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VRで水災害疑似体験!神戸市がVRによる防災訓練で市民の防災意識の向上を目指す

神戸市は、灘防火安全協会の会員と神戸市立駒ケ林中学校の生徒を対象に、土砂災害をVRで疑似体験する防災研修を2019年3月14日(木)~15日(金)神戸市民防災総合センターにて、全国で初めて実施することを発表しました。


土砂災害のVR疑似体験プログラムについて

 

土砂災害のVR疑似体験プログラムは、神戸市役所とスタートアップ企業の協働「Urban Innovation KOBE」事業の一環で行われるVRで土砂災害を疑似体験できる研修プログラムで、避難体験VRの制作など防災・災害対策に知見のある株式会社理経と協働開発されたものです。

研修は、灘防火安全協会の会員約30名、駒ケ林中学校の1年生生徒約70名を対象に行われ、参加者はVRゴーグルを装着して、仮想空間内の住宅街で自身に石流が襲いかかってくる様子を体験します。

VRによる防災訓練では、

・目新しさから若・中年層の防災学習への興味を高めること

・時期に囚われることなく没入感や臨場感により意識改革を促せること

・参加者が、VR訓練時の行動選択に対し即時的にフィードバックが得られること

の観点から、防災意識の維持向上につながると考えられています。

火災用のVRはすでに幾つかサービスとしてリリースされていますが、洪水等の水災害についてはまだあまり確認されていません。

神戸市はVR技術を取り入れた体験型訓練のメリットであるバーチャル世界の没入感や臨場感によって、防災学習への興味を高め、水災害に対する市民の意識改革を目指しています。



「Urban Innovation KOBE」とは

柔軟な発想や優れた技術力を持つ企業や事業と、社会・地域課題を詳しく知る神戸市が協働して、課題の最適な解決方法を探り、サービスとして構築・実証までを支援する取り組みで、国内の自治体では初めての試みとなります。

・神戸市が抱える課題テーマを提示

・その課題解決を目指す企業や事業、エンジニア、NPOなどを公募

・選考により選ばれたチームと市の担当職員が約4ヶ月の期間、協働開発

・市民によるテスト利用や市役所業務内でテスト導入、実証実験

これらのステップを踏んで、本当に必要とされて活用できる新たなサービスの開発を目指すものです。

オフィシャルサイトUrban Innovation KOBE

まとめ

2018年夏、西日本豪雨や台風12号、21号の度重なる災害が近畿地方に大きな爪痕を残し、神戸市は大きな被害を受けました。

しかし、西日本豪雨の避難率はそう多くはなかったとの結果もあります。

神戸市に限らず、定期的な防災研修を実施していても万全とは言えず、また災害発生直後だけでなく継続して防災意識を高めることが難しい現状で、新たな手法としてリアルに体験できるVRが用いられることで、今後の防災意識向上に広く活かされることを願います。

ソース:「土砂災害のVR疑似体験プログラム」に関するプレスリリース[PR Times]









VRInside編集部


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