【参加レポ!】KDDIによる国内初のイベント「バーチャルピッチグランプリ」がclusterにて開催!

KDDI∞Laboによる国内初となるイベント「バーチャルピッチグランプリ」がVRアプリ「cluster」にて2019年2月13日に開催されました。
MCにクラスター株式会社 広報部長「くらすたーちゃん」を迎え、名だたるゲスト審査員の前でスタートアップ企業5社が
「テクノロジーで世界に挑む」
をテーマに自社で開発を進めている最新技術についてプレゼンテーションを競い合いました。
そんな国内初のVRビジネスイベントにVR店長が参加してきましたので、簡単な参加レポを紹介します。
「バーチャルピッチグランプリ in cluster」とは?
「バーチャルピッチグランプリ in cluster」はKDDI∞Laboによる、国内初のVR空間上でのベンチャーピッチイベントです。
事前の選考を通過したスタートアップ企業5社がVR空間(cluster)上で3Dアバター姿で登壇し、
「テクノロジーで世界に挑む」
というテーマでプレゼンテーションを競い合います。
ゲスト審査員として、
・KDDI株式会社KDDI∞Labo長「中馬和彦」さん
・リーベンチャーズ株式会社パートナー「堤達生」さん
・IT批評家「尾原和啓」さん
・バーチャルYouTuber「ばあちゃる」さん
という豪華業界人4名が参加しました。
「国内初!バーチャルピッチグランプリ in cluster」参加レポ!
KDDI∞Laboによって開催された「国内初!バーチャルピッチグランプリ in cluster」に参加してみてどうだったのか、VR店長の感想を交えて簡単に紹介していきます。
プレゼン特化のどこからでも見れるVR会場!
今回は企業によるプレゼンテーションを競うイベントということで、いつもの音楽ライブとはまた少し違った雰囲気のVR会場となっていました。
正面と後方にスクリーン
中央にプレゼン用ステージ
など、プレゼンイベントに特化したVR会場となっていました。
円形上の見やすい形状の空間であるのに加え、現実とは違うVR空間なので、自由に動き回ることができ、状況に合わせて自分の好きな場所から自由に見れるようになっていました。
3Dアバターにより参加者のイケメン化が進む!
MCのくらすたーちゃんの登場から続き、本イベントのゲスト審査員が3Dアバター姿で登場しました。
3Dアバター化によって、いつも以上にイケメンで男前な姿へと変身していました。
【MC】 くらすたーちゃん
KDDI株式会社KDDI∞Labo長「中馬和彦」さん
リーベンチャーズ株式会社パートナー「堤達生」さん
IT批評家「尾原和啓」さん
バーチャルYouTuber「ばあちゃる」さん
ばあちゃるさんだけはいつも通りでしたね。(笑)
参加者だけでなく、審査員や登壇者も自分の好きな姿で参加できるのはVRならではです。
また、3Dアバター化によって、アニメっぽい雰囲気になり、より親しみやすくなったように感じました。
3Dアバター化した登壇者が熱いプレゼンを展開!
審査員の紹介が終わると、いよいよスタートアップ企業によるプレゼンテーションがスタートします。
審査員と同じく3Dアバター化した登壇者が、会場中央のステージでスライドを利用して、自社で開発しているテクノロジーを熱くプレゼンしていました。
株式会社ATOUN「中野基輝」さん
「あうんの呼吸で動くロボット」
としてATOUN社が開発中の洋服やズボンのように着たり履いたりできるロボットについてプレゼンを行いました。
株式会社プレースホルダ「後藤貴史」さん
プレースホルダーにて提供・運営している、キッズ・ファミリー向けのテーマパークやアトラクションについてのプレゼンテーションを行いました。
プランティオ株式会社「芹澤孝悦」さん
「食と農にまつわる問題」解決のため、
「みんなで野菜を楽しく育てるカルチャーを作る」
をミッションに、プランティオ株式会社が提唱する、
「どこでも誰でもできるマイクロ・ファーミング」
についてプレゼンを行いました。
スタートバーン株式会社「施井泰平」さん
アート作品が本物かどうかを証明する証明書として、ブロックチェーンを利用した作品証明書「ABN証明書」についてプレゼンを行いました。
株式会社ウィファブリック「福屋剛」さん
アパレル業界での不動在庫により生じる
・コスト
・時間
・環境負担
といった問題を解決するために、ウィファブリック社が進めている「SMASELL」というサービスについてプレゼンを行ないました。
どこにいても声がちゃんと聞こえる!スライドが見える!
どの企業のプレゼンも非常に興味深く面白い内容でした。
そして、このプレゼンを通して、地味に嬉しかったのは、
「どの場所にいてもはっきり声が聞き取れる。」
という点でした。
現実のイベントではマイクを利用して喋っていても、音の反響などで聞き取れないといことが多々あります。
しかし、今回のイベント会場はcluster!
VR空間上では音の反響などがないので、どの場所にいてもはっきりと登壇社のプレゼンが聞き取れました。
また、場所も自由に移動できるので、
「ステージのスライドが見えない」
なんて問題もおこりません。
細かいことに悩まされることなく、しっかりと登壇社のプレゼンに集中できました。
ちなみにYoutubeにて今回のアーカイブ動画が公開されているので、より詳細なプレゼン内容を知りたい人はアーカイブ動画をご覧ください。
参加者からもVアイテムでエール(支援)を贈れる
clusterでは登壇者に支援を行える「Vアイテム」という”投げ銭”的機能が実装されています。
今回のイベントでもVアイテムを利用することができ、気に入ったプレゼンや登壇者にVアイテムでエールを贈ることができました。
今回のイベントでは、副賞としてグランプリを獲得した人が「Vアイテムの合計金額総取り」となっていましたが、
「投資はできないけど、少しでも応援したい!」
という参加者の気持ちをVアイテムで表現できるのも、clusterというVR空間だからこそですね。
リアルの会場で支援品投げたら問題ですからね。
イベント結果発表!終始堅苦しくない楽しいイベントでした!
「バーチャルピッチグランプリ in cluster」にて見事グランプリに輝いたのは、
株式会社プレースホルダ「後藤貴史」さん
でした!
グランプリには、
・「MUGENLABO DAY 2019」ピッチ登壇権
・Vアイテムの合計金額総取り
の2大特典が与えられました。
ビジネスイベントということもあり、最初は堅苦しいイメージが強かった「バーチャルピッチグランプリ in cluster」ですが、実際に参加してみると終始明るく楽しいイベントでした。
3Dアバター
clusterによって作られたVR空間
くらすたーちゃんの元気一杯なMC
など様々な良い要素が組み合わさってこの明るい楽しい空間が生まれたのだと思います。
2回目も開催予定とのことで、
「是非ともまた見にきたい!参加したい!」
と思える良いイベントでした。
まとめ:音楽ライブ以外のVRスペースの可能性
「バーチャルピッチグランプリ in cluster」はVRイベントスペースの可能性を改めて実感したイベントでした。
最近はVR音楽ライブなどのエンターテイメント的なイベントが多く開催されていたこともあり、
「こういう使い方もあるのか」
と改めて感心してしました。
音楽ライブの方が、人が集まりやすいので話題になりがちですが、今回のようなプレゼンや、セミナーなど、ビジネスによる活用も十分ありだなと思います。
会場や場所など、今まで制限されていた問題が解消される上に、3Dアバター化でアニメキャラのようになるので、親しみがわき楽しくイベントを開催することができます。
音楽ライブだけでなく、ビジネスイベントにおいてもVRは新しい形を作り上げていってくれそうです。
そんな取り組みを積極的に行なっているclusterにはもう、期待しかありませんね。
今後のclusterのさらなる展開が楽しみです。
関連記事:OculusGO対応にアーカイブ機能も!clusterカンファレンス参加レポ!

元オタクショップの店長。
現在はVR Insideの編集長を務める。
VRにどはまりし、少しでも多くの人にVRの魅力を伝えられるように日々奮闘中。