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VRに応用可能!持ち運びができる高出力のロッド状触覚デバイスを東大が開発

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www.jst.go.jpより引用

東京大学科学技術振興機構は8月9日(木)、VRコンテンツや生活支援技術に応用可能な触覚デバイス「LevioPole(レビオポール)」を開発したこと発表しました。


触覚デバイス「LevioPole」とは

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「LevioPole」はロッド状デバイスで、全長約1メートルの棒の左右に複数のプロペラユニットが取り付けられており、これによって空中での並進や回転方向の力提示が可能になります。

また各プロペラの出力をプログラムで制御することで、特徴的な触覚パターンを提示することも可能です。

「LevioPole」は他にも

・棒状の単純な形は持ち方や動かし方などを直感的に理解しやすい
・ローター可動部には直接触れないため安全である
・さまざまな触覚パターンを本デバイスのみで提示できる

という特徴があります。

「LevioPole」開発の背景

従来の触覚デバイスは、

・装置を地面などに固定する「設置型」
・使用者に取り付ける「非設置型」

の2種類に分けることができます。

「非設置型」は可動範囲が広いために全身運動に連動したコンテンツに使用することが可能ですが、デバイスのサイズや出力が制限されるために触覚提示できる出力には限界がありました。

一方で今回開発が発表された「LevioPole」は、ロッド状のデバイスの両端にマルチローターユニットが搭載されており、プロペラによる推力で力を提示することができます。

同機構によれば、この触覚デバイスは現実でも力提示が可能なため、さまざまなVRコンテンツでの触覚提示に使用できるだけでなく、日常の活動での触覚による歩行ナビゲーションのガイドデバイスなどの生活支援技術としての応用も期待できるということです。



「LevioPole」の仕組み

それぞれのプロペラを個別に制御することにより、並進方向と回転方向の推力を発生させることができる為、触覚提示が可能になります。

このデバイスには、

・ブラシレスモーター
・スピードコントローラー
・プロペラ
・バッテリー
・IMUセンサー

が内蔵されており、容易に持ち運ぶことが可能な非設置式の触覚提示を実現しています。

またHMDと組み合わせることで、例えばVRゲームでVR空間内の物体に触れた際の感覚など、VRコンテンツ内での全身を用いたインタラクションによる触覚も実現可能です。

同機構は、今後、デバイスを用いたVRやARコンテンツの開発、日常の活動における生活支援のためのアプリケーションの開発や超人スポーツ向けの開発キットとしての展開を予定しているとしています。

超人スポーツとは?

人間の身体能力を補綴・拡張するテクノロジーを用いて「人と人のバリアを超える」ルールデザインや時代に対応した競技を生み出す、新しいスポーツ分野。

まとめ

東京大学科学技術振興機構が、VRコンテンツや生活支援技術に応用可能な触覚デバイス「LevioPole(レビオポール)」を開発しました。

このデバイスに搭載されたプロペラを制御することで発生する並進方向と回転方向の推力で触覚提示が可能にしているということです。

全ての部品をデバイスに内臓しているために持ち運びが容易ということで、HMDさえあれば、いつでもどこでもVRコンテンツを楽しむことができそうですね。

どんどん斬新なデバイスが登場する今日この頃。今後はどんなものが登場するのか楽しみです。

ソース:触覚デバイス」「LevioPole」開発へ[東京大学科学技術振興機構の発表]










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