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画家が見た世界をVRで!日経とカヤックが画家の視界を再現するVR装置を開発!

株式会社日本経済新聞社と株式会社カヤックは共同で、作品を描く上で画家が見ていた世界をVRで再現する技術「Art Immersion Technology」(AIT)を開発したことを2018年9月19日(水)に発表しました。


「Art Immersion Technology」(AIT)は新たな絵画展示のためのテクノロジー

画家が感じとった風景は、作者のタッチによってキャンバスに描かれています。

しかし画家が絵を描くために立っていた場所には、キャンバスのなかに描かれきれなかった風景もあったはず。

その「描かれきれなかった風景」を観賞することができれば、「作者の視界へと没入している状態」になり、なぜその風景の中から画家がその場所を切り取ったのかを体感できるのではないか・・・

『AIT』は画家の思考を追体験する、新たな絵画展示のためのテクノロジーです。

「AIT」開発体制

今回の『AIT』開発に当たっては国立新美術館の協力を得て、日本経済新聞社の研究室である日経イノベーション・ラボがフランスにおけるピエール・ボナールの足跡を調査。

ピエール・ボナールが実際に暮らした北フランスの家、南フランスのアトリエ、散歩した道、ニースの岬などを訪れ、絵が描かれた場所を明らかにして撮影が行われ、その撮影された風景をもとに「絵画の拡張」を実現するための新たなAI( artificial intelligence: 人工知能 )が作成されました。

VRなどを利用した視覚表現で様々な実績があるカヤック社が、その知見をもとに『AIT』展示室の設計や映像制作を担当。

日経社とカヤック社、両社の力を融合することでピエール・ボナールが暮らし、実際に絵を描いた場所が『AIT』で再現されました。



「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」での展示

今回の展示ではピエール・ボナールの作品の中から6点の絵画を厳選。

絵画と同じ場所で360度撮影を行い、日経イベーション・ラボが開発したAIで「アーティストが描いた場合の絵画映像」に変換しました。

展覧会の『AIT』セクションで、上記の絵画映像と実際の風景をプロジェクションマッピングによって360度に映し出されます。

展示された風景画だけでなく、部屋全体に「作者が目にしたが、描かれなかった風景」が広がり、「作者の視界へ没入する」体験を味わうことができます。

「AIT」の今後の展開

今後『AIT』は3Dスキャナや3Dプリンタなどを用いて、「絵画の中にあるモノ」の再現、スマートフォンとの連動などが検討されるとともに、絵画展示を拡張する新たな展示手法として、日本経済新聞社主催の美術展をはじめとした様々な展示での利用が想定されています。

「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」について

オルセー美術館の豊富なコレクションを中心に、国内外のコレクションの協力を仰ぎ、130点超の作品で構成される大規模な回顧展。

画家ピエール・ボナール(1867-1947年)は、目にした光景の印象を絵画化することに取り組み、鮮烈な色彩の絵画を多数生み出しました。

タイトル オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展
開催日時 2018年9月26日(水)~12月17日(月)10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで。ただし9月28日(金)、9月29日(土)は21:00まで
※毎週火曜日休館
観覧料 一般:当日1600円/前売券1400円
大学生:当日1200円/前売券1000円
高校生:当日800円/前売券600円
※中学生以下無料
会場 国立新美術館 企画展示室 1E
所在地 東京都港区六本木7-22-2
公式サイト http://bonnard2018.exhn.jp/

まとめ

絵画を鑑賞する際、描かれている物や風景に思いを馳せることはありますが、描き入れなかった部分まで深く考えることはありませんでした。

でも、確かに言われてみるととても気になります。

そんな興味深い疑問の答えが、VRで解き明かされることになりました。

今回は、日本美術にも影響を強く受けていたとされる「ピエール・ボナール」に焦点を当て、彼が見ていた風景を再現した映像を360度のプロジェクションマッピングで楽しむことができます。

今後も様々な展示会での利用が検討されているとのこと、画家の思考を追体験しながら絵画鑑賞することが当たり前になる日が来るかもしれませんね。

ソース:「Art Immersion Technology」に関するプレスリリース[PR Times]










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