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人間とほぼ同じ最広視野角210度!次世代VRヘッドセット「StarVR One」登場!

次世代VRヘッドセット 「StarVR One」初公開

StarVR Corporationは、2018年8月14日(日本時間:2018年8月15日) 、カナダ・バンクーバーで開催されている世界最大のコンピューターグラフィックスの祭典「SIGGRAPH 2018」において、企業向けのニーズを満たし、リアルなVR体験を提供できるように設計された次世代VRヘッドセット「StarVR One」を発表しました。


次世代VRヘッドセット「StarVR One」とは?

「SIGGRAPH 2018」で発表された最新作のStarVR Oneは、これまでで最広視野角となる人間と同等の210°の視野角を持つVRヘッドセットです。

StarVR One には、VRでまったく新しいことを実現するために不可欠で重要な革新的技術が搭載されています。

  • VR向けに最適化されたStarVR独自のディスプレイ
  • 内蔵型アイトラッキング、
  • 汎用性の高いトラッキング・アーキテクチャー

を備え、商業セクターと企業向けセクターの非常に要求の厳しい用途に合わせて、完全に新しく開発された製品です。

今回の発表について、StarVR社の CTO エマニュエル・マルケス氏は次のようにコメントしています。

StarVR は、これまで企業向けVR体験開発に立ちはだかる数々の障壁を乗り越えてきた革新の精神を受け継いでいます。

新しいリアリズムの世界のための画期的な技術を提供することで、新たな道を切り開き、現実世界における事業上の意思決定や価値創造をサポートします。

弊社は、StarVR One ヘッドセットの投入によって VR 最後の未開の地、企業向け製品市場を制覇いたします。

引用元:StarVR公式サイト

「StarVR One」の特徴

人間の視界をほぼ100%カバー

StarVR One は、水平視野210°、垂直視野130°と業界最広視野角を実現したことが最大の特徴です。

これは人間の視覚をほぼ100%カバーすることができるものです。

人間本来の周辺視野に極めて近い自然な視界で、ユーザー体験の新しい可能性を広げます。

この人間の視界ほぼ実現したことによりStarVR Oneは、自動車や航空機の操縦シミュレーションなど正確さを求められる厳しい要求のVR体験や、工学用途において設計上の問題点を特定することなどが可能になります。

VRに特化した独自ディスプレイとレンズ

毎秒90フレームのリフレッシュ・レートで、1,600万サブピクセルの高解像度を映し出す特注のAMOLEDディスプレイが搭載されています。

StarVR独自のこのディスプレイは、VRに特化した設計となっており細部まで鮮明に映し出すことが可能です。

さらに特注仕様のフレネル・レンズとの相乗効果により視界全体で非常にクリアな映像体験が得られます。

最先端技術で精密に製造されたこのレンズは、あらゆるVR体験に抜群のコントラストと鮮明な色調表現をもたらします。

最新の内蔵型アイトラッキングシステム

ダイナミック・フォービエイテッド・レンダリング

StarVR Oneには、Tobii社の業界最高レベルのアイトラッキング・テクノロジーが組み込まれています。

このアイトラッキングは、瞳孔間距離(IPD)を自動的に測定し、それぞれのユーザーに合わせて調整された最適な映像が瞬時に提供します。

また、目の焦点が合った箇所にのみ高品質レンダリングを集中させるという画期的なレンダリング技術である「ダイナミック・フォービエイテッド・レンダリング(dynamic foveated rendering)」が搭載されています。

これにより視線の向いている部分を最高品質で描画し、さらに、周辺視野の細部の画質も落ちることもないということです。

StarVR One アイトラッキングは、ユーザーのデータを活用することでコンテンツの注視点分析やヒート・マップを含むインタラクティビティの向上に役立てることができるなど、さまざまな新しいビジネスの可能性をもたらします。



トラッキングシステムの異なる2バージョン

StarVR では、多種多様な用途に合わせたコンテンツを想定し、全く異なった完全一体型トラッキング・システムを備えた2つのバージョンが用意されています。

その1つが「StarVR One」で、SteamVR 2.0トラッキング・ソリューションに対応しています。

2つ目が「StarVR One XT」で、アクティブな光学マーカーに対応した光学トラッキング・システムが採用され、非常に要求の厳しい用途にも適しています。

また、幅広いトラッキング・システムにすぐに使用できるプラグインも用意されており、拡張性が高く、カスタマイズに優れたツールとなっています。

軽重量で快適な装着

装着部分イメージ

視界や映像だけでなく、快適な着け心地にもこだわり、人間工学に基づいたヘッドセットとなっています。

重量はわずか450gとなっており、さらにヘッドバンドによって重量が均等に配分されよう設計され、長時間の使用でも快適性が持続します。

優れた拡張性

StarVR は、様々な環境やコンポーネントへの統合を容易にできる優れた拡張性も備えています。

またソフトウェア開発キット(SDK)が用意されているため、新規コンテンツの開発や、既存のVRコンテンツをStarVRのプレミアムな広視界プラットフォームへのアップグレードも一貫してできます。

さらに、StarVR One デュアル・インプット VR SLI モードを利用することで、レンダリング性能を最大限に引き出した最高画質を実現することもできるということです。

このStarVR SDK API は、既存環境での経験者にとっても馴染みやすく、他のプラットフォームにはない機能セットを活用できるように設計されています。



VR業界をリードする企業とのコラボレーション

StarVR Oneの開発には、Intel、NVIDIA、Epic Gamesなど、業界をリードするテクノロジパートナーとの広範なコラボレーションがなされています。

開発に携わった各企業担当者のコメント

また開発に携わった企業からは次のコメントが寄せられています。

■Intel AR/VR担当ゼネラルマネージャー Kumar Kaushik氏

私たちは、StarVRと提携することを楽しみにしています。StarVRの高度な商用VR技術と強力なコンピューティングパフォーマンスを組み合わせて、想像力だけで束縛された世界で最も信じられないほどリアルな仮想体験を創造していきたいです。

VRはあらゆる業界を変える可能性を秘めています。そして、IntelとStarVRで、この波をけん引していきたいと思っています。

引用元:StarVR公式サイト

■NVIDIA エンタープライズVR担当ディレクター David Weinstein氏

StarVRとNVIDIAは、 StarVR Oneプラットフォームの革新的で業界最高のソリューションを共同で提供しています。

StarVR Oneは、NVIDIAのQuadro GPUを搭載しており、VRWorksを活用し、商用およびエンタープライズ市場で最も厳しい要求のVR用途をサポートするために開発されたレンダリングをサポートします。

引用元:StarVR公式サイト

■Epic Games Unreal Engine Enterpriseディレクター Simon Jones氏

Unreal Engineは、没入的なVR体験のために他に類を見ない画質をレンダリングできることで知られています。

その多くはミッションクリティカルでビジネス優先のユースケースです。

StarVRのUnrealプラグインは、開発者が優れたハードウェア機能に素早くアクセスできるようにし、創造性、形式、機能のビジョンを明確にし、ビジネス価値を創出できるようにします。

引用元:StarVR公式サイト

■Epic Games VR/AR担当テクニカルディレクター Nick Whiting氏

EpicはクロスプラットフォームのXRアプリケーション用のOpenXR標準の推進に全面的に投資しています。

われわれは、Unreal Engine4のOpenXRアプリケーションサポートとStarVRの予備的なOpenXRランタイム、ハードウェアおよび、既存のUE4プラグインを連携させるため、StarVRと協力していきます。

われわれは開発者がプラットフォームに依存しない方法でコンテンツを構築できるようになることを楽しみにしている。

引用元:StarVR公式サイト

まとめ

VR業界最広視野角【水平視野210°、垂直視野130°】といい、最新の内蔵型アイトラッキングシステムといい、まさに「次世代」のVRヘッドセットが登場しましたね。

IntelのAR/VR担当ゼネラルマネージャーであるKumar Kaushik氏「世界で最も信じられないほどリアルな仮想体験を創造していきたい」とコメントしていますが、早く体験したいものです。

ソース:StarVR Oneプレスリリース[PR TIMES]










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