VR Inside

VR/AR/MRの未来を創るビジネスニュースメディア

VR Inside > ニュース > 新型コロナワクチン注射用のVRシミュレーターを京大医学部監修の下で開発!

新型コロナワクチン注射用のVRシミュレーターを京大医学部監修の下で開発!

イマクリエイト株式会社が2021年4月27日(火)、京都大学大学院医学研究科による監修の下、ナップ技術を用いた注射シミュレーターを医療従事者向けに開発したことを発表しました。



VR注射シミュレーター開発の背景

VRテクノロジーを使ったカラダの動きのデータ化と社会実装を進めているイマクリエイト社が、独自技術であるナップ技術を用い、医療従事者向けの新型コロナワクチン注射用のVRシミュレーターを開発しました。

ワクチン注射の技術は京都大学大学院医学研究科が監修しており、今後全国の医療機関への展開が予定されています。

新型コロナワクチンの医療従事者以外への接種が開始され、より早く、より多くの人への接種が目指されている今、

接種の担い手確保

は喫緊の社会課題となっています。

そのため、新たな接種の担い手として、

・普段の現場では注射を行わない医療関係者

・退職や離職により医療現場を離れている人

・特例に基づいた歯科医

といった、今現在は患者への筋肉注射をしていない人たちを活用する可能性が模索されています。

イマクリエイト社は、ワクチン接種にあたって慣れない作業から来る作業者・利用者双方の不安を解消したり、現場での混乱を未然に防ぎ、ワクチン接種を1日でも早く完了させる為には、事前研修が重要になると考えているということで、そういった背景からVR注射シミュレーターの開発・提供に至っています。

VR注射シミュレーターについて

VR注射シミュレーターとは、VR空間内に表示されるお手本に沿って注射の練習をすることで、新型コロナワクチンに代表される筋肉注射の手順を、感覚的に覚え、身に着けることができるシミュレーターです。

座学や資料を用いて行う学習に比べ、手順の間違いや漏れを防止できるといった、より高い学習効果が期待されています。

またVR注射シミュレーターには、イマクリエイト社独自の「ナップ」技術が活用されています。

「ナップ」とは?

「ナップ」は、様々な”動き”を、3Dモデルを活用しVR空間上に立体的に再現し可視化する、イマクリエイト社独自のバーチャル技術です。

現在の情報伝達の手段は「聞く」、「読む」、「見る」など「伝える」ことが中心です。

そのため、「実体験を伴わせる」ことができませんでした。

しかし「ナップ」を活用するとVR空間上に「入る」ことで、画像や動画など2Dとして「見る」ことしかできなかった”動き”を、「伝える」と「体験する」が両立した情報として伝達することが可能になります。

「伝える」と「体験する」が両立した情報には

・動きをあらかじめデータ化しておくことで、その動きをお手本としてトレーニングをする

・動きを見ながらのマンツーマン指導を遠隔で行う

・自らの動きをリアルタイムで確認しながら練習する

・技術を動きとしてデータ化し、後世に残す

といった様々な活用が期待されています。





今後の展開

イマクリエイト社は、今回開発したVR注射シミュレーターがどの医療従事者も短期間で同様の手技が行えるようになる為の一助となるよう、今後全国の市区町村が運営する新型コロナワクチンの接種会場や医療機関への導入を目指しています。

まとめ

イマクリエイト社が、京都大学大学院医学研究科の監修のもと、新型コロナワクチン注射用のVRシミュレーターを医療従事者向けに開発した事を発表しました。

このVR注射シミュレーターは、人材不足が懸念されているワクチン接種担当者を新たに確保する際に、事前研修として活用されることを目標に開発されています。

勢いの衰えを見せない新型コロナウィルス感染症の拡大ですが、全国民がワクチン接種を終えることは、感染拡大を終息させるための希望の光です。

そのワクチン接種が、安全かつ迅速に終了する為には、接種担当者の技術の均質化と向上は必須と思われますので、VRを活用したシミュレーターの活用が広がり、一日も早く接種が完了してほしいものですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]








VRInside編集部


VR・AR・MRからVTuberまでXRに関連して最新情報を配信します。

最新ニュースを読む