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新型コロナウィルスの広がりを可視化するAR/VRアプリが登場

新型コロナウィルスの広がりを可視化するARアプリが登場

2019年末からニュースを騒がせてきた新型コロナウィルスですが、当初は中国だけだった感染者が遠く離れた他国でも現れるようになりました。

ウィルスの拡散については各メディアが出来るだけ最新の情報を伝える努力をしていますが、必ずしもわかりやすい形とは言えません。

そこで、ARを使って新型コロナウィルスの世界的な感染率をわかりやすく表現するアプリ「nCoV-2019 Tracker(コロナウィルス・トラッカー)」が登場しました。


「コロナウィルス・トラッカー」とは

コロナウィルス・トラッカーとは

「nCoV-2019 Tracker」はMITの卒業生でxRエンジニアのMichael DiBenigno氏が、VR / ARデータ視覚化プラットフォームFlowImmersiveを通じて開発したWebアプリです。

・ジョンズホプキンスシステム科学技術センター

・ランセット

・AP通信

などがまとめた2020年2月5日現在のコロナウィルスに関する全てのデータを取得し、感染者が現れた地域や感染者数、死者数といった情報が表示されます。

>>コロナウィルス・トラッカー[Flow]

それぞれの情報は巨大な地球儀の3Dモデルとグラフともに表示され、1月中旬からウィルスが拡大していく様子を見ることが可能です。

アプリはスマートフォンやPCにも対応していますが、

・Oculus Quest

・HoloLens 2

・Magic Leap

などの没入型ヘッドセット、もしくは空間コンピューティングデバイスを利用することで、新型コロナウィルスの世界的な広がりをより直感的に理解することができます。

コロナウィルス・トラッカーの動画




AR/VR技術のデータ視覚化の強力さが鮮明に

2019年末に中国の武漢で確認されて以来、新型コロナウィルスの影響は中国全土だけでなく世界規模に及んでいます。

各メディアが感染データをまとめるのに苦労していることが、情報の乏しさにつながり世界中の不安要素の一つになっている側面も否めません。

そこで、AR/VRのデータ視覚化ツールとしての側面を最大限に活用したのが「コロナウィルス・トラッカー」と言えます。

また、アプリを使うことで各国の感染者数など感染拡大のタイムラインを表示するだけでなく、武漢でのウイルスの広がりの速さ、感染経路、および周辺でのウイルスの増殖の分析にも利用可能です。

今後さらにデータが蓄積されていくことで、さらに詳細なデータ分析にも役立つことが期待されています。

まとめ

当初は中国の1都市の問題に過ぎなかった新型コロナウィルスですが、もはや世界的な問題へと発展しています。

無用なパニックを避けるためには、感染地域などの正確な情報はもちろん、ビジュアル的にもわかりやすく表現することが必要です。

その意味で、「コロナウィルス・トラッカー」は視覚化ツールとしてのAR/VRの強みを最大限活用していると言えるでしょう。

今のところ「コロナウィルス・トラッカー」は感染が広がった現状をわかりやすく表現するのが主な用途となっています。

しかし、さらに詳細なデータが蓄積されることで、これからウィルスの感染を食い止めるための分析ツールとしても使えるようになるのではないでしょうか。

今後の世界的な感染症対策でAR/VRが本格的に利用されるようになるのではないかと感じさせる例でした。

参考:Coronavirus Tracker Visualises The Infection Scale In AR[VR Focus]








XRマッチョ


筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。

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