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観客がバーチャルとリアルを行き交うジル・ジョバンの話題作!「VR_I」が日本初公開!

株式会社ワコールアートセンターは、同社が運営するスパイラル(東京・青山)にて、2019年5月1日(水・祝)~3日(金・祝)にスイス人振付家・ダンサーのジル・ジョバン氏による最新作『VR_I』を日本で初公開することを発表しました。


「VR_I」とは?

『VR_I』は、スイス人振付家・ダンサーのジル・ジョバン氏とモーションキャプチャ技術を専門とする非営利団体、アルタニム(Artanim)との共同制作作品です。

観客はVRヘッドセットを装着し、コンピュータを背負い、5名が同時に15分間、ダンサーが現れるVR空間に入り込みます。

観客は、8m×5mの空間を自由に移動することができ、観客同士で踊ったり、身体を動かすコミュニケーションを取ることが可能です。

VR空間内では、都会の真ん中や広大な砂漠、ロフトの中など360度見渡せる視界が次々と変化します。

さらに観客自身も、体格や見た目がまったく違う異彩なアバターとして表現されます。

大きさを変えながら踊る5名のダンサーと世界を移動する不可思議な空間に没入する時、リアルとVR空間に対する認知が揺らぎ、観る側と表現する側の境界は次第に曖昧になり、これまでにない体験をすることになります。

イノベーション賞を獲得した「VR_I」の魅力

高度なコンテンポラリーダンスの技術だけでなく身体への深い考察により、世界的に高い評価を得ているジル・ジョバン氏ですが、日本では2008年にスパイラルと山口情報芸術センターにて、人と情報との関係性を描くダンス作品『Text to Speech』が公開され、好評を博しました。

『VR_I』では、VR技術など新しいテクノロジーを取り入れ、観客5人が同時に、ダンサーが現れるVR空間に没入することができます。

360度に広がる風景は刻一刻と変化し、ダンサーは大きさを様々に変えていきます。

これまでのダンス鑑賞とはまったく異なる、「観客とダンサー」、「観る側と観られる側」の関係が大きく揺さぶられる体験をすることが可能です。

『VR_I』は、世界12カ国で発表され、2017年にはカナダのモントリオールで開催されたヌーボー・シネマ・フェスティバルにおいて新しいプラットフォームの最も革新的な作品に贈られる「イノベーション賞」および「観客賞」を受賞しています。

制作陣プロフィール

Gilles Jobin ジル・ジョバン氏

Gilles Jobin, danseur et chorégraphe / 2017. © Magali Girardin

ジル・ジョバン氏は、スイスのジュネーブを拠点とし、創作活動を行なっている振付家です。

1997年に初めてのダンス作品となる『A + B = X』を制作し、ヨーロッパで有力な振付家としての地位を確立しました。

2008年には、本作の会場であるスパイラルにて『Text to Speech』を日本で初公開しています。

2012年にはCERN(欧州原子核研究機構)が授けるCollide@CERN-Geneva Prizeを受賞し、世界各国で上演することとなる『QUANTUM』を手がけ、これまでに20作品以上を制作し国際的に活躍しています。

ダンス作品の制作の他にも、コンテンポラリーダンスの認知を高めるための国際交流や教育の場となる『Studio44』を設立する等の活動を行っています。

2015年にはコンテンポラリーダンスの発展に貢献したことが認められSwiss Grand Award for Danceを受賞しています。

Artanim(アルタニム)

Artanimは、ジル・ジョバン氏と同じくスイス・ジュネーブを拠点にし、モーションキャプチャ技術を専門に提供している非営利団体です。

モーションキャプチャのさまざまなサービスを提供し、これまでに多彩なプロジェクトの実現に寄与しています。



「VR_I」開催概要

VR_I
CIE GILLES JOBIN & ARTANIM PRESENT A CONTEMPORARY DANCE PIECE IN IMMERSIVE VIRTUAL REALITY

日時 : 2019年 5月1日(水・祝)12:20~17:40

5月2日(木・祝)11:20~18:20

5月3日(金・祝)11:20~18:20

※各回 説明10分+体験15分

※体験スケジュール詳細:Spiral Web VR_I のページ

会場 : スパイラルガーデン(スパイラル 1F) 東京都港区南青山 5-6-23

チケット : 前売り 1,000 円(税込)

お問い合わせ : 03-3498-1171(スパイラル代表)

共催 : スイス大使館、株式会社ワコールアートセンター

企画制作 : スパイラル

グラフィックデザイン : 前島淳也

チケット : 前売り 1,000円(税込)
Peatixにて販売中

【注意事項】

・体験は 8歳以上に限ります。

・車椅子でも体験は可能です。チケット購入後、事前に03-3498-1171連絡が必要です。

・妊娠中、乗り物酔いしやすい、体調不良、飲酒後などの体験はご遠慮ください。

・チケットご購入後の日時変更、払い戻しはできません。

・開始時刻 5分前には会場にお越しください。

・チケット購入者は、同期間スパイラルで開催中の「アートフェスティバル SICF20」に無料で入場可能となります。

トークイベント

鑑賞者が踊る?テクノロジーで拡張するダンスの「今」をテーマに、ジル・ジョバン氏とPerfumeの振り付けライブ演出もおこなうMIKIKOさんが「VR_I」やダンスの「今」について熱く語ります。

コンテンポラリーダンスを社会現象の発露として捉え、先端技術やコミュニケーション手法なども取り入れながら、「演者は踊る、鑑賞者は見る」といった既成の概念を飛び越え、世界の舞台に挑み続けるスイスと日本の振付家2人の刺激的なクロストークが展開されます。

テーマ: 鑑賞者が踊る?テクノロジーで拡張するダンスの「今」

日時 : 2019年5月1日(水・祝)18:00-19:00

会場 : スパイラルガーデン(スパイラル1F)

登壇者 : ジル・ジョバン、MIKIKO(演出振付家)

参加申込 : Spiral WebのVR_Iのページから申込必須 (参加無料)

MIKIKO(演出振付家)プロフィール


ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」主宰。

Perfume、 BABYMETAL の振付・ライブ演出をはじめ、MV・CM・舞台等の振付や演出を行っています。

海外でも人気の高いPerfumeやBABYMETALとワールドツアーを成功させる中、Rhizomatiks Researchと共同制作を行なった ELEVENPLAY の作品が世界各国から招聘されるなど、メディアアートのシーンでも国内外で高く評価されています。

また、ドローンやロボットアームのモーション制作を行なうなど、リアルとバーチャルを行き来する演出を手掛けるなど先端技術と身体表現を融合させ、アート表現に昇華させる技術を持つ演出家として、様々なジャンルのクリエーターとコラボレーションを行なっています。

まとめ

『VR_I』のトレーラーを見て、チケット購入者を観客と称するのがよいのか、体験者とするべきなのか、参加者(演者)とするべきなのか、悩みました。

『VR_I』は、観客がこの世界に没入することで初めて成り立つ作品であり、観客として加わる5人によって、毎回違う作品になるでしょう。

コンテンポラリーダンスの舞台は不思議な印象を受けるものが多いですが、本作はVRの技術が加わることで、ダンス作品と称するより、参加型のVRコンテンツとする方がしっくりくるようなVRアート作品になっているようです。

ソース:「VR_I」プレスリリース[PR TIMES]









VRInside編集部


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