PSVR2のコントローラー?ソニーがValve Index風の新VRコントローラーの特許を出願

ソニーインタラクティブエンタテインメント(SIE)が新しいVRモーションコントローラーの特許を出願していたことが明らかになりました。
老舗テック系メディアLetsGoDigitalが最初に記事で報じ、複数のメディアも続々と特許情報の確認を行なっています。
PS Moveから大きく変わった新コントローラー
このコントローラーは筒状になっている現行のPlayStation Moveから大きく変わり、Valve Indexの「ナックル」とも呼ばれるコントローラーとよく似たデザインとなっています。
注目すべきはジョイスティックが搭載されたことで、VRコントローラーの主流のデザインになったということもできます。
また、デザインだけではなくコントローラーに埋め込まれたLEDトラッキングマーカーを使った6DoFのトラッキング方法も、OculusQuestやOculusRift Sと同様のものです。
世界知的所有権機関(WIPO)に出願された特許の技術文書では、ヘッドセットから光学的に追跡できることも示唆されており、この点でもOculusと似ているといえます。
現行のPS Moveコントローラーよりも広いトラッキングボリューム、より高い精度のトラッキングが可能となるとされています。
PSVR2用のコントローラーなのか?
今回の新VRコントローラーについてPS5に合わせて登場すると予想されるPSVR2用のコントローラーではないかと予想する声が当然多いようです。
トラッキング方法がPSカメラを使ったものから大きく変わったことで、より自由度の高いVR体験ができるようになるため、PSVR2への期待が高まっています。
しかし、このコントローラーが本当にPSVR2を対象としているものかは不明です。
そもそも、コントローラーは本当に製品化されるかどうかも明らかではありません。
今回の特許はソニーがコントローラーに関するアイデアを出願することによって保全するためだけのものという可能性もあるからです。
ソニーに限らず、特許出願がされたものの実際に製品化されないままという例は数多くあります。
このコントローラーもそうした例の一つとなる可能性も否定できません。
まとめ
ソニーの新しいVRコントローラーの特許情報が公開されました。
タイミング的に「PSVR2用のコントローラーではないか」と期待を寄せるユーザーやメディアが多いようです。
現行のPS Moveコントローラーよりも「標準的な」VRコントローラーに近くなったことで、さらに本格的で自由なVR体験ができるようになるとされています。
ただ、このコントローラーがPSVRのためのものではなく、ソニーによるVRヘッドセット用コントローラーである可能性もあります。
いずれにしても、今回の特許が製品化すれば楽しいVR体験ができそうです。
今後のソニー関連のVRニュースに注目ですね。
参考:Sony Patent Reveals VR Controller Design Seemingly Inspired by Valve Index[Road to VR]

筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。