VR空間の仮想都市が誕生!「SERENITY KINGDOM」6/25にグローバルオープンへ
2020/06/23 20:00

株式会社SERENITYは2020年6月22日(月)、同社が開発・運営するVR空間上のスマートシティ「SERENITY KINGDOM」を、今年6月25日(木)にグローバルオープンさせることを発表しました。
「SERENITY KINGDOM」とは
今回発表された「SERENITY KINGDOM」は、SERENITY社が開発しているVR空間上に作られた仮想都市で、2020年6月25日(木)に一般公開される予定です。
今年春には次世代通信"5G"のサービスが日本でも本格的にスタートし、"4G"をはるかに凌ぐ高速・大容量の通信が可能になったことで、人々の生活や行動は大きく変わろうとしています。
そんな中で開発されている「SERENITY KINGDOM」は、一般のユーザーだけでなく企業までもがワールド内に参加することができ、現実との境目を忘れる事ができるようなリアルな未来都市を体感することができます。
ワールド内の土地が分譲中!住民登録も可能
「SERENITY KINGDOM」では現在、独自通貨を運用する「SERENITY Wallet」やワールド内に銀行を建設する「SERENITY Bank」が予定されているほか、
Amusement Park
Shopping Mall
Store Opening
Amusement IslandAmusement Island
といった、お店やアミューズメント施設などいろいろな企業の誘致を行うプロジェクトがあり、土地の開発が行なわれています。
現在はアミューズメントビルが建設されていて、自宅に居ながらワールド内でゲームを楽しむことが可能です。
今年5月には、韓国最大のスポーツブッキング事業会社・スポヴィル社とMOUを締結しており、今後はeスポーツやスポーツのリアルタイムオンライン中継(スポプレイ)などもワールド内で楽しめるようになります。

「SERENITY KINGDOM」Youtubeより
さらに「National Recruitment」というプロジェクトでは、住民の募集がされています。
住民登録をすると、ワールド内の土地の購入など様々な権利を先行して取得することができます。
今後は人口増の予想!新たなビジネスチャンスへ
「SERENITY KINGDOM」では今後、様々な企業との提携により流入人口がどんどん増えることが予想されており、新たなビジネスチャンスが期待されています。
現実世界では、山の開拓・インフラの整備・鉄道の開通・商業施設の建設を通して人口が増え、その土地の資産価値が上がってきました。
現在ワールド内では、これと同じ現象が起きようとしています。
VR空間上でもQOLの向上を
SERENITY社では「DEFS(デフス)」メソッドを提唱しており、それに基づいた人生の質の向上を目指すサービスを、今後提供していく予定がされています。
「DEFS」とは、米国の心理学者・マズローの5大欲求の中で「生理的欲求」を具現化したメソッドで
Detox
Exercise
Food
Sleep
という人間が健康に暮らすために欠かすことのできない、4つの行動の頭文字をとって名付けられています。
同社ではこの4つ全てが満たされることで身体のバランスが保たれ、人生の質の向上にも繋がると考えているとのことで、「SERENITY MARCHE(無農薬野菜や安全な豚肉の提供) 」「Corporate Gym(VRにより物理的な移動が必要なくなるからこそ、身体的健康を保つためのジム)」を立ち上げ、"SERENITY KINGDOM"ユーザーへ提供していくということです。
まとめ
VRスマートシティ「SERENITY KINGDOM」が発表されました。
これはVR空間上に開かれた仮想都市で、今月25日にグローバルオープンが予定されています。
現実の都市と同じく"土地"が分譲されており、企業の誘致や住民の募集が現在行われています。
さらには独自の通貨や銀行までワールド内に作るプロジェクトが計画されており、お店やアミューズメント施設の出店など、新たなビジネスチャンスが生まれようとしています。
2000年代後半あたりに「Second Life(セカンドライフ)」という仮想世界が世界的に流行りましたが、それを想起させる「SERENITY KINGDOM」は、これからどんな発展を遂げていくのでしょうか。
5G通信技術が開始された今、この仮想都市内でどんな生活が送れるのか注目が集まりそうです。
ソース:「SERENITY KINGDOM」プレスリリース[PR TIMES]

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