5G時代の新たなxRの創出ヘ!バーチャルタレント事業のActiv8が約10億円の資金調達

バーチャルタレントのプロデュースやxRコンテンツの開発などを手掛けているActiv8株式会社は2020年4月1日(水)、株式会社小学館・株式会社Too・株式会社ホリプロなどを引受先とした、約10億円の第三者割当増資を実施したことを発表しました。
また株式会社Tooと業務提携を行い、バーチャルタレント事業におけるシステムソリューションの推進を目指していくということです。
Activ8が資金調達!VRライブなどのシステムを加速へ
Activ8株式会社はバーチャルタレントのプロデュースやコンテンツ開発・運用事業を行っているスタートアップ企業で、今年日本でも始まったばかりの5GやxRといったテクノロジーを活用した、新たなエンターテインメントコンテンツを生み出すことを目指しています。
そのActiv8株式会社が今回、
・株式会社小学館
・株式会社Too
・株式会社ホリプロ
などを引受先として、約10億円の第三者割当増資を行ったことを発表しました。
Activ8株式会社は今回調達した資金の使途を
・xRコンテンツ事業の強化
・Spectacle(仮称)の開発
・海外事業展開の強化
としており、5G情報通信インフラの整備によってさらなる普及が見込まれるxR領域において、バーチャルタレント事業で培ったノウハウを活用したコンテンツを開発していくとしています。
「Spectacle」とは
「Spectacle(仮称)」は、マルチデバイス対応の次世代VRコンテンツ提供を目指して開発されているのVRライブシステムで、ハイエンドグラフィックなVRライブをリアルタイムストリーミングで視聴することが可能です。
YouTubeなどのオンライン動画プラットフォームにおける視聴でも、リアルを超える5G時代ならではの高いユーザー体験が可能で、バーチャルタレントがこれまで以上に自身の魅力を発揮できるようなパフォーマンス空間の構築や、ファンとのコミュニケーションを深められる場の提供を目指しています。
「Spectacle」を使用して制作されたVRコンテンツの例
【VR】Kizuna AI - melty world ~Halloween Edition~【Special Music Video】
バーチャルタレント事業におけるシステムソリューションの推進へ
またToo社と提携した、バーチャルタレント事業におけるシステムソリューションの推進を目指しており、同社の持つ画像処理機器・制作支援サービスやクリエイター向け製品の開発・製造・販売のノウハウを活用して、バーチャルタレント事業における機材やシステムの提供や、バーチャルタレントとのコラボレーション商品の開発などを行っていくことが計画されています。
提携各社からのコメント
今回の資金調達にあたり、引受先の2社からのコメントが公開されています。
株式会社Too
「この事業に関する技術については、次世代メディアとしての役割だけでなく、ネットアバター化や遠隔医療の基礎技術として、さらに、人々の物理的・精神的コミュニケーションハンディキャップをなくすことのできる技術として、社会的にも素晴らしい可能性を秘めており、そのパイオニアであるActiv8様との提携や皆さまと投資にご一緒できることを非常に喜ばしく思います。」
株式会社ホリプロ
「バーチャルタレント領域における御社の圧倒的な存在感 × 当社が抱えるタレントやコンテンツ × 新たなテクノロジー × 海外展開 = 可能性は∞です。貴社並びに他社様とともに、まだこの世にない新たなエンターテイメントを生み出すことを楽しみにしています。」
まとめ
バーチャルタレント事業やxRコンテンツ事業を手掛けるActiv8が今回、ホリプロらを引受先にシリーズCで約10億円の第三者割当増資を実施しました。
同社はこの資金を元に、今年日本でも始まったばかりの5G技術を視野に入れた「xRコンテンツ事業の強化」「Spectacle(仮称)の開発」「海外事業展開の強化」を行っていくとしています。
特に注目なのは株式会社Tooと連携したバーチャルタレント事業におけるシステムソリューションの開発で、バーチャルタレントのさらなる活躍の場の創出や、多くの制約があるVR空間でできることを増やすことでよりワクワクできる世界の創出を目指しているということです。
5GとxR領域を掛け合わせることで、これからどんな体験ができるようになるのか非常に楽しみですね。
ソース:Activ8株式会社プレスリリース[PR TIMES]

VR・AR・MRからVTuberまでXRに関連して最新情報を配信します。