設置前にARでイメージを確認!「Place3D」と「WebAR」が提供開始へ

株式会社エム・ソフトは2020年8月21日(金)、様々な場所で物を置いた時のイメージが確認できるARサービス「Place3D」と「WebAR」の2製品を、同日より提供開始したことを発表しました。
ARで設置シミュレーションが可能に
今回登場した「Place3D」と「WebAR」は、様々なものを置いた場合のイメージを確認できるARサービスで、スマホやタブレットの画面越しに設置した時のシミュレーションをすることができます。
「Place3D」は複数のCGを組み合わせたシミュレーションができるスマホアプリ、「WebAR」はブラウザだけでARを実現できるWebサービスで、それぞれを単独で使用するのも組み合わせて使用するのも可能です。
これらは、今後
・BtoBでの営業・提案時
・建設現場でのBIMシミュレーション
など、ビジネスシーンでの利用に向けて展開していく予定になっています。
スマホアプリの「Place3D」
「Place3D」は、画面を通して現実空間に複数のCGを配置し、その物を置いた場合のシミュレーションすることが可能なスマホ向けアプリです。
周辺の床や壁などの認識した設置場所にCGを配置することができ、あらかじめアプリ内にCGを含めておくことにより、オフライン環境下でも利用可能になります。
このアプリは縦持ち・横持ちのどちらにも対応しており、iPhone・iPad・Android版が用意されています。
このアプリでは複数CGを組み合わせたシミュレーションが可能で、様々なCGを配置しての組み合わせの確認ができます。
CGモデルは、画面上の任意の位置にタップすることで出現します。
また人物合成(ピープルオクルージョン)にも対応しており、これに対応したiPhone・iPadであれば、人とCGの位置関係を正しく表示することができます。
さらにこのアプリはカスタマイズが可能で、本アプリをベースに既存のシステムやBIMと連携するといったカスタマイズにも対応しています。
同時にサービスが開始された「WebAR」と併用することなどもできます。
Webブラウザで利用可能な「WebAR」
「WebAR」はアプリのインストール不要で、Webブラウザで利用可能なARサービスです。
使い方は指定のWebページにアクセス後、カメラを起動してCGモデルを配置するだけです。
ブラウザにアクセスするだけでAR設置シミュレーションができるので、既存のWebサイトに組み込むことができます。
またリアルサイズのCGを出現させることも可能で、床面に向けて出現させたいポイントにタッチすればCGが表示されます。
CGは
・回転
・移動
・拡大
・縮小
ができます。
さらにECサイトや関連システムと連携することが可能です。
既存サイトとの連携による組み込みや、ECサイトと連動した商品のARシミュレーション誘導といった、API連携などのカスタマイズもできます。
まとめ
ARを使って様々な物を設置するシミュレーションができる、「Place3D」と「WebAR」のサービスが開始されました。
スマホやタブレットの画面を通して、物の設置イメージが確認できるもので、「Place3D」はスマホアプリで、「WebAR」はブラウザで利用することができます。
同サービスは今後、建設現場などビジネスシーンで展開されていく予定で、これからは設置前にARでサイズや設計確認をするのが当たり前になるかもしれません。
今やエンタメなど様々な分野で活躍しているAR技術は、私たちの生活になくてはならないものになりつつあります。
ソース:プレスリリース[@Press]

VRInside編集部
VR・AR・MRからVTuberまでXRに関連して最新情報を配信します。