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VRでコロナ禍の舞台芸術活動の場を提供!「舞台 de VR」2021年春開始へ

2020/10/28 18:00

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舞台芸術を支援するVR配信実行委員会は、課金システム付の新たな映像配信プラットフォーム「舞台 de VR」を、2021年春季の開設を目標に開発していることを発表しました。


「舞台 de VR」とは

「舞台 de VR」は、舞台演劇などの活動がVRで配信できる課金システム付き映像配信プラットフォームで、2021年春のサービス開始を目標に開発が進められています。

2019年末以来のコロナ禍による各種社会活動の自粛要請もあり、演劇などの舞台芸術家たちの活動は壊滅的打撃を被っています。

同システムはこのような現状を打開するための一手段として提供されるもので、臨場感のあるVR動画を有料配信することにより課金収益が得られる新たな収益確保の場を提供します。

また舞台芸術家や団体であれば自由に使用することができ、新しいスタイルの舞台活動が期待されます。

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今後の開発スケジュールとして

・2021年2月 β版サービス公開、試験登録募集開始

・2021年5月 正式サービス開始

が予定されています。

コロナ後の舞台芸術の環境再生へ

現在のコロナ禍の影響で地方の劇場やホールの閉鎖・倒産は加速しており、さらに老朽化や耐震工事の予算も立たないなどで激減の一途を辿っているのが現状です。

当面は劇場・ホールの再建も見込めない社会環境が続いており、地方住民が文化への接点を維持できなくなる恐れすら出てきています。

これらの問題を打開できるのがネット配信であり、舞台活動を臨場感のあるVR映像で配信することで、大都市圏から離れた地域でも文化に触れる機会を創出します。

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このシステムは、主に小規模の実演家団体・個人とイベントを企画する劇場・ホール関係者が実施する舞台芸術表現をVRコンテンツとして発信するもので、

・演劇

・人形劇

・マジック

・能楽

・落語・演芸

・バレエ・舞踏

・音楽演奏・コンサート

・大道芸

の配信が想定されています。

エンドユーザーとなる視聴者は、定額料金か作品を個別購入する有料会員制で利用することが可能で、サービスを広く知ってもらうための無料コンテンツや、お試し入会なども用意されます。

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3つの特徴で舞台活動をサポート

「舞台 de VR」には、舞台活動をサポートする3つの特徴が備わっています。

特徴1:簡単にVR撮影が可能

従来の動画撮影は1台のカメラでは舞台全体を収めた、いわゆる「引き」の映像が主流で、臨場感を得るためにはカメラもスタッフも機材も増え、制作費が肥大化してしまうという課題があります。

このシステムでの撮影は、VRカメラを客席の最前列に1台固定して録画開始と停止を押すだけで可能になり、編集も複数のカメラ映像を組み合わせる必要もなく簡単にできます。

特徴2:撮影からアップロードまでサポート

システムの利用にあたり、機材の貸し出しや撮影から編集、アップロードの手順などがサポートされるため、VRの撮影経験のない方でも作品の配信が実現可能です。

これによって、新しい表現や収益手段の確保など新たな機会を提供していきます。

特徴3:本格的VR180を配信可能

このシステムでは、国内でも数少ない本格的「VR180」をサポートしており、360度を見渡せるタイプとは違って前方180度(背面は黒)のみに画面解像度を集中させます。

このため、高解像度を維持しながらファイル容量を抑えることが可能です。

まとめ

舞台演劇をVRで有料配信ができるプラットフォーム「舞台 de VR」の開発が、2021年春のリリースを目標に進められています。

このシステムは舞台やイベントを実施する団体やアーティストなら利用することが可能で、エンドユーザーとなる視聴者に向けて舞台などを有料配信ができます。

昨今のコロナ禍で舞台収益などの場が激減していますが、VRであれば臨場感のある舞台が安全に観覧できるので、これからの芸術家たちの収益活動にピッタリですね。

今後は新しい観劇スタイルが流行っていくのではないでしょうか。

ソース:「舞台 de VR」プレスリリース[@Press]








VRInside編集部


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