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ビジネスのためのVRコラボアプリ「VIVE SYNC」のベータ版を無償公開

2020/05/25 22:00

HTC NIPPON株式会社は、リモートコラボレーションとミーティングアプリであるVIVE Syncベータ版をビジネス用途とリモートワーカーに対して無償で利用可能にすることを発表しました。


VIVE Syncとは?

VIVE Syncは、コミュニケーションと生産性を向上させるためにビジネス向けに特別に構築されました。

安全で直感的なVRコラボレーションが可能となるツールで、社内外のチームが同一VR空間で協業ができます。

リリースの背景

「State of the American Workforce(Gallup, 2017)」レポートでは、リモートによる働き方は急速に新しい標準の一部になりつつあることが報告されています。

このレポートによれば、従業員の43%が少なくともある期間は社内メンバーから離れて働いており、37%はフレキシブルな仕事と在宅勤務の利点に対して会社を切り替えていくことに前向きであるとしています。

その一方で、「The Work Connectivity Survey(Future Workplace and Virgin Pulse, 2018)」では、孤独感のためにリモートワーカーが仕事を辞める可能性が高く、43%のワーカーが面談時間の増加はチームとの関係を深めるのに役立つと回答しています。

VIVE Syncを使用することで、チームはマネージャーや同僚達と重要な会議で対面して参加することができ、エンゲージメント、コラボレーション(協働性)、生産性を向上することが可能となります。

VIVE Sync活用することへのメリット

HTC VIVE 開発者 David Sapienza氏コメント

他のツールやメディアとは異なり、VRはリモートチームや従業員を同じ物理的な部屋で一緒にいるかのように接続し、従事する能力を持っています。

VIVE Sync は、世界中の同僚やパートナーが共有の仮想空間で交流し、生産性、コラボレーション(協業)、チームケミストリーを向上させます。

仕事の未来は急速にグローバル化され、より遠離化されていき、VRはこの新しい現実(New Reality)で成功するために必要なソリューションです。

引用元:VIVE SYNCに関するプレスリリース[PR TIMES]

NVIDIAのXRディレクター David Weinstein氏のコメント

VIVE Syncのようなアプリケーションは、VRで自宅から作業する分散したチーム間のコラボレーションと生産性を向上させると信じています。

NVIDIA VRSとVIVE Pro Eyeによって最適化されたVIVE Syncを使用してVRで対面会議を行うことで、グローバルなリモート従業員に臨場感と接続を提供します。

引用元:VIVE SYNCに関するプレスリリース[PR TIMES]

NVIDIAのRWWNについての詳細情報:NVIDIA公式サイト

様々な機能でリモートワークをサポート!

最大30人の参加者を同時にサポートするVIVE Syncは、社内のクリエイティブミーティングやオンライン教室でのディスカッション、仮想記者会見、さらにはリモートセールスプレゼンテーションなどの開催が可能です。

VIVE Syncは、Microsoft OneDriveと連携されており、参加者はサーバーにあるプレゼンテーション資料、たとえば動画ファイル、PowerPointプレゼンテーション、2D & 3Dアセットなどを簡単に共有することができます。

さらに、会議内での重要な決定事項や情報などのスクリーンショットの撮影や、音声からテキストへの自動変換メモを利用して、参加していないメンバーにも共有することが可能です。

自分そっくりのアバターも簡単に作成

App StoreとGoogle Playで利用可能なVIVE Sync Avatar Creatorモバイルアプリを使用して、参加者は自分らしくパーソナライズされた自分だけのアバターを作成できます。

フルボディトラッキングを使用すると、参加者のアバターは実際のボディランゲージと同じように同僚に完全かつ分割されていない注意を伝達できます。

Tobiiのアイトラッキングもサポート

VIVE Syncはトビ―・テクノロジー社のアイトラッキングもサポートしており、参加者の目の動きをキャプチャして同僚やクライアントとのより自然なやり取りを実現します。

VIVE Pro Eyeヘッドセットは、この技術がヘッドセットに組み込まれ提供されているので、単体でも目の動きをキャプチャすることが可能です。

無償β版で利用可能な機能

今回発表された無償のベータ版でも、法人・企業での利用では、以下の機能を含め、現時点でリリースされている全ての機能を利用することが可能です。

OneDriveとの連携

ファイルを安全にアップロードして、アプリケーションの内外で共有可能です。

PowerPoint、PDF、動画、画像をVR会議室の大画面で共有できます。

3Dモデルレビュー

3Dモデルをアップロードし、スケールアップ・ダウンをして、詳細な内部レビューが可能となります。

カスタムアバターデザイン

ユーザーに似せたアバターを自動作成することにより、よりパーソナライズ化されたアバターで没入感を高めることができます。

パーソナルノート

音声からテキストへの自動変換ノート機能(日本語対応)やスクリーンショット機能により、VR会議の後でも重要な情報を保存、共有することが可能です。

3D図面

3Dモデルや2Dファイルに注釈を付けたり、ホワイトボードセッションも保持できます。

会議用テーブルとプレゼンテーション会場

使い慣れた会議用テーブルの周りに集まるか、会議の参加者の数に応じては、プレゼンテーション会場のような座席も使うことができます。

VIVEエコシステムサポート

VIVE SyncはPC接続型VRやスタンドアロン型VRを含めすべてのVIVE製品に対応しています。

VIVE Syncは現在、全てのVIVEヘッドセットがサポートされています。

ダウンロード・詳細:VIVE Enterprise公式サイト



アップデート予定の便利な機能

ベータ版公開の後も、VIVE Syncは機能とサービスを追加が予定されています。

今後アップグレード予定の機能

VRヘッドセットを使わないPCからの参加

VRヘッドセットを持たない参加者も、PCビューアを介してVR会議に参加が可能となります。

ハードウェア互換性の拡張

Oculusリフト、Oculusクエスト、Windows Mixed Reality、Valve Indexを含む様々なVR機器をサポートします。

Hostコントロール

大規模な会議の進行をコントロールできるよう、参加者の強制ミュートや特定の機能のロックなどの機能を利用して、参加者の会議への集中を促すことが可能となります。

セッションの記録

会議全体を記録して、参加できなかったメンバーに共有が可能となります。

まとめ

β版とはいえ、すごい機能のVRコラボレーションアプリが無償公開されました。

VRをリモートワークに取り入れる企業も増えてきていますが、「VIVE Sync」によりVRの活用がすすみそうですね。

VRデバイスの普及も進みそうですが、今後のアップグレードでは、PCビューア機能もリリースされるということで、さらに活用が進みそうですね。

ソース:VIVE SYNCに関するプレスリリース[PR TIMES]








VRInside編集部


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