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VRゴーグル薄型・軽量化へ!Facebookが最新デバイスの研究プロジェクトを発表

VRゴーグルの最大の問題点でありVR普及を妨げる要素となっているのが、VRデバイスの大きさです。

VRデバイスは大きく重いため、装着し続けるのが難しいだけでなく装着自体に難色を示す人も少なくありません。

そんな中、FacebookのVR研究施設であるFacebook Reality Labs(FRL)はVRゴーグルの薄型・軽量化を実現するための研究プロジェクトを発表しました。


VRゴーグルが「かさばる」理由

そもそも、VRゴーグルはどうして大きくて重くなってしまうのでしょうか?

現在のVRテクノロジーでは、レンズと小さなLCDまたはOLEDディスプレイを使用して光を目に集中させます。

ディスプレイの光を目に適切に集めるためには、ディスプレイとレンズとの間にある程度の距離が必要です。

この距離がなければ光を目に集めるための十分な焦点力が働きません。

また、この構造をデバイスの中に収めることで最低でも350g程度は必要になるとされ、スタンドアロンVRのOculusQuestでさえ500g以上とユーザーが負担を感じてしまう重量になっています。

そのため、各社VRゴーグルの小型化・軽量化に乗り出していて、最近ではパナソニックが今年の初めに眼鏡型のVRゴーグルを発表し大きな話題となりました。

関連記事:パナソニックが世界初HDR対応の眼鏡型VRグラスを開発!CES2020にも参考出展



薄型・軽量化を実現するFacebookの研究

 

今回FRLが発表した研究の内容はVRゴーグルの薄型・軽量化を実現するためホログラフィック光学と折りたたみ光学を使ったディスプレイ技術です。

折りたたみ光学とは光が焦点を適切に結ぶための距離を稼ぐために複数回反射させるというもので、レンズとディスプレイの距離を縮めるためデバイスのコンパクト化が実現できます。

このディスプレイ技術によって、FRLによれば「9 mm未満のフォームファクタで、今日のVRヘッドセットに匹敵する視野を提供できる」とのことです。

 

ホログラフィック光学ではレーザー光源を使わなければなりませんが、レーザー光源を使うことで現行のデバイスで採用されているLEDよりもはるかに豊富な色のセットが実現できます。

とはいえ、ホログラフィック光学を使ったVRゴーグルは現時点ではまだまだ調査・研究段階の技術であり実用化には時間がかかりそうです。

実際、べンチトップモデルでは一部成功しているもののフルカラーとなるのはさらに時間が必要ですし、電源や処理など解決すべき他の要素も残っています。

まとめ

Facebookが研究・開発を進めている新しいVRゴーグルは、これまでのものよりもはるかに薄くて小さくなっています。

まさに「VRメガネ」と呼ぶにふさわしい外見です。

小型・軽量化することで装着時のめんどくささが軽減されることで、より簡単に快適なVR体験ができるようになるのではないでしょうか。

実用化までにはまだまだ解決しなければならない問題が多いと思われますが、是非とも製品化して欲しいですね。

参照:Holographic Optics for Thin and Lightweight Virtual Reality[Facebook Reality Labs]

参考:Facebook’s Future VR Headsets Could Feature Holographic Optics[VR Focus]








XRマッチョ


筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。

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