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現実世界の物体をデジタル世界に!物体をARコピペするアプリが登場

2020/05/24 18:00

アイキャッチ画像:VR Scout

現実の物理オブジェクトのデジタルクローンをキャプチャし、周囲の環境から分離させ直接PCにドラッグできるARアプリが登場し話題になっています。


現実の物体のデジタルクローンをキャプチャする「AR Copy Paste」

デザイナー兼プログラマーとして活動するCyril Diagne氏が提供する「AR Copy Paste」は、ARと機械学習を組み合わせて実世界のオブジェクトをキャプチャできるアプリです。

ARとしてキャプチャされたオブジェクトはPCの画面に直接ドラッグアンドドロップして、対応するさまざまなプログラムにドロップできます。

なお、AR Copy Pasteに対応しているソフトウェアとしては、

・Adobe Creative Suite

・Google Docs

・Keynote

・Microsoft Paint

・Powerpoint

などがあり、iOSとAndroidの両方のデバイスで利用することが可能です。

また、Diagne氏はテック系メディアVR Scoutの取材に対して、

現代における機械学習分野の発展のおかげで、正確に、わたしたちの周りの人や物体を検出し、自動的に背景を削除し、PC上のほとんどすべてのソフトウェアに結果を転送できるようになりました

と述べています。



「ARコピペ」を実現するための2つの技術

AR Copy Pasteは、機械学習がデジタルシステムとのインタラクションをより自然にするのにどのように役立つかという、インタラクションデザインに関するDiagne氏の個人的な研究がもとになっています。

クリエイターグループによる使用例などの研究結果を踏まえて、誰でも簡単に使用できるアプリの開発に仲間とともに取り組みを始めるようになったとのことです。

また、Diagne氏によると、現実世界の物体オブジェクトをARとしてコピペする技術は2つのオープンソース技術を使用して実現されています。

1つ目の技術は「境界認識型顕著オブジェクト検出(Boundary-Aware Salient Object Detection)」と呼ばれるもので、前景オブジェクトを識別しそれを周辺環境から分離するための技術です。

2つ目の「スケール不変特徴量変換(Scale-invariant feature transform)」という技術は、デジタルキャプチャをコンピューター画面の特定の位置に配置するために、スマートフォンとPC間を繋げる働きをします。

まとめ

身の回りのものをARモデルとしてコピーして、PCに映すことができるアプリが登場しました。

ARというと3DCGモデルを考えますが、現時点でAR Copy Pasteがコピペできるのは画像のようです。

とはいえ、周りの景色の中から取り込みたいものを適切にコピーできるようになっているので、AR Copy Pasteの技術を応用すれば3DCGモデルとしてコピペできるようになる日も近いのではないでしょうか。

これからの進化が楽しみな技術が登場しましたね。

参考:AR Copy Paste Lets You Digitize Real-World Objects Using Your Smartphone[VR Scout]








XRマッチョ


筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。

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