSカメラ同梱版を発売する

VR関連デバイスを持っていないところからVRゲームをプレイできる環境を整えようと思うと、かなりのコストがかかる。

そうは言っても、各メーカーの値下げやVR対応PCの要件緩和によって手頃なものになりつつあることも事実だ。

消費者向けVRデバイスが発売されたばかりの頃であればVRヘッドセットとゲーミングPCで20万円前後と見積もる必要があったが、現在では10万円かそれ以下で本格的なVRゲームが遊べる環境を整えることも可能となっている。

PCベースのVRデバイス

PCベースのVRデバイスとしては、HTCのViveとOculusのRiftが二強だ。

かつてはいずれも800ドルと高価だったが、Riftは二度の値下げにより500ドル(現在はセール期間中のため400ドル/5万円)まで価格を落としている。

ViveはRiftよりも長く価格を維持していたが、先日値下げが発表されたばかりだ。日本向けの価格では約2万円値下げされ、77,880円(税込みでは84,110円)となった。

価格が下がっているのは、VRヘッドセット本体だけではない。半導体メーカーやヘッドセットメーカーの努力によって比較的安価なグラフィックカードでもVR映像のレンダリングが可能となっており、5万円から10万円程度のPCでもVR Readyに認定されたものもある。

どの程度PCのスペックを求めるかにもよるが、Riftならば10万円程度からVR環境の構築が可能だ。

また、普段から3DゲームをプレイするPCゲーマーならば既存のゲーム用PCをVRにも利用できるかもしれない。

Window MRヘッドセット

複数のメーカーから発売された、発売が予定されているWindows MRヘッドセットはMixed Reality(MR)技術を搭載しているとされているが機能的にはVRヘッドセットである。

価格はメーカーによって異なるが、どうやら4万円前後から購入可能になりそうだ。

デバイス価格がOculus RiftのようなVRヘッドセットに比べて少し安いだけでなく、性能が控えめなPCでも動作する点も見逃せない。Windows Mixed Reality Ready PCの基準となるグラフィックカードは「Integrated Intel® HD Graphics 620以上のDX12に対応したグラフィックカード」とされている。

快適性が落ちることは確実だが、専用グラフィックカードを搭載しないノートPCでもMRヘッドセットを利用することができるらしい。

Steamへの対応も発表されているので、低価格で本格VRゲームが楽しめるデバイスになるかもしれない。

PSVRとPS Plus

PSVRとPS Moveを使う

PSVRのコスト

PSVRは、他のVRデバイスと比べると低コストにVR環境を構築できるという強みがある。

PS4本体はVRデバイスを動作させるのに適したゲーミングPCより価格が安い上に、ゲーマーならば所有していてもおかしくない。

これまで、PSVRは本体のみで399ドル(セール中のOculus Riftは同額でハンドトラッキングコントローラーのTouchが付属する)で販売されてきた。しかし、アメリカやカナダでは9月からPSカメラを同梱したパッケージが発売される。価格は据え置きなので、カメラ代の約50ドルがお得になる計算だ。

また、PlayStation VR Worldsバンドル(PSVR本体、PSカメラ、PS Moveのセット)も発売されるという。こちらの価格は449ドルの予定だ。

PSVRのトラッキングに必須となるPSカメラが同梱されるのは、PSカメラを所持していない多くの消費者にとって実質的な値下げである。また、PSVR用VRゲームの多くはPS Moveを使った操作に対応する。

Worldsバンドルはコントローラー代が加算されているイメージではあるが、個別購入するよりも少しだけお得だ。

PS Plusのコスト

ソニーの月額制サービス、PS Plusは登録することで複数の特典が利用できる。

具体的には会員ならば無期限に利用できる無料タイトルや、各種ダウンロード版ゲーム、映画、DLCの割引などがその内容だ。

月額料金は400円程度から(12ヶ月会員の場合)となっており、頻繁にダウンロードコンテンツを利用するゲーマーならば十分「元を取る」ことのできる金額だ。

PS Plus会員とPSVR

9月のPS Plusフリープレイタイトルを伝えるPlayStationブログ記事では、PSVR専用タイトルである『RIGS: Mechanised Combat League』が大きく取り上げられている。

PSVR所有者にとっての「ボーナス」であり、PSVRを持たないPS Plus会員にはこの機会にバンドルが登場したPSVRを購入してもらおうという狙いだ。

PlayStation LifeStyleが伝えたところによれば、ヨーロッパにおけるPSVR所有者の3分の2はPS Plusの会員だという。全てのPS Plus会員がPSVRを所有しているわけではないが、やはりPSVR所有者はPS Plus会員である可能性が高いようだ。

彼らがRIGSをプレイするようになれば、オンラインのサーバにもプレイヤーが増えるかもしれない。

 

参照元サイト名:PlayStation Blog
URL:https://blog.us.playstation.com/2017/08/30/ps-plus-free-games-for-september/

参照元サイト名:PlayStation LifeStyle
URL:http://www.playstationlifestyle.net/2017/08/30/sony-nearly-two-thirds-psvr-owners-europe-ps-plus-membership/

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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