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虐待現場を子ども目線で体験!児童虐待体験VRパイロット版を公開

映像制作会社のWESTE & Co.は、子供の視点で虐待を体験することで児童虐待対策につなげようというプロジェクト「児童虐待体験VR」のプロトタイプを9月27日(金)にYouTubeで公開したことを発表しました。



児童虐待体験VRについて

児童虐待体験VRは、子どもの視点で虐待を体験してもらうことで、児童虐待の早期発見などの対策につなげていくプロジェクトです。

児童虐待をVRで擬似体験することで個人の意識、子供や子育て世帯を見守る社会の意識を高めることで「世間の意識向上による早期発見」につながるコンテンツとして制作されました。

コンテンツの特徴


「児童虐待体験VR」はVRにより得られる180度視野角の仮想ビジョンを通じて、虐待現場を被害を受けている児童目線で体感できる、擬似体験型コンテンツでVRを活かした次の特徴があります。

リアルな没入感

・VRでしか体感できない「内から眺める現実空間」

・虐待の恐怖、悲壮感のリアルな体験

・現実性を増すための映像品質(高画質、立体感)

さらに、過去虐待事案に基づき「目の前で両親から残虐無残な暴言や暴力行為を加えられる」という衝撃的な虐待現場が再現されており、被害児童の立場でその臨場感を体験できます。

コンテンツ概要

商品名 : 児童虐待体験VR パイロット版

視野角 : 180度(3D)

価格  : 無料コンテンツ

公開日 : 2019年9月27日(金)

配信場所: YouTube





プロジェクトの趣旨と開発背景

近年、テレビや新聞などの報道では子どもを死に至らしめるような児童虐待に関するニュースが相次いでおり、大きな社会問題となっています。

厚生労働省の調査によると、平成30年度の全国児童相談所における児童虐待相談対応件数は159,850件と過去最多となっており統計を取り始めた1990年度から28年連続で増加しています。

WESTE & Co.は、この調査結果からもわかるように、多くの児童が今もなおその惨事に苦しまされており、早急な対策が必要不可欠と考え、また映像制作会社として「世間の意識向上による早期発見」が有効な対策となると着目しました。

繰り返し伝えられる報道により児童虐待に対する社会的関心が高まり、今まで表に現れることの無かった虐待が、当事者周囲からの相談の形で増加し、発見率も年々増加しています。

実際に事件が起こってからの報道によるものではなく、「世間の意識向上による早期発見」に繋がるコンテンツを制作し、一人でも多くの命を救いたいという考えから開発に至ったということです。

▼参考文献

厚生労働省:子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第15次報告)、平成30年度の児童相談所での児童虐待相談対応件数及び「通告受理後48時間以内の安全確認ルール」の実施状況の緊急点検の結果

まとめ

児童虐待体験VRは、VRを最大限活かすかなりリアルな内容になっています。

大人が視聴してもかなりの衝撃を受ける内容で、実際にこのような被害を受けている子供がいることは悲しい現実ですね。

趣意書に、「本コンテンツには衝撃的な内容が含まれているため、視聴者への配慮が必要である。」と記載されているようにかなりのインパクトを視聴者に与える内容となっています。

プロトタイプながら映像コンテンツとしては、素晴らしいものなので、一過性の強い衝撃として終わるのではなく、「意識向上による早期発見」につながるプロジェクトとして、視聴者のその後の持続的な意識の変化や行動に結びつくようなコンテンツとして完成、活用されると良いですね。

ソース:児童虐待体験VRに関するプレスリリース[@Press]









VRInside編集部


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