VRで休校支援!障害支援施設の子供達へ「VR動物園」を無償提供
2020/03/10 22:00

発達障害支援VRプログラム「emou」を提供する株式会社ジョリーグッドと和歌山県にあるアドベンチャーワールドは、共同で開発したジャイアントパンダやイルカたちを間近で見ることができる「VR動物園」を、障害支援施設で過ごす子供達に向けて、期間限定で無償提供することを発表しました。
遊びに行けない障害支援施設の子供達へVR動物園を配信
両社は、新型コロナウイルスの影響で遊びに行くことができない子供達が抱えるストレスを、VRテクノロジーによって解消できないかと考え、ジョリーグッドが提供する発達障害支援VRプログラム「emou」(エモウ)の中で、アドベンチャーワールドが提供するVR動物園を配信することを決定しました。
すでに発達障害支援VRプログラムemouを導入している施設では、3月10日よりemouアプリの中でそのままVR動物園を体験することができます。
配信期間:2020年3月10日(火) ~ 2020年4月30日(木)
VR動物園コンテンツ内容
「VR動物園」は、アドベンチャーワールドの動物達の様子を飼育スタッフやトレーナーでなければ体験できない、超至近距離の大迫力高精細VR映像で楽しむことができます。
VRゴーグルの無料レンタルも開始
emouを導入していない施設向けに、無料でVRゴーグルのレンタルも開始されます。
無料提供期間:2020年3月10日(火) ~ 2020年4月30日(木)
対象:全国の障害支援施設(放課後等デイサービス)
無料レンタル機器:VRゴーグル1台(※無料レンタル機器数には限りがあります。)
レンタル申込締切:2020年3月31日(火)
申し込み・問い合わせ:申し込みフォーム
発達障害支援VRプログラムemouとは
「emou」は、主に全国の発達障害支援施設に向け、VRによるソーシャルスキルトレーニング(SST)として提供されています。
「emou」は、対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能を獲得する SSTを、専門医の監修のもとVRプログラム化しています。
VRによって、場面の再現が簡単にできるため、経験の浅い支援スタッフでも良質なトレーニングを提供することが可能です。
ジョリーグッド社は、VRを活用したemouによって、今後は職業体験や生活の様々な場面を再現した「社会を予習」出来るサービスへと進化させ、『誰1人取り残さない』社会の実現を目指すとしています。
アドベンチャーワールドについて
アドベンチャーワールドは、ジャイアントパンダの飼育で人気のテーマパーク。
温暖な紀伊半島の和歌山県白浜町にあり、「こころにスマイル 未来創造パーク」をテーマに、陸・海・空の140種、1,400頭の動物が暮らしています。
まとめ
emouは、今年1月に開催された、経産省「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020」にて優秀賞を受賞しています。
既に導入している施設にとっては、子供たちが楽しめる新たな教材として活用されそうですね。
また、台数に限りはあるものの、無料レンタルが行われるということで、VRを導入したことがない施設にとっては、チャレンジする良い機会となりそうですね。
「VR動物園」は、飼育員の視点で動物を観察できるコンテンツとして教材としても魅力的ですね。
ソース:VR動物園に関するプレスリリース[PR TIMES]

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