Oculus Rift Sが2021年に販売終了!今後はスタンドアロンに一本化
2020/09/18 18:00

FacebookによるVR/ARテクノロジー発表会「Facebook Connect」ではOculus Quest2に関する発表が行われ大いに盛り上がりました。
その一方で、OculusのPC用VRヘッドセットOculus Rift Sが2021年に販売終了することがひっそりと発表されました。
Oculus Rift Sの販売が2021年で終了へ
Facebook Connectの発表をまとめた、9月16日(現地時間)のOculusブログの記事では当然のようにOculus Quest2に関する情報が中心となっています。
その記事の終盤に
今後はスタンドアロンVRヘッドセットに集中するため、Rift Sの販売は2021年に終了し、PC用ヘッドセットの開発はしない」
と思わず読み飛ばしてしまうくらいサラリとOculus Rift Sの販売終了について触れた記述がありました。
Rift Sの販売終了により、OculusがFacebookの傘下に入る前からブランドを支えてきた、PC接続型のVRヘッドセット「Rift」シリーズがブランドから姿を消すことになります。
代わりに新型モデルQuest2が発表されたスタンドアロンVRに一本化される方針が明らかになりました。
Riftプラットフォームは存続
とはいえ、Facebook・OculusがPCVRそのものから撤退するというわけではありません。
Oculusブログによれば、QuestとPCを接続してPCVRを利用できる「Oculus Link」によって、PCVRは大きく成長しています。
そのため、今後Quest2とOculus Linkを通じて、「LoneEcho II」や「Medal of Honor:Above and Beyond」などのハイエンドPC VRエクスペリエンスを提供しながら、Riftプラットフォームは引き続き成長していくとのことです。
まとめ
Oculus Rift Sが販売終了することが判明しました。
長らくOculusの主力VRヘッドセットの一角を担ってきた「Rift」シリーズが姿を消すことになります。
PC用VRヘッドセットの存在感の低下はOculus Linkが登場したときに予想された流れであることは事実ですが、実際にRIftがなくなるとなると一抹の寂しさを感じてしまいます。
スタンドアロンに一本化するという方針が明らかになったことで、FacebookによるVR戦略がさらなるVRの普及を目指した軽量化・低価格化のフェーズへと進んだといえるのではないでしょうか。
それだけ、新たに登場するQuest2のクオリティに自信があるということの表れかもしれません。
いずれにせよFacebook(Oculus)の活発な動きからは目が離せませんね。
参考:Oculusブログ

筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。