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Appleが新たなARアプリを発表!あの人気ゲーム「ギャラガ」もARに移植!

Appleのスペシャルイベントが9月13日(木)に開催されました。

今年のイベントではiPhoneの新機種となるiPhone XS、XS Max、XRの3機種が発表された他、Apple Watchの新型モデルSeries 4が登場しました。

イベントでは、新型iPhoneによって最新のARアプリのデモも披露されました。

高性能なモバイルARを実現するiOSデバイスで、アップルは今後も様々なARアプリを発表していく様子です。


アップル、イベントで新たなARアプリを2つ発表

スペシャルイベントに先立って2018年6月に行われたWWDC 2018では、Apple社のモバイルARプラットフォームであるARKitのアップデートを発表しました。

新しくなったARKit 2.0では、トラッキング精度の向上や、マルチプレイ機能の実装など、これまでのモバイルARを拡張する新機能などが発表されています。

今回のスペシャルイベントで発表されたARアプリも、このARKit 2.0を使用したものです。

ARによって効率的にバスケの練習ができる「HomeCourt」と、アーケードゲーム「ギャラガ」のAR版が、それぞれデモ披露が行われました。

あの「ギャラガ」がARで遊べる!

80年代の大ヒットアーケードゲーム「ギャラガ」をプレイしたことのある方はいるでしょうか?

これは宇宙の戦いをイメージしたアーケード型シューティングゲームで、1981年に登場して以来5年以上もの人気を得たゲームであり、最も長く愛されたシューティングゲームの一つとして知られています。

この「ギャラガ」が新たにARゲームとしてリバイバルしたことにより、同作を現実世界を舞台にプレイできるようになりました。「Galaga AR」ではマルチプレイ機能が実装され、最大で3人による同時プレイが可能です。

デモ動画では、「ギャラガ」に登場するキャラクターや世界観が、ARによって現実世界に投影されます。

プレイヤーはiPhoneを使って、ドローンやレベル別のボスと戦いながらスコアを競います。

「Galaga AR」の開発元であるDirective Gamesは、これまでにもVR/ARゲームを開発した実績を持っています。2018年にはHTC Vive、Oculus Rift対応の「Super Kaiju」をリリース。

また、昨年の2017年にはARゲーム「The Machines」を発表しており、こちらは同年のアップルのiPhone X発表時でも紹介されています。



アップル、ARで遊べるアーケードゲーム集を発表?

アップルは、様々なアーケードゲームをARで遊べる「AR Arcade Series」をリリースする予定とのことで、「Galaga AR」も同シリーズ内に含まれるとのことです。

「AR Arcade Series」の内容やリリース日に関して詳細は不明ですが、2018年後半のリリースを予定しています。

ARでバスケの練習が効率的にできる「HomeCourt」

スペシャルイベントにおいて発表されたもう一つのARアプリが、「HomeCourt」です。

これはARを使ってバスケの練習をより正確に行えるもので、普段の練習により正確さと効率性をもたらします。

使い方は簡単で、練習中のプレーヤーにカメラを向けるだけで、アプリがプレーヤーの動きを認識します。スタンスやシュート技術、その他様々なパフォーマンスを計測して、フィードバックを与えてくれます。

たとえばキャッチアンドシュートの練習時には、アプリはプレーヤーの脚の角度やボールを手放すタイミング、スピードや角度、高さを認識します。

自分のパフォーマンスに関する具体的なデータが分かるので、より高い練習効果を望めます。

「HomeCourt」はAR技術と人工知能を用いており、開発にはNBAスター選手のスティーブ・ナッシュ氏も参加しています。

アプリは既にリリースされており、App Storeで無料でダウンロードできます。

まとめ

今回のスペシャルイベントで話題となったのは、もっぱらiPhoneやApple Watchの新機種に関するもので、大々的な発表はありませんでした。しかし、現在のアップルの着実な成長路線を示しているようにも見えます。

ハードウェア関連では大きな動きこそなかったものの、より高性能なモバイルARに対応した機種が発表されたことによって、モバイルAR市場におけるアップルはより牽引役としての役割を得つつあります。

今回デモ披露されたアプリは、アップル製品の高いAR機能を十分に披露するもののようですが、「AR Arcade Series」をはじめアップルは今後よりARを身近に感じられるデバイスやアプリを投入していく姿勢のようです。

「ギャラガ」などの慣れ親しんだゲームを友人や家族とARでプレイしてみると、作品の新しい魅力を発見するきっかけになるかもしれませんね。

【参考サイト】:Road to VR

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フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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