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空間デザインVR用SaaS「ToPolog」が「VR空間内での商品棚評価の脳科学検証」に採用

株式会社ジオクリエイツは、公益財団法人 流通経済研究所と株式会社NeUが共同で実施したVR空間内での商品棚評価の脳科学検証実験に、同社の「ToPolog(トポログ)」が採用されたことを発表しました。


VR空間内での体験者の視線分析データを活用

流通経済研究所とNeU社が共同で実施した「VR空間内での商品棚評価の脳科学と視線の検証実験」は、NIRSによる前頭前野脳活動とアイトラッキングの同時計測が可能なHMDデバイス「NeU-VR」により実施され、ジオクリエイツ社の空間デザインVR用SaaS「ToPolog」を用いてデータ解析が行われました。

また検証結果は、2020年2月27日に開催された食品・日用品メーカー、卸売業、小売業で構成されるSMD共同研究機構(流通経済研究所主催)にて、「生理指標を活用した売場評価に関する研究-エンドにおけるショッパーの探索行動への影響-」として流通経済研究所 三坂昇司 主任研究員(リテールテクノロジー活用研究リーダー)により発表されました。

「ToPolog」について

「ToPolog」は、VRソフトや、VRデバイスを限定せず、VR視聴中の体験動画をブラウザ上にアップロードして使用することができるSaaS型の空間体験定量化ツールです。

3DモデルのVRや現地撮影のVRを体験した動画から、視線や脳波の実測や推定を行い、空間体験を定量化することができます。

これによりユーザーが体験した空間の分節位置やリラックスした位置などを確認することが可能となります。

また、データベースを蓄積することによるAI機能も実装されており、業種別の学習データ・デバイスに応じたカスタマイズを行うことも可能です。

このデータを活用することで、適切な場所へのサイン配置、購買意欲の高まる売場レイアウトなど、目的に併せて空間体験をデザイン・AI化することができます。



検証実験について

▲NeU-VRを用いた実験風景と提示映像

本検証実験では、ToPologにNeU-VRからの脳活動とアイトラッキングのデータを入力する機能を追加しておこなわれました。

食品スーパーの売場での買物客に訴求するためのさまざまな施策について検証が行われました。

POPによる商品訴求を行った売場

関連商品陳列による売場

陳列商品数を増やすことによる売場

新商品を陳列することによる売場

を体験してもらい、その体験を定量化しました。

今回の実験では「POPによる商品訴求を行った売場づくり」が買物客にとって、無意識下で最も買いやすい売場につながっていることがわかりました。

▲ToPologによるデータ解析画面

▲NeU-VRとToPologによる実験・AI化フロー

実験の詳細や結果については、NeU社のサイトで公開されています。

実験の詳細・結果:公益財団法人 流通経済研究所と共同でVR空間内での商品棚評価の脳科学検証を実施

今後の展開

今後についてジオクリエイツ社は、空間体験を定量化するVR用SaaS「ToPolog」を各業界の先鋭企業と連携してオープンイノベーションの推進、空間デザインの民主化を実現していきたいとしています。

詳細:ToPolog紹介ページ

まとめ

「ToPolog」は、空間体験を定量化するツールとして、今回の実験では実際のスーパーの売り場をVR空間で体験してもらい、NeU-VRにより計測された体験中の脳活動視線データをToPologで分析・データの蓄積・AI化することで、売り場の評価が行われました。

VRを活用して、生理指標による検証を行ったことで興味深い結果が得られています。

VRを空間デザインに生かすだけでなく、空間体験をデザインすることを可能としています。

ソース:VR用SaaS「ToPolog」に関するプレスリリース[PR TIMES]








VRInside編集部


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