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支援総額4.8億円!Pimaxのクラウドファンディングがついに終了

Pimax 8K

クラウドファンディングが大成功で終了したPimax 8K

現在開発中であることが知られているVRヘッドセットとしては、HTCのVive Standalone(またはVive Focus)やOculusのOculus Goが知られている。

これらはいずれも、パソコンやスマートフォンとの接続が不要な独立型デバイスという特徴を持つ。外部のデバイスを必要としない上にOculus Goは199ドルと価格も安いため、ライトユーザにとっても手を出しやすいVRデバイスとなるはずだ。

こうしたVR技術・デバイスそのものの普及を目指したデバイスが存在する一方で、よりクオリティの高いVRを目指すデバイスも開発されている。それがPimaxのPimax 8Kだ。

このVRヘッドセットのクラウドファンディングキャンペーンがついに終了した。支援者から集めた資金の総額は、なんと420万ドル(4.8億円)にもなる。

クラウドファンディングの流れ

Pimax 8K

クラウドファンディングの予告時に公開された画像

今最もアツいVRヘッドセット、Pimax 8K。VRInsideでは、このデバイスのクラウドファンディングが開始される以前から何度も取り上げている。

クラウドファンディングの予告

最初にこのデバイスについて紹介したのは、クラウドファンディングが予告されたときだ。

予告時点では価格が発表されていなかったが、高いスペックからキャンペーンが開始されれば多くの支援者が集まるのではないかと予想された。

クラウドファンディングの開始

予告から数日後、実際にクラウドファンディングが開始された。目標金額が20万ドル(2,280万円)と控えめだったこともあり、開始後半日で目標金額の2.5倍に到達するという想像以上の人気プロジェクトとなった。

全く無名の企業ではなく、過去に4K画質のPimax 4K VRヘッドセットを開発している企業だという信頼感も、支援者が多くなった理由だろう。また、そのスペックから予想されていた以上に低価格だったことも支援を後押ししたとみられる。

その勢いはキャンペーン開始直後だけではなかった。当初50万ドルと100万ドルにストレッチゴールが設定されていたが、9月25日には目標金額の5倍となる100万ドルを突破してしまっている。

ストレッチゴールの追加

伸び続ける支援額に対応して、Pimaxは新たな目標金額を設定した。150万ドルでの追加アイテムである。

10月も勢いは続き、支援額は200万ドルに到達。ここでさらにストレッチゴールが追加された。

10月末になると、ついに支援総額が300万ドルを突破した。これはあのOculus Riftがクラウドファンディングを実施したときに集めた金額を超えたことを意味する。

クラウドファンディング終了

支援金額の伸びもキャンペーン開始時に比べると緩やかになる中、クラウドファンディング期間も残り少なくなっていた。しかし、最後に駆け込みで支援を決めたバッカーが多かったのかもしれない。

終了時点での支援金額は300万ドルから大きく伸びて4,236,618ドル(約4.8億円)となった。最後に発表された400万ドルのストレッチゴールまで、全てが達成されたことになる。

Pimax 8Kとアクセサリ

達成されたストレッチゴール

達成されたストレッチゴール

Pimaxが提供するもの

Pimax 8Kはそれ自体非常に高性能なVRヘッドセットだが、支援金額が伸びるに従って追加・達成されていったストレッチゴールによって多くのモジュールが追加された。択一のものや別途購入が必要なものもあるが、最終的にPimaxが提供する製品には以下のものが含まれている。

  • ヘッドセット本体
    • 5Kヘッドセット(2,560×1,440ピクセルのLCDパネル2枚を搭載)
    • 8Kヘッドセット(3,840×2,160ピクセルのLCDパネル2枚を搭載)
    • 8K Xヘッドセット(性能は8Kと同じだが、アップスケーリングではなくネイティブ8Kで動作する)
  • Knucklesタイプのコントローラー
    • アナログスティックタイプ
    • トラックパッドタイプ
  • ヘッドストラップ
    • 通常のヘッドストラップ
    • オーディオ機能を統合したヘッドストラップ
  • Lighthouseベースステーション
  • 追加のフェイスクッション
  • メガネ使用者でもVRヘッドセットが使いやすい度付きVRバイザー
  • Vive N Chillのような冷却ファン
  • TPCastのようなワイヤレスアダプタ
  • アイトラッキングモジュール
  • ハンドモーショントラッキングモジュール

Pimax 8Kや5Kの支援者に無料で提供されるものもあれば、ワイヤレスアダプタのようにVRヘッドセットとは別に購入が必要なオプションもある。いずれにせよ、豊富なオプションによってVR体験はより快適なものになるはずだ。

Pimax 8Kと5Kは来年の1月から2月、8K Xは5月に支援者の元に届く予定となっている。

 

参照元サイト:Kickstarter
参照元サイト:Road To VR

ohiwa


ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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