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VRで車いすレースを体験!ゲームだけでなくトレーニングも可能な「CYBER WHEEL X」登場

株式会社RDSは2019年8月27日(火)、株式会社ワントゥーテンと共同で、VRレーサー「CYBER WHEEL X」を開発したと発表しました。

同社は2020年に向けて、「CYBER WHEEL X」を活用したプロジェクトを加速していくとしています。


「CYBER WHEEL X」とは

今回開発された「CYBER WHEEL」は、私たちが普段触れる機会のない

車いすマラソン

車いすレース

を、競技を知らない人でもVRで身近に体験できる車いす型VRスポーツエンターテイメントです。

今年8月28日(水)から、東京ソラマチ イーストヤード5F「PLAY5G 明日をあそべ」で体験することができます。

なお7歳以下はVRの装着は不可で、モニターを見ながらのトライアルになるということです。

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2020年の東京オリンピック・パラリンピックが近づくにつれ、世間の関心が高まってきているパラスポーツ。

そんな中で、2017年にワントゥーテン社が「CYBER SPORTS」の第一弾として開発したCYBER WHEELのエンターテイメント性をより追求して開発されたもので、RDS社とワントゥーテン社の新たなテクノロジーが満載のコンテンツに仕上がっています。

「CYBER WHEEL X」は西暦2100年の東京の街をイメージしたコースを舞台に通信対戦やデータ対戦が可能で、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)協力のもと、ハンドリム(駆動輪の外側についている持ち手)ウエイトの技術が導入されています。

これによって

上り坂でかかる負荷

下り坂での加速

が忠実に再現されており、より実践に近い車いすレースを体験することができます。

また筐体は車いす陸上・伊藤智也選手の車いすレーサーをモデルにデザインされており、様々な色に変化するLEDが映像内のアクションと連動して多様な発光をするようになっています。

両社は「CYBER WHEEL X」について、2020年という機会を契機に、想いを持つ人々・企業と繋がりを広げながら、みんなでつくるプロジェクトを目指していきたいとしています。

ティザーサイト

選手向けのトレーニングも可能

同コンテンツにはパラスポーツ選手のメニューとして、トレーニングモードも用意されています。

世界記録やトップレーサーとのデータ対戦ができる他、ハンドリムの回転数の確認や負荷の調整が可能になっています。

このためゲームとして楽しむだけでなく、車いすアスリートのトレーニングとしても利用することができます。

「CYBER WHEEL X」5つの特徴

「CYBER WHEEL X」には以下の5つの特徴があります。

相手と対戦が可能

本コンテンツは通信対戦・データ対戦が可能で、二台を使用した遠隔地とのリアルタイム通信対戦やデータ対戦ができます。

ランキングも表示されるため、ゲームセンターにあるレースゲームのように楽しめます。

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身体フィードバック

身体フィードバック機能が搭載されていることにより、コースの起伏に応じたハンドリムへの負荷や、カーブやアップダウンでの負荷なども忠実に再現されている為、体験性が強化されています。

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都市をスキャン

コースは東京のストリートをレーザー計測しており、3Dの都市空間に没入することが可能です。

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トレーニングモードを搭載

本コンテンツには車いすレーサーのためのトレーニングモードも搭載されており、実践に近いレースをシミュレーションできます。

その他にもトップレーサーとのデータ対戦や実際のルールにも対応しており、

時速の変化や軌道を可視化

車輪の幅や負荷の調整

などのカスタマイズも可能になっています。

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筐体の進化

筐体も車いす陸上の伊藤智也選手と共に開発しており、RDS WF01TRのデザインが基になった本格レース仕様の筐体に仕上がっています。

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代表コメント

今回の「CYBER WHEEL X」開発に伴い、RDS社とワントゥーテン社からのコメントが公開されています。

RDS 代表取締役社長 杉原行里

約一年前、澤邊さんに、“CYBER WHEELをアップデートしましょうか?”とメールしたら、 二つ返事で“やろう!”と返してくれたのがキッカケです。

嬉しいことに、最先端のロボットやモビリティーの研究開発を行う千葉工業大学のfuRoの協力もあり負荷の再現が実現しました。

CYBER WHEEL Xではリアリティが増すことでゲーム性が高まり、

「このゲームはなんだかパラスポーツの競技に似ているな、楽しいな」

との見方をするユーザーも出てくるはずです。

その結果、僕たちが目指しているボーダレスな世界観が広がっていくと思います。

また、搭載されているトレーニングモードのゴースト機能を使えば、世界ランカーとバーチャル世界で競い合うことができます。

様々なコンディションに合わせて負荷をかけることもでき、実際に選手たちがトレーニングに取り入れる事もできます。

CYBER WHEEL X には、まだまだいろんな展開の可能性があると思っています。

例えば、シーティングデータの取得です。

RDSでは独自に、シート部分に触覚センサーを入れて、データを取る仕組みを開発しており、9月に発表する予定です。

そのデータをCYBER WHEEL Xと連携させ、エンターテイメントを通じて福祉や医療に活用することができたら面白いと思います。

エンターテインメント、テクノロジー、デザインといった分野でメッセージを発信していくことが僕たちの役割だと思っています。

2020年を、日本のモノづくりの驚きと面白さを世界にアピールする契機にしたいです。

引用:プレスリリース

ワントゥーテン 代表取締役社長 澤邊芳明

CYBER WHEELを発表して2年が経ち、バージョンアップをしていきたいという意識はありましたが、あくまでパラリンピックに興味を持ってもらうためであり、これまではバーチャルの世界を体感するものでした。

しかし、RDSとの共同開発により、リアルの部分が補強され、より現実に近づくことができました。

Ver.1は2100年の仮想世界で「こんな未来がきたらいいよね」というようなものだったのですが、CYBER WHEEL Xは、もっと様々なことを考えるきっかけになるという予感があります。

パラスポーツの魅力を伝えるための健常者向けだったものが、健常者のみならず、障がい者にも焦点を向けていくことができる。

そして、もっと発想のリミッターを外してもいいと思います。

いまは多くのベンチャー企業の方々がパラスポーツ関連のことを、考えてくれるようになっていますし、ここからもっと大胆で面白い広がりも生まれる。

CYBER WHEEL Xも次なるモビリティの新たなヒントにも繋がっていけたらなと思います。

バリアフリーがどうとか、共生社会がどうとかだけではなく、まずは、“面白い”という見方をしてもらえれば、また次のステップに進んでいけると思います。

実際に“共生社会”と言った時点で、共生する側とされる側というふうに分けないと概念が成立しないのですが、実はその時点で線引きをしているという見方もできると思います。

CYBER WHEEL Xは、そうではない完全にフラットな目線でプロダクトとして成立させている。それが一番重要なことだと思っています。

引用:プレスリリース

まとめ

VRで車いすレースを体験できる「CYBER WHEEL X」が登場しました。

このコンテンツは現在、墨田区の商業施設・東京ソラマチで体験することが可能で、車いすの調整や実践に近いレースもできるため、VRゲームとしてだけでなく、選手たちのトレーニングにも利用できます。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックまであと1年に迫った今、世間の関心が高まっていながら普段触れることのない、パラスポーツを身近に体験できるのはVRならではですね。

この機会に車いすレースに触れてみてはいかがでしょうか。

ソース:引用:プレスリリース[PR TIMES]









VRInside編集部


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