自宅からアバターで働くことが可能に!「AVATARWORKS」プロジェクト誕生
2020/04/20 18:00

株式会社キッズプレートは、4月15日(水)に社内プロジェクト「AVATARWORKS」を発足し、アバターの姿で働く「アバターワーク」を普及させるための技術支援サービスの提供を開始したことを発表しました。
その運用テストも兼ねて、3つの飲食店と連携したオンラインイベント「オンラインハシゴ 酒」が4月10日(金)~4月12日(日)に行われています。
「AVATARWORKS」とは
「AVATARWORKS」は株式会社キッズプレートが発足させたプロジェクトで、企業がアバターワークを導入するために必要な
人材
環境
利用シーン
の3つを総合的にサポートしています。
4つの効用でビジネスシーンをサポート
このシステムは、ユーザーがスマホなどを使って自身の動きをトラッキングし、アバターと同期させて操作を行うもので、そのアバターを介してビジネス上のコミュニケーションを行うことが可能です。
アバターワークには
アバターを介することで対話している相手にポジティブな印象を与える
遠隔勤務の手段の一つとして自宅からでも参加が出来る
アバターの姿になることで顔や自宅の様子を隠すことが出来る
顔を隠しながら表情や仕草の非言語情報をある程度伝えることが出来る
などの効用があり、一番大きな特徴は自宅から遠隔でも就労が可能でありながら、アバター化によって一部の情報を秘匿出来るという点です。
同社によるとアバターワークは、これらの特徴で"テレワーク"への活用が大いに期待されると考えているとのことです。
また同社では、自社で対応できる領域に加え、プロジェクト参加者(個人・法人)と連携した最適なソリューションを提供していくということです。
運用テストを兼ねたイベントも実施
2020年4月10日~12日(日)には、「AVATARWORKS」の運用テストも兼ねたオンラインイベント「オンラインハシゴ 酒」が、ビデオ会議ツール「Remo」のオンライン会場で行われています。
このイベントは東京・神奈川・名古屋の飲食店が参加しており、
東池袋バナナボンゴ(東京)
川崎 Café IBIS(神奈川)
栄 Virtual Portal(名古屋)
の3店舗の連携により実施されています。
「Remo」は会場の俯瞰図に示されたテーブル内のメンバーとビデオ通話が可能になるサービスで、テーブルを自由に移動することで通話する相手を切り替えることが可能です。
このイベントは、会場に参加している飲食店のスタッフとプロジェクトスタッフが集まり、来場者が通話する相手を切り替えながらオンライン飲み会を楽しめるようにするというものです。
参加の3店舗は現在、今の社会情勢を受けて平常通りに営業ができない状態にあるお店で、オンライン営業についてキッズプレート社と協議・模索していたということで、その中で今回の企画に参加する運びになったということです。
参加店舗はそれぞれ異なる地域から参加し、来場者に対して店舗やスタッフ、または常連客の紹介なども行うことでイベントを盛り上げています。
プロジェクトスタッフは来場者が楽しめるように、テーブルを回遊しての接客だけでなく、ビデオ通話へ参加できない来場者のトラブルシューティング対応を行うなど、イベントの運営に中心的な役割をしています。
まとめ
今回キッズプレート社が、アバターでのビジネスコミュニケーションを可能にする「AVATARWORKS」プロジェクトを発足させました。
このシステムはユーザーが自身の動きをトラッキングすることで、オンライン会議などにアバターで参加することを可能にしています。
その運用を兼ねたオンラインイベント「オンラインハシゴ 酒」が、ビデオ会議ツール「Remo」上で今月10日~12日に行われており、東京・神奈川・名古屋の計3店舗の協力で実施されています。
このイベントは店舗やプロジェクトのスタッフがアバターとなって参加し、来場者が通話する相手を切り替えながらオンライン飲み会を楽しめるようにするというものです。
すでにアバターをビジネスに活用した事例は数多く現れてきていますが、テレワーク導入が進んでいる今の状況では、さらに需要が増えることが見込まれます。
アバター化によって一部の情報が秘匿できるという特徴がある本システムでは、自宅から参加してもプライバシーがきちんと隠せるというのもメリットですね。
ソース:「AVATARWORKS」プロジェクトプレスリリース[PR TIMES]

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