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被爆証言者の想いをVRで記録!令和時代へ平和を引き継ぐ 「タイムカプセルプロジェクト」始動

戦争の事実・悲惨さ・教訓・命の尊さを次世代に引き継ぎ平和について考えることを目的に、被爆証言者の体験談をVRで記録した動画が2019年8月15日(木)『終戦の日』より公開されます。


「タイムカプセルプロジェクト」始動

(https://camp-fire.jp/projects/view/180817)より

「タイムカプセルプロジェクト」とは、薄れゆく明治・大正・昭和・平成の

・記録

・記憶

・文化

・想い

を最先端映像技術であるVRを駆使したドキュメンタリーで残し、令和時代へ引き継ぐためのプロジェクトです。

・どうして現在があるのか?

・どんな未来を作るべきなのか?

年号が令和に変わった今、人々にもう一度考えてもらえるきっかけを作りたいと企画されました。

公式サイトと動画は2019年8月15日(木)公開予定となっており、今後も明治・大正・昭和・平成が残してきた「時代の記憶」がアーカイブされる予定です。

プロジェクト第一弾「広島被爆証言者」の記録動画

(https://camp-fire.jp/projects/view/180817)より

プロジェクト第一弾として、2019年8月15日(木)より公式サイトにて「広島被爆証言者」の動画が公開されます。

高齢化を理由に、数年後にはいなくなってしまうと言われている被曝証言者。

(公財)広島平和文化センターに所属していた被爆体験証言者は一番多い時で49名いましたが、現在は37名に減少しており、その大半がすでに80歳を超えています。

平成は唯一戦争が無かった時代ですが、その反面、人々の記憶からは「戦争」の悲惨さや争いが引き起こした悲劇が薄れていっている現実もあり、時代が令和に変わった今、戦争の悲劇を繰り返さないために「被爆証言者の体験談」は残していかなければなりません。

戦争の事実・悲惨さ・教訓・命の重さを後世に伝えるため、被爆証言者の想いが日本で初めてVRで記録保存されます。

被爆体験証言者 川崎宏明さん

今作はクラウドファンディングサイトCAMPFIREで制作費・編集費の一部支援を募っています。



最新映像技術「VR180」導入

今回のプロジェクトは

・インタビュー形式の2Dドキュメンタリー

・被爆体験証言者の講話を3DVRで収めた記録映像

の2パートで構成されています。

2Dドキュメンタリーは被爆体験証言者の現状と想いを知ってもらう内容で、本編では被爆体験証言者の体験を元に描かれた「原爆の絵」が随所に使用されています。

映像ではなくあえて絵で表現される事で、視聴者の想像力を刺激し、より深く戦争の悲惨さを考えさせられる内容です。

講話映像では、Googleが発表した、前方180度の撮影に特化したVRフォーマット「VR180」が導入されています。

人間の視野角は両眼視でおよそ90°〜100°と言われており、VR180はそれを超えた180°で左右上下を立体的に3Dで映し出せるため、実際にその場所にいるような、目の前で人と話しているような臨場感を味わえるフォーマットです。

数年後には聞けなくなってしまうかもしれない被爆体験証言者の生の言葉や息遣いなど、3DVRの強みを前面に出した記録映像となっています。

監督は清水健斗氏

企画・取材・監督を務めたのは、世界でも高い評価を受ける映画監督 清水健斗氏。

3.11を題材にした「漂流ポスト」が国内だけでなく、世界からも高い評価を受け、6月に行われたニース国際映画祭2019では外国語映画短編部門で最優秀作品賞を獲得するなど、丁寧な取材と人間の機微を絶妙に引き出す事ができる数少ない若手監督です。

今作も広島に何度も足を運び取材と交渉を重ねた結果、広島平和記念資料館の協力を得て制作に繋がりました。

清水氏は、

映像を作る人間として未来へ「残す」というのは、非常に大切な事だと考えています。東日本大震災以降、私は映像ができる社旗貢献というのはどんな事なんだろうとずっと考えていました。その中で、広島の被爆体験証言者が減少の一途を辿っていることを知り、今回の企画を考えました。

失って初めて気づく物が多くあります。それはどんなに技術が進歩しても「何か」を残しておかなければ復元することはできません。今できる技術で様々な物事を「アーカイブ」することはきっと未来に役立つと信じています。

引用:プレスリリース

とコメントしています。

【オフィシャルサイト】Kento Shimizu

まとめ

高齢化により近い将来いなくなってしまうと言われている被爆体験証言者。

戦争や原爆の悲劇が薄れてしまわぬよう、リアルな形で引き継いでいくことが必要とされています。

VR技術を活用して記録保存された歴史を次世代へ残すことで、様々な記憶が鮮明に未来に繋がり役立つことでしょう。

ソース:「タイムカプセルプロジェクト」プレスリリース[ValuePress]









VRInside編集部


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