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軍用ARフライトトレーニングを開発したRed6が3,000万円の資金調達を発表

軍事訓練用のAR機能を備えた航空機プラットフォームを構築しているRed6は、その使命を前に進めるするためにシリーズAへの3,000万ドルの資金を調達したことを明らかにしました。



米国空軍が抱える課題とRed6社

米国空軍が抱える課題とRed6社

動画:米国・実験航空機協会(EAA)によるRed6の紹介動画

米軍はすぐさま実戦に投入できる練度のパイロットが不足しているという問題を抱えています。

これまでVRベースのフライトシミュレーターを使うことによってトレーニングを行なってきましたが、やはり実際に飛行経験を積むことに及びません。

しかし、実際に飛行しながらの戦闘訓練では訓練制のほか、敵役の戦闘機をも飛ばさざるを得ないので、燃料その他のコストがかかってしまいます。

2018年に設立されたRed6はこの問題を解決することを目標として、実際に飛行しながら訓練シナリオをパイロットに体験させるARを活用した空挺戦術拡張現実感システム(ATARS)を開発しました。

コックピットでARを使用するということは、訓練中のパイロットが、たとえば、仮想航空機とのドッグファイトや仮想地上ターゲットでの機銃掃射の練習をすることも可能です。

実機同士の訓練を行うのと比較して、ARアプローチは実際に1つの飛行機だけがあればよく、より費用効果の高いトレーニングを行うことができます。

今年6月の初め、Red6はATARSのシステムをより進化させるため、SnowpointVenturesが主導するシリーズAの3,000万ドルの資金調達を行いました。



ARを使ったパイロット訓練システム

 

ARを使ったRed6のATARSのアプローチは、リアリズムを犠牲にすることなく、パイロットの訓練を行うことができます。

実際の航空機で実際に飛行することによってのみ再現できる、飛行のすべての現実的なG力およびその他の側面を感じることができるからです。

視覚的には、ATARSはRed6独自のデザインでヘルメット型のARディスプレイとなっています。

このディスプレイは飛行訓練でも使えるように屋外の明るさで動作可能であり、150°の視野を持っているのが特徴です。

現在ATARSBerkut540航空機で利用されていますが、米国空軍のパイロット訓練に使用されるT-38Talon機でも使えるようにするためのシステムも開発していると、Red6は述べています。

Red 6の技術がデモまたはパイロット段階をどの程度超えているかは明らかではありませんが、同社によると米国の中小企業革新研究プログラムのフェーズIIIに到達したとのことです。

まとめ

米国のRed6社のARを使った軍用パイロット訓練システムが3,000万ドルの資金調達を行いました。

米国空軍で課題となっているパイロットの訓練不足を解消するソリューションとして期待されいるようです。

実際に飛行する訓練機に搭載することで、VRシミュレーターでは得られない加速やGを体感しながらミッションのトレーニングを行うことができます。

軍事関連への技術利用は議論が分かれるところかもしれませんが、民生品の発展や進化と軍事研究は密接に関連している面もあります。

このシステムによって得られた知見が平和利用されることに期待したいですね。

参考:Red 6 Raises $30 Million for In-flight Military AR Training Platform[Road to VR]

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筋トレとVRを愛するライター。VRでマッスルを実現できないか現在思案中。

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