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美術館を歩いて回る展覧会体験を再現!DNPが「パノラマVR制作技術」を開発!

DNPパノラマVR制作技術のアイキャッチ

大日本印刷株式会社(DNP)は、独自に開発したVR制作技術を活用して、展覧会の会場を歩いているかのような体験ができるVRコンテンツを制作したことを発表しました。

また、3月1日(金)~6月9日(日)にCCGA現代グラフィックアートセンター(CCGA:Center for Contemporary Graphic Art)(福島県須賀川市)で開催される、「ヘイセイ・グラフィックス展」の様子を体験できるVRコンテンツがDNPのWEBサイトで配信されることも発表されています。


DNPが開発した「パノラマVR制作技術」とは?

DNPが独自開発したパノラマVR制作技術

これまでも美術館や博物館ではVR技術を活用する試みは多くありますが、位置を固定された状態で空間移動できないものがほとんどでした。

今回、DNPが開発した「パノラマVR制作技術」は、2つの地点で撮影したパノラマ写真からVR空間のデータを作成し、その2地点を結んだVR空間を移動しながら、360度の観覧ができるように表現するものです。

撮影地点間で自由に視点を変更できるVR表現

視点変更時も鮮明なパノラマVR表現

VR制作のコスト削減、期間短縮

という3つの特徴があり、従来のパノラマVRにありがちな視点移動や空間移動の際の映像の歪みを抑えた鮮明なパノラマVR表現ができるようになりました。

これまでもDNPはVR美術館システム「DNP Virtual Gallery(バーチャルギャラリー)」を開発していますが、今回の「パノラマVR制作技術」ではより美術館を見回るのに近い体験ができるようになります。

参考記事:絵画や彫刻などをVR空間で手に取って鑑賞!VR美術館「DNP Virtual Gallery」開発!

CCGA現代グラフィックアートセンターとは?

CCGA現代グラフィックアートセンターでの展示

CCGAは、公益財団法人DNP文化振興財団と連携し展開されている「DNPの文化活動」の活動拠点の一つとして1995年に開設されました。

優れたグラフィックデザインやグラフィックアートの作品や資料が、次世代に継承する貴重な文化遺産として保存、公開されている美術館です。

今回制作された「パノラマVR制作技術」は、CCGAの優れた作品の展示会場の様子を臨場感あふれる形で伝えるようにするため、館内を歩いているのと変わらない観覧の体験ができるVRコンテンツとして制作されました。



「ヘイセイ・グラフィックス展」の概要

パノラマVRコンテンツが制作されるヘイセイ・グラフィックス展

イベント名:ヘイセイ・グラフィックス展

会場: CCGA現代グラフィックアートセンター(福島県須賀川市塩田宮田1)

期間: 2019年3月1日(金)~6月9日(日)

開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時45分まで)

入館料: 一般300円/学生200円

*小学生以下と65才以上、および障がい者手帳をお持ちの方は無料

まとめ

これまでは違和感が生じない高品質のパノラマVRを体験するには、CGで空間を再現したり、作り上げる必要がありました。

しかし、DNPが開発した「パノラマVR制作技術」によって、CGを使わなくても現実から空間を切り取ってパノラマVRとして再現することができるようになりました。

今回は美術館の展覧会での利用になっていますが、これから歴史的建造物のアーカイブや工場施設・不動産物件の見学、観光地のナビゲーションなど様々な用途で活用されていきそうです。

応用が利きそうな技術なので、今後の展開をチェックしていきたいと思います。

ソース:「パノラマVR制作技術」(プレスリリース)









XRマッチョ


筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。

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