OPPOがARグラスの新デザインを発表!2021年に発売へ
2020/11/21 18:00

11月17日、中国を拠点とするスマートフォンメーカーOPPOはオンラインイベント「Inno Day」を開催し、新しくデザインされたARグラスを発表しました。
「OPPO AR Glass 2021」と呼ばれるARグラスは新たな光学系を採用することで、前年に発表されたモデルよりも小型化・軽量化を実現したとのことです。
OPPOがARグラスの新デザインを発表
OPPOは2019年にもARグラスのプロトタイプを発表しています。
そのときの「OPPO AR Glass」はHoloLensのようなゴーグル型のデザインとなっていました。
今回OPPOが発表した「OPPO AR Glass 2021」はNrealLightと同様の「Birdbath」と呼ばれる光学系設計を採用するなど、大幅な小型化・軽量化に成功しています。
デザインも左右が分かれたスプリットデザインのメガネ型になり、普段でも利用しやすい形になりました。
利用する際にはnapdragon865チップセットを搭載したOPPOFind X2 Proなどのスマートフォンに接続し、音声やジェスチャーによって操作します。
視野角などの詳細については明らかではないものの、OPPOは「わずか3メートル離れた90インチのテレビを見る」ようなものとしているので、視野全体が塞がれるわけではないようです。
そのほか、ユーザーのジェスチャートラッキングとリアルタイム空間認識を行うためのステレオ魚眼カメラ、1つのToFセンサー、および1つのRGBカメラが含まれています。
2021年の発売に向けコンテンツの充実も
OPPOは「OPPO AR Glass 2021」の発売が予定される2021年に向けて、コンテンツの提供をさらに強化するためのいくつかのプログラムに取り組み始めています。
例えば、
MOBAスタイルのゲーム
タワーディフェンスゲーム
英語学習アプリ
iQIYIのビデオ視聴アプリ
オンライン小売業者JDの家庭用家具アプリ
などの「初期段階」と位置付けられたコンテンツの一部を披露しました。
また、「OPPO CybeReal」と呼ばれる高精度な位置特定を行えるARナビゲーションアプリも発表されています。
OPPO CybeReal works by building a digital-twin world for high-precision localization. It will rely on OPPO Cloud storage, computing and data transmission capabilities for its high accuracy. #OPPOINNODAY20 pic.twitter.com/EWXfgxSi5E
— OPPO (@oppo) November 17, 2020
さらに、OPPOはARコンテンツパートナーの採用プッシュ、開発者サポートプログラム、まどの開発者プログラムを2021年から開始するとしており、ARコンテンツの充実の準備を着々と進めているようです。
まとめ
OPPOがARグラスの新デザインを発表しました。
大きめのサングラスのような日常に取り入れやすいデザインとなっているので、気軽にARを利用できるようになるのではないでしょうか。
OPPOは日本国内では馴染みのあるメーカーというわけではありませんが、今後ARメガネが国内でも流通するようになれば有力な選択肢として知名度を上げていくかもしれません。
そのために、ARコンテンツをより充実させて欲しいですね。
参考:OPPO Unveils Smartphone-tethered AR Glasses, Push for Content Coming in 2021[Road to VR]

筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。