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VR体験に香りを加えるデバイス「Feelreal」がクラウドファンディング開始!

VR体験の臨場感を増幅する要素の一つに「香り」があり、VRコンテンツに併せて様々な香りを生成する取り組みが開発されています。

こうした装置は往々にして大規模になりがちですが、最近ではVRヘッドセットに取り付けるだけで、簡単に香りを生み出せる周辺機器が登場しています。

この「Feelreal」という香り発生装置は4月にクラウドファンディングを行い、応募者はディスカウント価格でデバイスを購入できるなどの特典が付属します。


VR体験に香りを加える「Feelreal」がクラウドファンディング開始

Feelrealは2019年1月に発表されたばかりのデバイスで、VRヘッドセットの下部に取り付けて使用するというユニークなものです。

香りだけでなく、振動や風などの様々な刺激を再現することが可能で、生成できる香りの種類は、VR体験に併せて200種類以上にものぼります。

また、Oculus Rift、HTC Vive、PlayStation VRなど、市販の主要なVRヘッドセットの大半に対応しており、価格は299ドル(約3万3,000円)です。

香り、風、振動、水蒸気を発生

Feelrealには、香りを含んだミスト(霧)を発生するイオン生成装置、熱発生用の小型ヒーター、風を生み出すクーラー、振動用のモーターなどの様々な機能が搭載されています。

これらが生み出す様々な種類の刺激は、体験中のVRコンテンツに併せて生成することが出来ます。公式サイトでは、有名なVRゲームに対応した専用の「アロマパック」も発売しています。

現時点でアロマパックが対応しているVRゲームは、「スカイリムVR」「Beat Saber」「Death Horizon」などの有名タイトルがあり、また開発者が自作のVRコンテンツに併せて香りを設定できる専用のSDK(ソフトウェア開発キット)も公開予定です。

ジャンルに応じた255種類もの香り

また、Feelrealで使用できるアロマの種類も多数で、LifestyleからAction、City、Flowers、Food、Natureの8種類を用意しています。

公式サイトのアロマ販売ページでは、香りの数が255種類もあり、それぞれ個別に購入可能(価格は一律4,99ドル=約600円)である他、ゲームや映画、瞑想などのテーマ別のアロマパックも販売しています。

アロマの制作に際して、同社は著名な調香師であるOlfactologist氏と、Bogdan Zubchenko氏と共同開発したとのこと。同社のCEOであるGary Mostovoy氏は声明にて、

数年間にわたるハードな作業の末に、我々はこの製品(Feelreal)のクラウドファンディングをKickstarterで行い、またデバイスの大量生産に漕ぎつけました。Feelrealを現実にするために、これまでに数多くの試験を繰り返し行ってきました。

と述べており、同製品のクオリティの高さが伺えます。



殆どのVRヘッドセットで使用できる

また、Feelrealは市販中の大半のVRヘッドセットに対応しており、それぞれOculus Rift、HTC Vive、PlayStation VR、Oculus Go、Gear VR向けの機種が発売されます。

接続はWi-Fi、もしくはBluetooth経由で行い、デバイスの装着はマグネットを使用するので、脱着やアロマの交換などが簡単に出来るとのことです。

また、バッテリーは4時間程度持続し、重量は7オンス(約200グラム)とそこまで重くないので、VRヘッドセットが重くてかさばる、という心配はないようです。

3つのカラーバリエーション

Feelrealは様々なVRヘッドセットに装着しても見栄えがいいように、白、黒、グレーの3種類から選べます。

黒バージョンのFeelrealを装着した姿は、まるでダース・ベイダーのようにイカつく見えますが、顔全体を覆うので香りがしっかりと伝わりそうです。

また、VRヘッドセットに装着していない時は、アロマ生成機としても使えるとのことで、ユーザビリティがかなり考慮されています。

クラウドファンディング開始、応募者にはディスカウントも

そして、Feelrealのクラウドファンディングは、Kickstarterにて2019年4月9日から開始予定で、応募は公式サイトから登録して行えます。

デバイスの正式価格は、対応VRヘッドセットに関わらず299ドル(約3万3,000円)ですが、発送時期は現時点では未定となっています。

また、ファンディング開始初日に応募したユーザーには特典として33%のディスカウントが付与され、199ドル(約2万2,000円)で購入できるほか、併せて10種類の基本アロマが付属します。

まとめ

VR体験に香りを生み出す取り組みはこれまでにもありましたが、一般ユーザーが手軽に使える香り生成用デバイス、というのは真新しいですね。

筆者の個人的な体験では、VR体験中に香りが漂ってくると、(香りの種類にもよりますが)VR体験の現実感が増すというよりも、VR体験がより刺激的なものに感じられます。

こうした、香りという重要な要素を手軽に再現できるFeelrealというデバイスは、VR用の周辺機器としてはかなり画期的だと思います。

200種類以上のアロマや、有名VRゲーム専用のアロマパックなど、かなり作り込んでいるデバイスのようなので、興味があれば一度クラウドファンディングで応募してみてはいかがでしょうか。

参考サイト:VRFocus









Daisuke


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

 

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