リモート成約まで対応!不動産事業者向け「VRウェブ接客システム」無償提供を決定

VRのクラウドソフト「スペースリー」を運営する株式会社スペースリーは、新型コロナウイルスの感染拡大及び長期化の見通しが高くなってきたことを踏まえ、2020年4月26日(月)~2020年6月30日(火) の期間、不動産・住宅分野の全事業者向けに反響自動取り込みからリモート成約まで対応可能なLine連携チャット接客とVRウェブ接客システムを無償で提供することを発表しました。
無償提供される「VRウェブ接客システム」について
「VRウェブ接客システム」は、スペースリー社独自の特許技術である360度VRコンテンツの遠隔同期機能によって、接客担当者と顧客が同じ360度VRコンテンツの画面を鮮明な画像で共有しながらビデオ会議をすることが可能です。
さらに、画面共有される360度VRコンテンツは顧客と接客担当者の双方が操作することができます。
利用可能な機能
1 反響を自動取り込み可能な、Line連携チャットシステム
2 鮮明な画像でのパノラマVRコンテンツの画面共有が可能なVRウェブ接客システム
提供概要
申し込み期間:2020年4月13日~6月30日まで
無償提供開始予定:5月中旬~(予定)
対象者:不動産・住宅分野の全事業者
申し込み方法:申し込みフォーム
無償提供の背景
スペースリー社が3月15日に実施した全国の不動産、住宅分野の事業者向けのアンケート(有効回答数103社)では、64%の事業者が新型コロナウイルスの拡大に伴い、来客数の減少など大きな影響を受けていると回答しています。
また、対策として検討しているものとして全体の3割の事業者がVRなどの遠隔接客、2割の事業者がコミュニケーションツールと回答しています。
・VRなどの遠隔接客(29%)
・Zoomなどのウェブ接客(27%)
・コミュニケーション円滑のためのチャットツール(20%)
一方で、既に「スペースリー」を活用している事業者については、パノラマVRコンテンツのURL送付や、スペースリー社独自の顧客のVR閲覧通知機能、VR同期の遠隔接客機能を活用し、業務効率化を図りつつ非対面での成約を推進し、現在の感染症拡大の状況下でも、売上を伸ばしているということです。
スペースリー社では、このアンケート結果や先進的な取り組みを踏まえ、非対面での成約まで実現するための、Line連携チャット機能とVRウェブ接客システムを無償提供することを決定しました。
また、事業者に向けて無償提供への思いを次のように発信しています。
事業者に向けてのメッセージ
スペースリーはサービス開始から3年が過ぎ、3000以上の利用事業者、有料継続利用率は98.9%と多くの利用事業者に寄り添い事業を成長させてきました。
この未曾有の国難に立ち向かうために、これまでの感謝、また、事業者のお役に少しでも立ちたいという想いの中で、スペースリーがこれまで独自に蓄積した利用ノウハウと強みである技術力を結集して、不動産・住宅分野に課題解決に向けた一翼を担えれば幸いです。
まとめ
感染症拡大により、社会全体に影響が出ており、働き方やお客様の安全に配慮した接客も求められています。
今回、無償提供が決定した「VRウェブ接客システム」は、『人との接触を避ける』を実現しつつ、事業を継続できるツールの一つです。
不動産業界はVRの活用が進んでいますが、このような取り組みでさらに利活用が進みそうですね。
ソース:VRウェブ接客システムに関するプレスリリース[PR TIMES]

VR・AR・MRからVTuberまでXRに関連して最新情報を配信します。