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VRで作業中の危険を体験!NTTが新しいVR研修システムを提供開始

NTTテクノクロス株式会社は、作業員に対する安全教育や研修をVR空間上で実施可能な「VR安全意識向上サービス」の新バージョンを、2020年12月7日から提供開始することを発表しました。

新バージョンでは、無線VR器機の採用により事前準備や取り扱いがより簡便化され、高度なVR研修を補助者なしで受けることが可能となります。


VR安全意識向上サービスとは

NTTテクノクロスがNTTグループ各社から収集した工事作業に関する重大事故などの知見をもとに、2019年12月に販売開始したサブスクリプション型のサービスです。

作業中の事故例などをVRで体験することにより、事故の怖さと正しい作業を学ぶことができ、安全作業ルールを定着させることが可能な教育効果の高い研修を実現するコンテンツとなっています。

VR安全意識向上サービスについて

開発の背景

建設や設備工事の現場では、作業中の事故を撲滅するために、作業員への安全教育や研修は欠かせません。

近年、VR技術を用いた安全教育や研修を導入する企業が増えていますが、研修の実施に際し、安全面から補助者のサポートが不可欠となっています。

コロナ禍の現在、密閉・密集・密接のいわゆる"3密"を避けることが推奨されており、VR研修においても密を避ける必要が生じています。

作業者が一人でも、安全かつ簡単に、機器の準備から利用までが行えるVR研修のニーズが高まっており、そんな背景から今回のシステムが開発されました。

VR安全意識向上サービスの特徴

VR安全意識向上サービスの利用イメージ

www.ntt-tx.co.jpより

VR安全意識向上サービスの画面イメージ

www.ntt-tx.co.jpより

補助者不要で3密を回避

従来構成ではVR機器とパソコンがケーブルで結ばれており、ユーザーがケーブルに足を取られることを防ぐために補助者が複数人必要となっていました。

新バージョンでは無線VR機器の採用によりケーブルを気にする必要がなくなったため、ユーザーは1人でも視聴体験が可能で、3密を回避することができます。

また、パソコンも不要なので、パソコンに不慣れなユーザーもガイダンスやマニュアルに沿って1人で簡単に利用することが可能です。

機材削減、取り扱いも簡単に

ケーブル接続のVR機器を採用していた従来の構成では機材が多く、設置にはある程度広いスペースが必要な上、設置自体も大変でした。

新バージョンでは機材の数が2分の1と簡素化されており、狭い会議室などでも利用可能となっています。

さらに、機材は箱に収めて持ち運びが可能で、利用場所が制限されず、管理も手軽になっています。

機材数の削減により、新バージョンのコストは従来のものと比較し4分の1程度に抑えられています。

サブスクで新コンテンツがいつでも体験可能

VR安全意識向上サービスは新コンテンツを含め、すべてのコンテンツが月額利用料のみで利用可能となっています。

NTTグループの1万人以上が体験し、体験者の86%が「体験前より事故が怖い」と回答した15種類の豊富なコンテンツに加え、新たに

・配線工事における高所作業時の転落

・架上ラック上作業時の転落

が体験できるコンテンツが追加されました。

コンテンツは、建設や設備工事だけでなく工場や農林水産業などでの作業事故や交通事故など、拡大が予定されています。



価格(税別)

月額8万円/1ライセンス

※無線VR機器は別途費用が必要。

まとめ

ウィズコロナ時代の安全教育や研修を実現するため、NTTテクノロスから、無線VR機器を採用した新しいバージョンの「VR安全意識向上サービス」の提供が、2020年12月7日より開始されます。

コロナ禍であっても、建設や設備工事の現場は稼働していて、安全教育や研修は必要とされています。

VR技術を活用することにより、3密を避けつつ、質の高い研修を実施することは、これからの新しいスタンダードになっていきそうですね。

参考:NTTテクノロス公式サイト








VRInside編集部


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