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PSVRをワイヤレス化!?ソニーが関連特許を申請!

現行のハイエンドVRヘッドセットは基本的にPCやPS4にケーブル接続して使用しますが、今後はOculus Questのようにワイヤレス化が進み、かつデバイスの高機能化が進んでいきそうです。

この流れはPlayStation VR(PSVR)にも当てはまり、先日ソニーがPSVRをワイヤレス化する技術の特許を申請したことが明らかになりました。


PSVRもワイヤレスに?ソニーが特許を出願

今回ソニーた申請した特許は2018年10月11日に特許庁宛てに申請したもので、「ヘッドマウントディスプレイ、制御方法およびプログラム」という技術について記載しています。

現行のPSVRはPS4にケーブル接続して使用しますが、両デバイス間を無線化することによって、より自由度の高いVR体験を可能にします。

ハイエンドVRもワイヤレス化が進む?

現在では、PCVRヘッドセットを無線化する技術の開発も進んでおり、HTC Viveをワイヤレス化するキット「TPCast」などが既に発売されています。

ケーブル接続が必要なVR体験の際、プレイ中にケーブルが腕や足に絡みついたり、もしくは身体を回転させるとケーブルが巻き付いて没入感を損なう経験をした方は多いと思います。

このため、VRヘッドセットの無線化は今後のVRハードウェア業界のトレンドになりそうですが、同じく有線型のPSVRもワイヤレスで使用できるようになるかもしれません。

PSVRをワイヤレスで使える?

公開された特許によると、この技術はPSVRをデバイス単体で動作可能にするものではなく、VRヘッドセットのみを無線化するものです。

従来のPSVRと同じで、ゲームの起動にはPS4のコンソールが必要になりますが、VRヘッドセットとコンソールの間を無線化します。接続は5GHz帯の無線通信によって行い、トラッキングにはPlayStation Cameraを使用します。

新型PSVRのコンセプトに?

この技術が、今後登場するであろうPSVRの新型モデルに搭載されるか気になりますが、現時点では特許段階のため実用化の予定は明らかではありません。

ですが、特許文書内に掲載しているVRヘッドセットは現行のPSVRと同じであるため、今後PSVRの追加キットとして、TPCastのような無線化キットが発売される可能性もあります。

もしくは、PS4に次ぐ新型コンソール用の技術になるかもしれない等、様々な想像が巡りますが、ソニーがコンテンツだけでなくハードウェアの開発にも注力している様子が伺えます。



VR酔い対策、グローブ型コントローラー、ソニーが開発するVR技術

現在まで、PSVRは大きなアップデートを行わずに販売が継続されていますが、水面下ではソニーは様々なVR技術の研究・開発を行っています。

これまでにVRに関する様々な技術の特許を申請しており、グローブ型のコントローラーや、VR酔いを回避するためのユニークな技術などは、PSVRの未来を垣間見せてくれます。

グローブ型のコントローラー技術

2016年にソニーが申請した特許では、グローブ型のコントローラー技術について記載しています。これは伸縮性のあるセンサーを搭載しており、センサーの伸び縮みによって少なくとも1本の指の位置を特定できるとのことです。

現行のPS Moveコントローラーでは、ユーザーの手の動きと位置のみがVR内に反映されますが、指の動きまでトラッキング可能になることで、例えばVR内でモノを投げたり、掴んだりといった動作をよりリアルに感じられます。

また、グローブの親指の部分にはボタンを搭載しており、このボタンを人差し指で押すことでコンテンツ操作することも可能です。この技術も特許段階で取得には至っていませんが、次世代のVR体験の可能性を示していますね。

生体情報をトラッキングしてVR酔いを回避

また、2017年に取得した特許では、次世代のPSVRと思わしきVRヘッドセットの外観と共に、VR酔いを回避するためのユニークな技術を記載しています。

デバイスには温度計やアイトラッキング用のカメラ、湿度計や方位センサーなどを内蔵しており、これらのセンサーでユーザーの生体情報をリアルタイムで把握します。

そして、ユーザーがプレイ中に激しく動き過ぎた場合、ディスプレイ内に警告メッセージを表示してVR酔いを回避するというものです。もしくは、ヘッドセットの機能の一部を停止したり、デバイスが警告音を発して周囲の人に知らせるといったユニークな機能も盛り込んでいます。

また2016年には、ヘッドセットに内蔵したカメラのみでトラッキングを行う技術に関する特許も出願。これらの技術のうち、全てではなくとも幾つかが今後PSVRに搭載される可能性もあり、今後もソニーの動向に注目されます。

まとめ

ソニーが、PSVRをワイヤレス化する技術の特許を申請しました。

これは、従来と同じようにVRヘッドセットとコンソール(PS4)を接続して使用する点では変わりませんが、両者間をワイヤレス化することで、よりVR体験中の自由度を高めることが出来ます。

現時点では特許申請段階なので、この技術が今後PSVRに搭載されるか定かではありませんが、ソニーは独自にVR技術の研究・開発を進めており、次世代のPSVRは現行モデルから大きく進化したものになるのでは、と期待を抱かせてくれます。

参考サイト:UploadVR









Daisuke


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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