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コロナに負けない!世界的トライアスロンレース「IRONMAN」がバーチャルレースを開催

世界的トライアスロンレース「IRONMAN」がバーチャルレースを開催

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、オリンピックをはじめとして多くのスポーツイベントが延期、もしくは中止となっています。

そんな中、アスリートの活躍を待望するファンの声に応えるべく、テクノロジーを駆使して新たな試みを見せるスポーツ団体が現れるようになりました。

世界的なトライアスロンレース「IRONMAN(アイアンマン)」は、アスリートの自宅から参加できる大規模なバーチャルレースを開催し注目を集めています。


IRONMANがバーチャルイベント「Ironman VR Proチャレンジ」を開催!

IRONMANがバーチャルイベント「Ironman VR Proチャレンジ」を開催!

画像引用:VR Scout

4月4日から開催されたIRONMANによる「Ironman VR Proチャレンジ」は、仮想サイクリングによって提供される屋内サイクリングシステムを使用した仮想IRONMAN 70.3ボルダーバイクコースを使って行われました。

アマチュア選手は脈拍や心拍数などをチェックできるフィットネストラッキングデバイスを着用しながら、5 km走行、90 kmバイク、21 kmの計116kmを走行を行いました。

115か国から11,077人のアスリートが自宅から参加し、主催者発表によると11,077人のうち6,623人がすべてのイベントを完了したとのことです。

また、プロフェッショナル部門では、元IRONMANワールドチャンピオンも含めて4人の女性選手と4人の男性選手が参加し、Jocelyn McCauley選手と2度のIRONMANワールドチャンピオンのPatrick Lange選手が、それぞれ女子部門と男子部門で金メダルを獲得しました。

新たに発足した競技団体IRONMAN VIRTUAL CLUBは、公式のIRONMAN COVID-19サポート基金への寄付も表明しています。

IRONMAN VR1

今後はVR/ARテクノロジーも活用か

今後はVR/ARテクノロジーも活用か

画像引用:VR Scout

IRONMAN VR1リーグではVR/ARテクノロジーの利用はありませんでしたが、これらのテクノロジーが活用される可能性が指摘されています。

レースを目の前で観戦したいと考える観客にとってのメリットはもちろん、競技を行うアスリートにとってもテクノロジーの恩恵は大きいからです。

モニターを見ながらよりもVRやARで構築された仮想空間の方がよりレースに没頭しやすくなり、アスリート本来の力を出しやすくなります。

プロトライアスリートのAngela Naeth氏もIRONMAN VIRTUAL CLUBについて、「IRONMANによるこの新しい試みは、私たちすべてが愛するものに少しずつ近づく機会です。」と語っており、

オーディエンスとプレイヤーの両方が没入できるVR/ARテクノロジーが採用される可能性は低くはないでしょう。

4月10日から12日の期間に開催が予定されるIRONMAN VR2リーグでもVR/ARテクノロジーが採用されることはありませんが、今後のイベントの動きに注目したいところです。



積極的にバーチャルイベントを開催するスポーツ界

積極的にバーチャルイベントを開催するスポーツ界

パンデミック状態にある新型コロナウィルスの影響で、国内外で多くのスポーツイベントが開催できない状況になっています。

ファンのニーズに応えられないだけではなく、アスリートや競技団体が財政的に打撃を受けるケースも多く報じられるようになりました。

そのため、苦境を打破すべく今回のIRONMAN VR1のようにテクノロジーを駆使した、新たな試みを行なうスポーツも現れています。

例えば、アメリカモータースポーツのNASCARは、中止になったレースの穴埋めをすべくプロのNASCARドライバーがPCベースのレーシングシミュレーターiRacingを使ったeスポーツシリーズを行うことを発表しました。

iRacingによって再現されたスピードウェイで行われたバーチャルレースは、テレビでも中継され、100万人以上の視聴者を獲得するなど大いに注目を集めました。

まとめ

世界的な感染が広がる新型コロナによって多くのスポーツイベントが中止・延期になり、ファンの失望が大きくなっています。

そんな状況の中でも、競技の灯を消すまいとeスポーツ用のテクノロジーを使った新しい試みを行っています。

ファンにとって喜ばしいだけではなく、eスポーツの中継として異例の視聴者を獲得するなど、逆境を生かした新規ファンの獲得にも成功しているようです。

全世界が不安に包まれる中、テクノロジーが持つ可能性や苦境に負けないアスリートの精神力の強さを象徴するような試みに未来への希望を感じます。

こうしたムーブメントの中にVR/ARも活路をどんどん開いてほしいところですね。

参考:World Famous IRONMAN Competition Holds First Virtual Race Amid Lockdown[VR Scout]








XRマッチョ


筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。

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