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デザインした部屋をVRで確認できるサービスを米国企業が提供!

2018/10/17 10:18

部屋のデザインやインテリアを考える時、これまではwebサイトで家具や壁紙などの画像を見ながら頭の中でイメージするのがこれまでのやり方でした。

ですが、ここにVRを取り入れることによって、自分の思い通りにデザインした部屋を実寸大で確認できるようになります。


自分でデザインした部屋をVRで確認できるサービス、米国企業が提供

このVRサービスを提供しているのは、米国のMarxentという企業です。

おもに不動産サービス向けのVR/ARコンテンツを開発しているMarxent社は、顧客が思うとおりに部屋をデザインできるモバイルアプリ「3D Room Desinger」を提供しています。

部屋を自分の好みにアレンジ

「3D Room Designer」では様々な部屋のレイアウトの中から好きなものを選んで、自分の好みにカスタマイズできます。

アプリには様々な部屋の写真が用意されていて、ベッドルームやリビング、キッチンなどから好みの写真を選びます。

そしてクリックやタップ操作でカーテンや壁紙などを選択して、部屋に配置します。

こうして自分好みの部屋を視覚化できますが、先日アップデートされた3D Room DesignerにはVR機能が新しく実装され、自分がデザインした部屋をVRで確認できます。

部屋の中に配置したアイテムの合計価格も確認できるので、インテリアデザインが楽になるだけでなく、より正確に把握することも可能になります。

VRで従来の部屋のデザインが大きく進化

新たにVR機能を実装した3D Room Designerアプリはサブスクリプション形式で提供が行われており、米国の大手百貨店のメイシーズやAmerican Woodmarkなどで既に提供が行われています。

MarxentのCEOであるBeck Besecker氏は

「部屋のデザインや視覚化のプロセスは80年代から変わっていない。現在のショッピングはPinterest(画像共有型のSNS)やHouzz(インテリアデザインのオンラインコミュニティ)などの画像を中心としたショッピングがトレンドだ」

と述べており、3D Room Designerはこうしたトレンドに応じて生まれたと語っています。

家具のサイズや質感だけでなく、部屋にどのようにフィットするかも確認できるので、VRは従来のインテリアデザインに大きな変化をもたらします。



不動産・建築でも普及が進むVR

VRは医療や教育などの様々な分野で取り入れられていますが、不動産もまたVRがメリットをもたらす分野です。

現在、VRを取り入れたサービス提供を行う不動産・建築企業は複数あり、当メディアで過去に取り上げた事例集をいくつかご紹介します。

VRで家の中を内覧できるサービス

株式会社ジブンハウスは、家の中をVRで内覧できる技術を開発しており、このサービスによって同社が提供する住宅を購入した人もいるほど。

VRで実寸大のスケールで家の中を見られることによって、ユーザーは場所を問わずに家選びを行うことが可能になります。また、不動産会社は住宅の販売にかかるコストを削減できるなどのメリットもあります。

この「VR内覧」ではフローリングや照明、家具などの素材感までもがリアルに再現されており、玄関からトイレまで、実際に住居を訪れたかのような感覚で内覧することができます。

これまでは内覧会に足を運ばないと確認できなかった家の様々な箇所をVRで確認できるので、家選びのプロセスがより簡単になります。

↓その他、注目のVR内覧サービスはこちら↓

建築におけるVR活用のメリット

住宅の販売時だけでなく、家の設計や建築時にもVRはメリットを発揮します。

設計やデザインの段階で完成形を3DCGで作成して、VRによって内部や外部を確認することができます。

それによって、着工前のプレゼンなどで完成時のイメージをより詳細に見せることができるので、クライアントとのやり取りも効率的に進めることができます。また、着工開始後にも現場の状況や施行時の状況、ミスなどを事前にVR内に再現することで、実際のトラブル時の対処能力を向上させることもできます。

これまでは2次元の3Dモデルが主流でしたが、VRを使うことで実際に完成した物件の様子を疑似体験できるという点で、VRを取り入れるメリットは大きいと言えます。

まとめ

家具を選ぶ際、サイズや質感などはWebサイトに記載されている情報や写真を基にイメージを頼りに選ぶ必要がありましたが、VR空間内に家具を配置することによって実際のイメージが正確に掴みやすくなります。

そのため、サイズを間違えたり、実際に届いてみるとなんかイメージと違う・・・といったミスもなくなるので、より正確な家具選びができるようになります。

現在、不動産業界や建築でもVRの活用は進んでおり、家の完成図をVRで確認したり、もしくは建築時に完成図をVRで再現することで、完成時のイメージをより正確に掴みやすくなります。

様々な分野で活用が進むVRですが、建築や不動産もVRが普及する分野として見込まれています。将来、家選びの際にVRデバイスを着けて、建築業者と詳細なやり取りをするのが当たり前になるかもしれません。

参考サイト:VRFocus










フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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