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まるで舞台上にいるかのような体験!老舗の阿波おどり団体がVRコンテンツ制作 

東京高円寺阿波おどり連協会に所属する「菊水連」は2019年6月25日(月)、舞台上にいるかのような疑似体験ができる「阿波おどりのVRコンテンツ」を作成したことを発表しました。


阿波おどりのVRコンテンツについて

阿波おどりVRコンテンツは、赤外線で距離と形を認識、360度撮影した写真と赤外線で認識した3Dモデルを合成することで、多方向から見ることのできる映像が作成できるうえ、Googleストリートビューとも連動している特殊なカメラを使用して撮影されています。

通常は不動産関連で活用されるカメラで、エンターテイメントでの導入は新しい試みです。

画面をクリックすることで撮影した空間を自由にウォークスルーすることができ、あたかも舞台の上にいるかのような疑似体験ができます。

360度自由に視点を動かすことができ、好きな箇所をズームすることもできるので周りにいる演者の表情や仕草まで確認することができるほか、データには「ポイント」が設置され、様々な情報がリンク設定されています。

また、再生回数が100万回となる「TikTok」動画も配信している菊水連は、

・「男踊り」

・「女踊り」

・「小菊(こぎく)踊り」

を360度カメラで撮影しています。

360度カメラ映像

これらの動画は、視点を360度動かすことができるだけでなく、最大5.7Kの超高画質での視聴も可能です。

VRゴーグルにも対応しているので、没入感をもって菊水連の阿波おどりを疑似体験することができます。

公式サイト菊水連 VR-awaodori

菊水連とは

菊水連は、昭和39年に新高円寺の商店街「ルック商店街」の連として結成され、創設56年となる2019年の現在、3歳の子供から82歳のシニアまで幅広い年齢の連員が在籍しています。

練習や出演だけでなく様々なイベントを開催し、連員同士の絆を大切しているほか、子供の教育にも注力し「子供を家庭だけでなく連員全体で育てていく」という考えのもと活動が行われています。

最近では、伝統的な文化である阿波おどりの技術向上だけでなく、国際交流やボランティア、青少年育成にも注力していて、入連希望者は年々増加し、昨年はアメリカ、ロシア、フランス人を含む30人(定員上限)が入連するなど拡大しています。

外国人入連者

公演の様子

公演の様子

海外公演の主な実績

2010年 南アフリカ(プレトリア → ヨハネスブルク)国交100周年記念

2011年 南アフリカ(プレトリア → ケープタウン)

2012年 フィリピン(マニラ) KIZUNA ALL TOGETHER BAYANIHAN

2016年 フランス(ストラスブール)

2018年 モスクワ(ロシア)

海外公演の様子





今後の予定

「第55回カルタゴ国際芸術祭」(チュニジア)

日時:2019年7月12日 22:00~23:20(80分)

入場料:10ディナール(約400円)

チュニジア(北アフリカに位置し、地中海とサハラ砂漠に面する)で開催される『第55回カルタゴ国際芸術祭』に、在チュニジア日本大使館より招聘を受け、菊水連が国際文化交流として日本の伝統文化である阿波おどり公演を行うことが決定しています。

会場はカルタゴローマ劇場。世界遺産カルタゴ遺跡群の1つであるローマ劇場跡が舞台です。

本芸術祭は毎年7~8月に開催される夏の夜の風物詩で、世界各国からエンターテイナーが集まる一大イベントです。

引用元:プレスリリース

阿波おどり主催公演

日時:2020年4月30日 第1部 13:00~15:30 / 第2部 16:30~20:30

<第1部>チャリティー公演(ハンディキャップのある方を招待予定)

<第2部>通常公演(菊水連の阿波おどりと民謡・三味線など和楽器とコレボレーションした公演)

会場:国立劇場

入場料:第1部 無料 / 第2部 3,500円

菊水連は、阿波おどりの普及を図るため、歴史ある国立劇場において阿波おどりの主催公演を行います。

国立劇場は1966年設立で、東京都千代田区隼町にあります。

独立行政法人日本芸術文化振興会が運営しており、歌舞伎・日本舞踊・演劇だけでなく、文楽・邦楽・琉球舞踊・日本舞踊・雅楽・声明・民俗芸能の公演が行われています。

なお、菊水連のような阿波おどり連が主催して公演を行うのは、今回が初となります。

引用元:プレスリリース

まとめ

創設50年以上の老舗阿波おどり 菊水連が、VRという最新テクノロジーを活用したコンテンツの制作を発表しました。

技術向上だけでなく、国際交流やSNSを利用するなどして、伝統的な文化である阿波おどりについて積極的に発信しています。

VR技術が日本の伝統文化の普及にも貢献するようになることは素晴らしいことですね。

ソース:「菊水連」プレスリリース[atPress]









VRInside編集部


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