MREAL史上最小かつ最軽量!キヤノンが最新MRヘッドセットを発表!

キヤノンは同社が開発する複合現実「MREAL」の最新ヘッドセット「MREAL S1」を発表しました。
「MREAL史上最小かつ最軽量」と謳われるMREAL S1はエンタープライズ向けとなっており、各種作業や事前検証、遠隔地同士でのプレゼンテーションでの活用が期待されます。
「MREAL史上最小かつ最軽量」のMREAL S1
「MREAL S1」は現実の世界にCGによる3Dモデルを合成することで複合現実を表現する「MREAL」の最新ヘッドセットになります。
設計段階から実機と同じような仮想検証が出来るため、開発期間短縮・コスト削減が可能です。
また、遠隔地同士をMREALで接続することで、現地で現物を確認するような体験を提供し、コロナ禍で人の移動に制限がある状況における業務支援にも期待されます。
今回のMREAL S1は、これまでのMREALデバイスの利用者、現場からのフィードバックを受け、持ち運びがしやすく快適に使えるようにシステムなど全体の見直しがされました。
「MREAL史上最小かつ最軽量」となっただけではなく、モバイルワークステーションで動作するようになり、従来機よりも安価で高いポータビリティを実現したとのことです。
「MREAL S1」の先行デモ受付が開始
「MREAL S1」は装着に関しては
・ヘッドマウントスタイル
・ハンドヘルドスタイル
の2通りで使うことができます。
ヘッドマウントスタイルはCADソフトウェアなどの両手を必要とする可能性のある産業用アプリケーションでの作業用に設計されているものです。
他方、ハンドヘルドスタイルは展示会などで手軽に体験する時に使いやすくなります。
キヤノンは「MREAL S1」のスペック、価格、発売時期に関してはまだ公表していませんが、先行デモ体験の提供を行うことを明らかにしています。
先行デモの受付は公式サイトから行うことができるとのことです。
まとめ
キヤノンのMREALデバイスの最新バージョンが登場しました。
軽量・小型化が図られたMREAL S1はこれまで以上に使い勝手がよくなっています。
現時点では価格などの発表は行われていませんが、MREAL S1はエンタープライズ向けとなっているので高価格になることが予想されます。
5G時代になりコンシューマー向けMRデバイスの要請が今後大きくなっていくことが考えれれますが、国内唯一のMRデバイスを開発する企業としてキヤノンの果たす役割が大きくなるのではないでしょうか。
今後日本国内でMRが普及していくカギを握っているといえる、キヤノンのMRデバイスの開発に注目ですね。

筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。