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MRで医師と患者のコミュニケーションを支援!アステラス製薬とマイクロソフトが提携

アステラス製薬株式会社と日本マイクロソフト株式会社は、MRを活用した医師と患者のコミュニケーションを支援するためのソリューションの開発に連携して取り組むことを発表しました。


ソリューション開発の背景

news.microsoft.comより

厚生労働省の平成29年受療労働調査によると、日本では医療機関を受診する外来患者の9割以上が、医師から病気や症状についての説明を受けています。

しかし、骨粗しょう症等の一部の病気においては

・治療に対する理解不足

・服薬意義の理解不足

などにより、多くは「患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けて服薬を継続すること(=服薬アドヒアランス)」ができていないということが報告されています。〔「骨粗しょう症の予防と治療ガイドライン 2015年版」より〕

こうした課題を解決するため、まずは骨粗しょう症等の服薬アドヒアランスの課題がある疾患を対象として、MR技術を活用し、疾患啓発コンテンツなどのコミュニケーション支援ソリューションの開発が進められることとなりました。

将来的には、服薬アドヒアランスに課題のある他の疾患へも対象が拡げられていく予定です。

このコンテンツでは、MRを実現するヘッドマウントディスプレイ『Microsoft HoloLens』および将来的にはその次世代デバイスである 『Microsoft HoloLens 2』の使用が想定されています。



今後の展望

アステラス製薬は、患者に病気やその治療の意義などを理解してもらうためのコンテンツ企画立案および開発、医療機関へのコミュニケーション支援ソリューションの提供等を行うとしています。

また、日本マイクロソフト社は、この支援ソリューションの開発において、海外や他業種でのMR活用ノウハウの共有、技術支援等を行うとしており、今後については、マイクロソフトのクラウドサービスの集合体である、パブリッククラウドプラットフォーム『Microsoft Azure』を通じ、MRを活用したコンテンツを医療機関に提供することで、医師と患者のコミュニケーションがより円滑なものとなり、服薬アドヒアランスの向上につながることに期待しています。

2019年後半より、一部の医療機関を対象に試験的にこのソリューションの提供が開始され、その評価を踏まえてコンテンツ改良が行われ、2020年以降に全国展開される予定です。

まとめ

MR技術を活用することで、リアルに表現した臓器や骨などの映像・画像を現実世界に投影し、それらのイメージに触れるように操作することができます。

患者さんの情報理解不足によって積極的な服薬治療が進んでいないという課題に、MR技術を活用したコミュニケーション支援ソリューションを使用することは大きな効果が期待できるのではないでしょうか。

医療分野が抱える様々な課題の解決に、また世界中の病気に苦しむ患者さんの治療に貢献するために、MR技術が役立ってほしいと切に願います。

ソース:「Microsoft」プレスリリース[news.microsoft.com]









VRInside編集部


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